CSRの第5世代CVC、遠端、近端で最高の音質を実現

CSR は、本日、第5世代Clear Voice Capture - CVCを発表しました。CVC 5.0は、遠端および近端のオーディオ機能の強化、ノイズの低減、パケットロス補償とビットエラー補正、Bluetoothヘッドセット使用時のユーザ体験の向上などを実現する、業界唯一のソリューションです。CVC 5.0は、CSRの新BlueCore ROMモノラルヘッドセットソリューションのBC6140、BC6150チップに搭載され、またBlueCore5-Multimediaのソフトウェア機能としても組み込まれています。

製品開発メーカーは、業界をリードするワイヤレスオーディオ パフォーマンスを実現するCVC 5.0を使用することにより、汎用性の高い、差別化されたデバイスの開発が可能となります。CVC 5.0は、シングルマイクとデュアルマイクの両方と連携する最新スピーチ処理アルゴリズムのモジュラスウィートであり、近端のユーザに幅広いオーディオ強化技術を提供すると共に、遠端では卓越した通話音質を実現します。CSRのデュアルマイクは、粗悪な環境下でも、ノイズ発生位置に関わらず、30dB以上のダイナミックなノイズ制御を可能にします。

CSRの第5世代CVCは、着信時、強固なワイヤレスオーディオを実現するパケットロス補償とビットエラー補正技術を搭載し、RF干渉に起因する音声ノイズをすべて抑制します。このような音声ノイズは、電子レンジなどのノイズの多いデバイスに近付いたり、身体接触時などに発生します。

CSRのオーディオ強化機能スイートは、近端において通話時に発生するノイズを大幅に削減するための独自のノイズ抑制アルゴリズムを提供します。このソフトウェアは、アダプティブイコライザーも内蔵しており、人間のヒアリングシステムにおける高感度領域でのスピーチ受信を可能とすることで、音声の明瞭度を改善します。また、このシステムは、ユーザが感知するバックグラウンドノイズを、外的なノイズ水準に適応させることにより、完全に補正します。オードゲインコントロール機能は、ヘッドセットユーザが、音声を明瞭に聞き取れるよう受信通話の振幅をダイナミックに調整します。

CVC 5.0は、スピーカーとマイクとのアコースティックエコーの低減を実現するために、新遠端オーディオ強化機能とアコースティックエコーキャンセル機能を提供します。また、CVC 5.0は、遠端に明瞭度の高い音声を届け、マイク信号を動的に処理するシングルチャネルおよびデュアルチャネルノイズ抑制機能アルゴリズムなども搭載されています。

CSR、オーディオ　コネクティビティ　ビジネスユニットSVP、Anthony Murrayのコメント：
CSRは、近端および遠端においてオーディオ機能の強化を可能にする充実したヘッドセットソリューションを提供する唯一の企業です。お客様は近端と遠端において極めて高水準のワイヤレスオーディオ品質を求めています。CSRは、CVC 5.0により、充実したオーディオ強化機能スイートを単一のパッケージに収めました。CVC 5.0は、卓越した『電力効率性』、『ワイヤレス性能』を同時に達成しながら、近接デバイス、クロスボディ問題、ノイズの多い環境での課題など、Bluetoothヘッドセットユーザに共通して及ぼす悪影響を改善することが可能です

CVC 5.0のデュアルマイク ダイナミックノイズ低減機能は、大音量のバックグラウンド ノイズの発生位置に関わらず、卓越したオーディオ品質を遠端にもたらします。CVC 5.0は、このアーキテクチャにより、独自信号抽出技術を用いてノイズから必要なボイス信号だけを抽出できます。シングルマイクとデュアルマイクCVC 5.0の豊富なDSPアルゴリズムスイートは、さらに明瞭度の高い通話を実現すると同時に、Bluetoothヘッドセットの活用範囲をより困難な音響環境にまで拡大します。


Bluetoothヘッドセットのデザインは、CVC Parameter Managerツールにも対応しています。メーカーは、あらゆるタイプのヘッドセットプラスチックから最適なパフォーマンス実現のため、製品設計時のソフトウェアブロック図の調整が可能です。ヘッドセットのサプライヤは、CSRの電力効率に優れたDSPのアルゴリズムにより、製品のバッテリ寿命の延長を実現し、ノイズ低減機能を搭載する製品の開発が可能になります。CVC 5.0は、BlueCore5-Multimediaのフラッシュベースチップおよび関連ソフトウェア開発キットにも搭載され販売されます。
　　　　　　







【本件に関するお問い合わせ先】
シーエスアール株式会社
深田　学
E−mail：prjp@csr.com