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リスキリング支援サービス『Reskilling Camp』企業におけるリスキリング施策の実態調査(2024年12月版)

~2025年度のリスキリング予算は500万円以上~1千万円未満が約40%に~

「はたらいて、笑おう。」をビジョンに掲げるパーソルグループのパーソルイノベーション株式会社 Reskilling Camp Company(本社:東京都港区、Reskilling Camp Company代表:柿内 秀賢)が展開する、リスキリング支援サービス『Reskilling Camp(リスキリング キャンプ)』( https://www.reskillingcamp.jp/ )は、全国の企業にお勤めの方を対象に、「リスキリング施策」に関する定点調査を四半期ごとに実施しています。

8回目となる今回は、定点観測に加え、2025年度のリスキリング計画やリスキリング施策に対する年間予算に加え、リスキリング施策を積極的に行っている業界のイメージと実施状況を調査しましたのでその結果をお知らせします。

※本調査でいうリスキリングとは、「新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得する/させること」と定義しています。

■調査サマリー

・リスキリング施策の実施率は、全体で継続して約40%の傾向を維持し、大企業では約60%が実施

・リスキリングで重視するスキルの上位3位は、「データ活用」「セキュリティ」「ITプロジェクトマネジメント」

・2025年度の最も注力・強化したいスキルは「AI活用(ChatGPT等)」

・リスキリング施策を実施した企業の約70%が成果を実感

・2025年度のリスキリング実施意向は、全体の約40%が実施予定。そのうち新たに実施予定の企業は約20%

・2025年度のリスキリング施策の年間予算のボリュームゾーンは500万円以上~1千万円未満が約40%

・リスキリングに積極的な業界のイメージにおいて、通信・情報サービス業が約40%と最も高い結果に

■参考データ

・リスキリング施策の実施率(全体・企業規模・業種別)

・リスキリング施策において重視するスキル(全体・企業規模別)

・2025年度のリスキリング施策で注力・強化するスキル(職種別)

・リスキリング施策の成果実感(全体)

・2025年度のリスキリング実施意向(全体・業種別)

・2025年度のリスキリング施策の年間予算(全体・業種別)

・リスキリングに積極的な業界イメージと実態

 

▶今回の調査結果及び新しい設問に関する結果は、公式サイトでダウンロードいただけます。

https://www.reskillingcamp.jp/useful/202412report

 

■前回(企業におけるリスキリング施策の実態調査 2024年9月版)

https://www.persol-innovation.co.jp/news/2024-1002-8

 

■調査結果

リスキリング施策の実施率は約40%の傾向を維持

所属企業において、「直近1年の間で、従業員のリスキリング施策に関する取り組みを行いましたか︖」と尋ねたところ、「実施した」との回答は、前回の42.2%に比べ0.4PT減少し、今回は41.8%となりましたが約40%の傾向を維持しています。

企業規模別でみると、大企業では、「実施した」との回答が63.0%と前回の62.4%に比べ、0.6PT上昇し、中小/スタートアップ企業では、31.9%(前回34.1%)となり、リスキリング施策は、引き続き大企業が先行して取り組んでいる実態が伺えます。

業種別でみると、製造業において「実施した」との回答が55.8%と情報通信サービス業32.3%、その他39.6%と比較して、半数以上が実施していることが分かりました。

 

リスキリングで重視する上位3位のスキルは、1位「データ活用」2位「セキュリティ」3位「ITプロジェクトマネジメント」

所属企業が取り組むリスキリング施策において、「重視されるスキルは何ですか?」と尋ねたところ、全体1位は「データ活用」(36.8%) 、2位「セキュリティ」(36.4%)、3位「ITプロジェクトマネジメント」(32.7%)となりました。

企業規模別でみると、大企業の1位は「セキュリティ」(42.0%)、2位「データ活用」(40.6%)、3位「ITプロジェクトマネジメント」、「クラウド活用」(39.9%)に対し、中小/スタートアップ企業の1位は「データ活用」(33.1%)2位「「セキュリティ」(31.4%)、3位「ITプロジェクトマネジメント」(25.6%)となりました。

