2024年11月に実施したeSIM日本市場における消費者アンケートによる調査結果を発表〜徐々に高まる日本でのeSIM認知度だが、依然として採用は不十分〜
カウンターポイント・リサーチ・エイチ・ケー (英文名: Counterpoint Research HK 以下、カウンターポイント社)は、2024年11月に実施したeSIM日本市場における消費者アンケートにおいて、全回答者のうちeSIM技術を認識している割合はわずか27%だったという調査結果を含むeSIM Consumer Awareness Surveyによる最新調査を発表致しました。
カウンターポイントリサーチ社が2024年11月に実施した消費者アンケート調査において、全回答者のうちeSIM技術を認識している割合はわずか27%という結果となりました。そのうち約41%が、自己の端末でeSIMを積極的に使用していると回答しました。
eSIM Consumer Awareness Surveyによる本調査は、2024年11月1日から2024年11月30日に日本を含む合計約3,500名の回答者にて実施された消費者アンケート調査です。本プレスリリースの調査結果は、その内で日本の調査結果に限定したものです。本調査結果に関して、カウンターポイント社シニアアナリストVarun Gupta氏は次の通りコメントしています。
「日本のeSIM市場は非常に特殊です。回答者の約20%がeSIMのみでの接続を好みました。しかし、他の国と比較すると、日本ではeSIMを非常に重要だと考える回答者やeSIM体験に高い満足度を示す回答者が少なかったことが分かりました。これは、eSIMがまだ日本の消費者に大きな影響を与えていないことを示しています。」
日本市場におけるeSIM導入に影響を与える主な要因に関して、カウンターポイント社リサーチアナリストSiddlhant Cally氏は次の通り付け加えています。
「データ保持しながら、複数の通信事業者を切り替えられることが、日本の回答者が感じるeSIMの最も大きなメリットです。一方で、端末互換性の問題が、認知度の低さ、セットアップの複雑さ、eSIMの即時性のなさ等と共に導入の最大の障壁となっています。この調査では様々なメーカーがeSIMの普及に影響を与え、ひいては消費者の認知度にも影響を与える日本独自のデバイスエコシステムも浮き彫りになっています。」
日本でeSIMを認識している回答者の25%以上が、端末互換性の問題が採用の最大の障壁であると回答し、次いで、セットアップの複雑さに関する懸念が続きました。
また、日本でeSIMを認識している回答者のうち、eSIMのみのスマートフォンを購入する意思があると回答した人はわずか53%で、この技術を全面的に導入することへの躊躇が示されています。日本でのeSIM導入を促進するには、eSIMの利点に関する消費者認識を強化する必要があります。これは、ターゲットを絞ったプロモーションキャンペーン、通信事業者とスマートフォンメーカーの戦略的コラボレーション、よりシームレスなユーザーエクスペリエンスを通じて実現できるだろうと考えられます。
本プレスリリースに関する詳細並びに情報は、こちらからご覧いただけます。
https://www.counterpointresearch.com/report/esim-consumer-awareness-survey-insights-into-adoption-awareness-and-barriers-to-usage
今回の発表は、チャネル情報、POSデータ、ディストリビューターアンケート調査、公開データなどボトムアップデータソースとトップダウンリサーチの組み合わせによるカウンターポイント社独自の調査方法で実施したものです。 (調査時期:2024年11月1日~2024年11月30日)
【カウンターポイント社概要】
Counterpoint Research HKはTMT(テクノロジー・メディア・通信)業界に特化した国際的な調査会社である。主要なテクノロジー企業や金融系の会社に、月報、個別プロジェクト、およびモバイルとハイテク市場についての詳細な分析を提供している。主なアナリストは業界のエキスパートで、平均13年以上の経験をハイテク業界で積んだ経験を持つ。
公式ウェブサイト: https://www.counterpointresearch.com/
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企業情報
企業名 | Counterpoint Research HK Limited |
---|---|
代表者名 | Tom Kang |
業種 | その他サービス |
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