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強盗事件のニュース増などで防犯意識が高まった人は52%、14ポイント増加~宅配の対面受け取りに不安を感じる人は60%で高止まりの傾向が続く~

郵便受け・宅配ボックスシェアNo.1の株式会社ナスタは、宅配便利用者1000人を対象に、防犯に関する意識調査を行いました。

郵便受け・宅配ボックスシェアNo.1※1の株式会社ナスタ(本社:東京都港区、代表取締役兼CEO:笹川順平 以下、ナスタ)は、宅配便利用者1000人を対象に、防犯に関する意識調査を行いました。

 

■調査結果概要

・玄関を開ける際不安73.8%(前回調査より1.9ポイント減)

・荷物の対面受け取り不安60.0%(前回調査より3.0ポイント減)

・一年前に比べて防犯意識高まる51.7%(前回調査より14.0ポイント増)

・自身や知り合いが被害経験あり11.0%(前回調査より0.9ポイント増)

・自宅敷地内での防犯対策、44.0%が「特になし」

・防犯カメラは効果が見込まれるものの、コスト面・設置のハードルが高い

 

国土交通省の調査※2によると、2023年の宅配便取扱個数は50億733万個で、引き続き増加傾向にあります。ナスタでは、宅配便を利用している人が抱える玄関を開ける際の不安など、防犯意識について2022年より毎年春に調査を実施し、今年で4回目となります。昨今、自治体から防犯グッズ購入に対する助成金の支給が発表されるなど、国や自治体でも防犯対策を推奨しています。そのようななかで、個人の意識や防犯対策にはどのような変化があったかを調査しました。

 

■調査結果詳細

 

【結果①】玄関を開ける際の不安を感じる人が73.8%、昨年とほぼ横ばい

玄関を開ける際、73.8%の人が不安を感じたことが「ある」と回答(「よくある」「ときどきある」「まれにある」の合計)。前回調査から1.9ポイント減と、ほぼ横ばいの結果となりました。不安を感じた場面では、「約束のない来訪だった」が52.3%で最も多く、次いで「遅い時間の来訪だった」が36.3%、「初めてみる配達員・業者が訪ねてきた」が33.2%でした。

 

Q.これまでに玄関を開ける際に不安を感じたことがありますか? 

 

Q.それはどのような場面でしたか?(複数回答)

 

【結果②】

荷物を対面で受け取ることに対して60.1%の人が不安を感じたことがあると回答(「よくある」「ときどきある」「まれにある」の合計)。こちらは前回調査から3.0ポイント減少したものの、不安を感じた理由トップである「配達員を装った犯罪が増えているから」が前回調査の65.2%から上昇して72.7%に。

 

Q.荷物を対面で受け取ることに不安を感じたことはありますか?

 

Q.それはどのような理由からですか?(複数回答)

 

【結果③】一年前と比べ防犯意識は14ポイント増加の51.7%

一年前と比べて防犯意識に変化があったかを聞いた調査では、51.7%の人が一年前に比べて高まっていると回答し、前回調査の37.7%を大きく上回る結果となりました。高まっている理由で最も高いのは「強盗事件のニュースが増えているから」が80.3%、次いで「空き巣事件のニュースが増えているから」が56.7%と、ニュース報道などにより防犯意識が高まっているようです。

さらに、「自宅で実際に被害にあったから」が4.6%、「親戚・友人・知人で被害にあった人がいるから」が6.4%と、11.0%の人が自身や近しい人が被害にあっていることも分かりました。


 Q.一年前に比べて、防犯に対する意識に変化はありますか?

