6月度の新種マルウェア発生数、やや減速化〜G Data
6月度のマルウェア状況について、G Dataは、(1)新種ウイルスの増加は、やや減速しているものの、(2)「ブザス」等、GENOウイルスと類似した手口が多発している、と報告します。
G Data Software株式会社(代表取締役社長:Jag 山本、本社:東京都千代田区)は、6月度のマルウェア状況について、(1)新種ウイルスの増加は、やや減速しているものの、(2)「ブザス」等、GENOウイルスと類似した手口が多発していることについて報告します。
G Dataセキュリティラボの調べによれば、6月度の新種マルウェアの発生数は、83,072種にのぼりました*。3月度がピークで113,046種でしたが、その後減少傾向にあり、4月度が93,785、5月度が91,691種でした。しかし、それでもまだ、このまま同じように推移すると年間で100万種以上が発生することになり、過去最多を記録する勢いであることには変わりありません。
*この総数の計算は、悪性コードを含むファイルを一つずつ数え上げたものではありません。あくまでもワクチン側から見たものです。
種別構成比では、トロイの木馬型が28.8%を占め引き続きトップでした(先月は31.2%)。ダウンローダーが2位で23.4%(先月は25.6%)、バックドアが19.9%で先月よりも6ポイント程度上昇(先月は13.8%)、スパイウェアが15.9%(先月が13.6%)と続き、先月と順位は変わらずですが、5位がアドウェアに代わりワームが4.0%でランクインしました。
ウイルス群別トップ5 (2009年6月)
1 ブザス(Buzus) 5.2%
2 ビフローズ(Bifrose) 5.1%
3 フピゴン(Hupigon) 4.3%
4 マガニア(Magania) 3.5%
5 ポイズン(Poison) 2.5%
G Data SecurityLab調べ
次にプログラムコードの類似性に従ったウイルス群別でみた場合の発生率は、先月5位(2.7%)だったブザスが1位(5.2%)に上昇した以外は、すべて先月と入れ替わりました。
「ブザス」は、改ざんされたサイトやメールの添付ファイルから感染し、脆弱性を狙ってセキュリティ設定を変えキーロガーなどを呼び込むトロイの木馬型ウイルスであり、クレジットカードやオンラインバンキング、メールアドレス、FTPのIDとパスワードなどの個人情報を盗むのに用いられます。
「ビフローズ」はバックドアで、感染したPCにアクセスしIRCサーバに接続できるようにします。
「フピゴン」もバックドアで、ウェブカムを利用してキー入力データを記録しスクリーンショットを撮ることができます。
「マガニア」は中国産のトロイの木馬型で、台湾のマガニア社のオンラインゲームのパスワードを盗むために用いられます。メールの添付ファイル(.rar)に紛れて侵入し感染させ、バックドアを仕掛けると同時にインターネットエクスプローラーにDLLを登録し攻撃者がいつでもネット利用をモニタリングできるようにします。
「ポイズン」は、バックドアで、認証されていなくともリモートでアクセスできるようになり、たとえば回線速度を遅くさせるなどのDDos攻撃に用いられます。
また6月には、GENOウイルス(別名Conficker)と類似した手口が、引き続き発生しました。サイトを改ざんし、ネット広告をクリックしたり、ページを閲覧するだけで感染するウイルスの活動が目立っており、今後も手を変え品を変えて攻撃してくる可能性がありますので、くれぐれもご注意ください。まずは脆弱性の解消と各種アップデート、適切なウイルス対策ソフトの使用など、基本的なセキュリティ対策を行うことをお勧めします。
*PDFによるリリースは下記URLをご覧ください。
http://www.gdata.co.jp/press/MalwareReport200907Release.pdf
ジーデータソフトウェアについて http://www.gdata.de
G Data Softwareは、1985年に創業したドイツのセキュリティソフト会社です。EUを中心に、コンシュマーならびに法人向け製品を展開しています。日本法人は 2007年に設立、主要製品は「アンチウイルス」「インターネットセキュリティ」「インターネットセキュリティ プラス」です。最大の特徴は、ダブルエンジンによる世界最高位のウイルス検出率で、各誌・各テストで実証されています。
*本ニュースリリースについて