  データ活用やセキュリティが重要視されているのに加え、企業規模によらずITプロジェクトを計画・実行し全体を牽引するITプロジェクトマネジメントが重要視されていることが分かりました。

 また、2025年度のリスキリング施策の中で最も注力・強化したいスキルを尋ねたところ、「ビジネス・BIZ」、「バックオフィス」、「技術・研究」 の3つの職種において、「AI活用(ChatGPT等)」がいずれも約30%で1位となりました。

 

リスキリング施策実施企業の約70%以上が成果を実感

所属企業が取り組むリスキリング施策において、成果実感について尋ねたところ、「大きな成果が実感できた」との回答は、16.0%(前回13.4%)、「成果を実感できた」との回答は55.0%(前回56.5%)となり、リスキリング施策の成果を感じている企業は、全体で71%となりました。

 

2025年度のリスキリング実施意向は、全体の約40%が実施予定 そのうち新たに実施予定の企業は約20%

2025年度のリスキリング施策の実施意向について尋ねたところ、「継続してリスキリング施策の実施計画・意向がある」と回答した方は22.4%、「新たにリスキリング施策の実施計画・意向がある」と回答した方が18.0%となりました。

業種別でみると製造業のリスキリング実施意向が58.4%と、情報通信サービス業の23.8%に対して半数を超える結果となり、リスキリングの実施率同様高い数値となりました。

 

2025年度のリスキリング施策の年間予算のボリュームゾーンは500万円以上~1千万円未満が約40%

2025年のリスキリング施策の年間予算を尋ねたところ、500万円以上~1千万円未満が一番多く36.9%、次いで、500万円未満が18.8%、1千万円以上~3千万円未満が18.1%となりました。その一方で年間予算として1億円以上の計画をしている企業も8.5%含まれていることが分かりました。

業種別でみると、製造業では500万円以上~1千万円未満が35.2%、1千万円以上~3千万円未満が26.3%と年間予算の中心となっており、通信情報サービス業では、500万円以上~1千万円未満が29.7%、1億円以上が13.5%と年間予算において、大きな差がみられる結果となりました。

 

リスキリングに積極的な業界のイメージにおいて、通信・情報サービス業が約40%と最も高い結果に

リスキリングの推進に積極的な業界のイメージを尋ねたところ、1位は「通信・情報サービス業」(36.8%)、次いで2位は「建設・土木・工業・製造業」(27.0%)、3位は「サービス業」(22.0%)という結果になりました。

実際に実施した業界では、1位は「建設・土木・工業・製造業」(43.9%)、次いで2位は「通信・情報サービス業」(18.6%)、3位は「サービス業」(12.3%)とイメージ調査の上位3位業界と概ね一致していることが分かりました。

※本設問においては、8つの業種カテゴリに中分類(金融業・保険業/建設・土木・工業・製造業/エネルギー・インフラ・運輸業/卸売業・小売業/通信・情報サービス業/医療・福祉業/サービス業/その他)し再集計。

■まとめ

パーソルイノベーション株式会社 Reskilling Camp Company代表 柿内 秀賢

8回目となる本調査では、定点観測的な項目に加え、2025年のリスキリング施策の計画・意向や年間予算などの2025年の動きに加え、リスキリングに積極的な業界のイメージ調査とその実態について実施しました。

今回の調査の結果では、継続的に4割の企業がリスキリングを実施しており、2025年以降もその数値は大きく変わらないものの、その内2割が新規で取り組む予定など、新たな動きも見えてきました。

特に、製造業においては、リスキリングの実施率は55.8%と非常に高く、2025年度の取り組み予定も58.4%と数年前と比較し、デジタルを活用し本格的に業務改善を行う企業が多くなってきています。

リスキリングで重視・注力するスキルにおいては、「データ活用」や「AI活用(ChatGPT等)」が上位に位置するなど、職種を問わず現場のニーズに即したデジタル人材へのリスキリングが成果実感にも繋がっていると考えられます。