 

Q.一年前に比べて防犯意識が高まったと思われるのはどのような理由からですか?(複数回答)

 

【結果④】自宅敷地内での防犯対策44.0%が「特になし」 取り入れている・取り入れたい対策は「防犯カメラ」1位

自宅敷地内でしている対策として最も多かったのが防犯カメラで29.4%。次いでセンサーライト26.1%でした。1年以内に取り入れた対策としては防犯カメラ16.1%、センサーライト12.5%と、この2点を使用している人の半数以上が、この1年で取り入れたものということがわかりました。

高まる防犯意識に比例してこの1年で対策を強化した人がいる一方で、「特になし」と答えた人は44.0%と、抱える不安と実際の対策には開きがあることが明らかになりました。

また、今後取り入れていきたい対策として、防犯カメラ40.2%、センサーライト24.8%と、取り入れている対策同様に防犯カメラが1位となりましたが、対策を何もしていないと答えた人では半数を超える59.3%が「特になし」と、これからも防犯対策をするつもりがないという意識が明らかになりました。

 

Q.防犯のため、自宅敷地内でしている対策、この1年以内で取り入れた対策をお選びください。(複数回答)

Q.今後取り入れたい対策(複数回答)

 

Q.【何も対策をしていない人】今後取り入れたい対策(複数回答)

 

【結果⑤】防犯カメラは効果が見込まれるが、コストと手間のハードルが高い

すでに取り入れている・これから取り入れたい対策として人気の防犯カメラについて、どんなイメージを持つか聞いた結果では、「防犯効果が高い」が61.7%と一定の信頼感があるのに対し、「設置コストが高い」66.4%、「設置の手間が面倒」63.6%と、コストや手間へのハードルがあることが明らかとなりました。

一方で、防犯カメラをすでに使用している294名に聞いた具体的なメリットとしては「犯罪抑止になる」63.6%、「往訪者の記録ができる」49.7%など文字通り防犯としての機能のほか、「近隣トラブルを防げる」22.4%、「外にいる子供やペットの見守りになる」19.0%と、防犯以外での効果やメリットを感じているという人も一定数見て取れました。

 

Q.防犯カメラに対するイメージ(「非常にそう思う」「そう思う」の合計)

 

Q.防犯カメラをお使いになり具体的に感じたメリットをお選びください。(複数回答)

 

【結果⑥】防犯対策で重視することは「効果の高さ」に次いで「コスト」

防犯対策を選ぶときに最も重視することは「防犯効果の高さ」43.2%、次いで「コスト」が22.1%、「扱いやすさ」12.6%という結果に。対策をするからには効果を求めるとはいえ、5人に1人がコストを最も重視しているという結果となりました。導入時やランニングコストなど、継続できる無理のない費用であることも大切なポイントであるようです。

 

今年で4回目となる防犯調査では「一年前と比べて防犯意識が高まった」と答える人が、昨年より大幅に増加する結果となりました。にもかかわらず自宅敷地内で何かしら対策を行っているという人は56%のみに留まり、防犯グッズの選び方やコスト面での懸念など、すぐに取り入れられない理由があることが推察されます。

ナスタでは、宅配ボックスや大型メール便対応ポスト、防犯カメラ搭載インターホンなど、玄関周りのセキュリティ向上を目的とした製品開発に取り組んでおります。さらにニーズを読み取り、より多くの方が取り入れやすくなる製品開発や、選び方の参考になるような情報発信を強化し、多くの生活者の方の「住む」を良くすることを目指して邁進してまいります。

 

※1 ナスタ調べ(2023年郵便受け・宅配ボックス市場シェア数及び実績販売数量より推計)

※2 出典:国土交通省プレスリリース(https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha04_hh_000310.html

 

■調査概要

調査対象者:宅配便利用者

調査時期:2025年2月12日~2月15日

調査方法:インターネットリサーチ

調査人数:1000人(男性500人、女性500人)

対象年齢:20代200人/30代200人/40代200人/50代200人/60代以上200人

 

■防犯意識調査の過去調査結果一覧

第1回調査 2022年3月(プレスリリース:https://www.nasta.co.jp/news/2022/2022041201.html

第2回調査 2023年2月(プレスリリース:https://www.nasta.co.jp/news/2023/2023021601.html

第3回調査 2024年2月(プレスリリース:https://www.nasta.co.jp/news/2024/2024030701.html

 

【お願い】 本リリース内容(調査結果等)の転載にあたりましては、「ナスタ調べ」という表記をお使いいただきますようお願いします。



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企業情報

企業名 株式会社ナスタ
代表者名 笹川 順平
業種 建築

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