導入事例(デジタル人材活用プログラム):https://www.persol-innovation.co.jp/news/20241118

※上記結果の資料は、公式サイトでダウンロードいただけます。

■調査概要

調査手法 ︓ インターネットリサーチ Fastask(株式会社ジャストシステム提供)でアンケート調査を実施

調査対象 ︓ 全国の企業にお勤めの方

調査期間 ︓ 2024年11月5日(火)~2024年11月9日(土)

対象人数 ︓ 660

企業属性 ︓ ※大企業︓従業員数が300人以上の企業

※中小企業とスタートアップ︓従業員数が300人未満で、新規事業開発と成長を経営の主軸に置かない企業と従業員数が300人未満で、新規事業開発と成長を経営の主軸に置く企業。大企業の子会社やグループ会社は含まれない。

※製造業:電子部品・デバイス・電子回路製造業、情報通信機械器具製造業、

電気機械器具製造業(上記に含まれないもの)、その他製造業

※通信情報サービス:通信業、情報サービス業、その他の情報通信業

お 願 い ︓ ※本調査結果や資料を引用いただく際は、必ず出典元としてパーソルイノベーション株式会社『Reskilling Camp』とご記載いただき、引用元としてリンクの記載もお願いします。またメディア以外の企業リリースでの引用は、事前に問合せを入れていただきますようお願いします。

■『Reskilling Camp』について

< https://www.reskillingcamp.jp/ >

『Reskilling Camp(リスキリング キャンプ)』は、総合人材サービスを提供するパーソルグループのノウハウを活かし、リスキリング※に強みを持つデジタル人材育成サービスです。需要の高まるデジタル人材育成において「何を学ぶか」「どう学ぶか」に課題を持つ企業に「各社のニーズに合わせた柔軟なカリキュラム設計」「コーチによる学習伴走」を通じてサービスを提供しています。

※1 「リスキリング(Re-Skilling)」とは、個人においては「市場ニーズに適合するため、保有している専門性に新しい取り組みにも順応できるスキルを意図的に獲得し、自身の専門性を太く、変化に対応できるようにすること」、企業においては「従業員が社内で新たな業務に就けるようにするための再教育のこと」を言う。大学等に入り直す「リカレント教育」に対して仕事を続けながら継続して学び続けることを指す。

▶お知らせ

リスキリング支援サービス『Reskilling Camp』代表の柿内 秀賢が、リスキリングをテーマとした書籍『リスキリングが最強チームをつくる』を2024年3月22日に刊行しました。デジタル普及下での新たなリーダーシップや、DX後の姿を描く「構想」と、構想を「実行する」一気通貫で牽引する課題に興味がある方におすすめです。

・書籍名:リスキリングが最強チームをつくる(ディスカヴァー・トゥエンティワン)

・著者:『Reskilling Camp』代表 柿内 秀賢

紀伊國屋新宿本店 ビジネス1位/単行本総合1位(2024年5月1週)

丸善丸の内本店 ビジネス1位(2024年4月7日付け)

丸善日本橋店 ビジネス1位(2024年3月31日付け)

ブックファースト新宿 ビジネス1位(2024年3月17日~3月23日)

・Amazonページ:https://amzn.asia/d/aWiFgqc

 

■パーソルイノベーション株式会社について

https://persol-innovation.co.jp/

パーソルイノベーション株式会社は、パーソルグループの次世代の柱となる事業創造を目的として、2019年4月に事業を開始しました。リスキリング支援サービス『Reskilling Camp(リスキリング キャンプ)』や、新規事業創出プログラム「Drit(ドリット)」から創出された、コミック教材を活用した研修サービス『コミックラーニング』、副業マッチングサービス『lotsful(ロッツフル)』などを運営するとともに、新たな事業開発や、デジタルトランスフォーメーションを推進、パーソルグループのイノベーションを加速していきます。

 

 



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企業情報

企業名 パーソルイノベーション株式会社
代表者名 大浦 征也
業種 ネットサービス

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