本ニュースリリースに記載されている内容および製品情報については、市場動向、社会状況、経営方針の変更等により将来的に変更される可能性があります。本ニュースリリースに記載されている記載内容に関する永続的な整合性をG Data Software株式会社が保証するものではありません。本リリースに記載されている各種名称、会社名、商品名などは各社の商標または登録商標です。
【本リリースに関する問合せ先】
G Data Software株式会社
101-0047 東京都千代田区内神田2-8-1冨高ビル3F
広報窓口: 瀧本往人
E-mail: gdata_japan_info@gdatasoftware.com
URL: http://www.gdata.co.jp/
G Dataセキュリティラボの調べによれば、6月度の新種マルウェアの発生数は、83,072種にのぼりました*。3月度がピークで113,046種でしたが、その後減少傾向にあり、4月度が93,785、5月度が91,691種でした。しかし、それでもまだ、このまま同じように推移すると年間で100万種以上が発生することになり、過去最多を記録する勢いであることには変わりありません。
*この総数の計算は、悪性コードを含むファイルを一つずつ数え上げたものではありません。あくまでもワクチン側から見たものです。
種別構成比では、トロイの木馬型が28.8%を占め引き続きトップでした(先月は31.2%)。ダウンローダーが2位で23.4%(先月は25.6%)、バックドアが19.9%で先月よりも6ポイント程度上昇(先月は13.8%)、スパイウェアが15.9%(先月が13.6%)と続き、先月と順位は変わらずですが、5位がアドウェアに代わりワームが4.0%でランクインしました。
ウイルス群別トップ5 (2009年6月)
1 ブザス(Buzus) 5.2%
2 ビフローズ(Bifrose) 5.1%
3 フピゴン(Hupigon) 4.3%
4 マガニア(Magania) 3.5%
5 ポイズン(Poison) 2.5%
G Data SecurityLab調べ
次にプログラムコードの類似性に従ったウイルス群別でみた場合の発生率は、先月5位(2.7%)だったブザスが1位(5.2%)に上昇した以外は、すべて先月と入れ替わりました。
「ブザス」は、改ざんされたサイトやメールの添付ファイルから感染し、脆弱性を狙ってセキュリティ設定を変えキーロガーなどを呼び込むトロイの木馬型ウイルスであり、クレジットカードやオンラインバンキング、メールアドレス、FTPのIDとパスワードなどの個人情報を盗むのに用いられます。
「ビフローズ」はバックドアで、感染したPCにアクセスしIRCサーバに接続できるようにします。
「フピゴン」もバックドアで、ウェブカムを利用してキー入力データを記録しスクリーンショットを撮ることができます。
「マガニア」は中国産のトロイの木馬型で、台湾のマガニア社のオンラインゲームのパスワードを盗むために用いられます。メールの添付ファイル(.rar)に紛れて侵入し感染させ、バックドアを仕掛けると同時にインターネットエクスプローラーにDLLを登録し攻撃者がいつでもネット利用をモニタリングできるようにします。
「ポイズン」は、バックドアで、認証されていなくともリモートでアクセスできるようになり、たとえば回線速度を遅くさせるなどのDDos攻撃に用いられます。
また6月には、GENOウイルス(別名Conficker)と類似した手口が、引き続き発生しました。サイトを改ざんし、ネット広告をクリックしたり、ページを閲覧するだけで感染するウイルスの活動が目立っており、今後も手を変え品を変えて攻撃してくる可能性がありますので、くれぐれもご注意ください。まずは脆弱性の解消と各種アップデート、適切なウイルス対策ソフトの使用など、基本的なセキュリティ対策を行うことをお勧めします。
*PDFによるリリースは下記URLをご覧ください。
http://www.gdata.co.jp/press/MalwareReport200907Release.pdf
ジーデータソフトウェアについて http://www.gdata.de
G Data Softwareは、1985年に創業したドイツのセキュリティソフト会社です。EUを中心に、コンシュマーならびに法人向け製品を展開しています。日本法人は 2007年に設立、主要製品は「アンチウイルス」「インターネットセキュリティ」「インターネットセキュリティ プラス」です。最大の特徴は、ダブルエンジンによる世界最高位のウイルス検出率で、各誌・各テストで実証されています。
*本ニュースリリースについて
本ニュースリリースに記載されている内容および製品情報については、市場動向、社会状況、経営方針の変更等により将来的に変更される可能性があります。本ニュースリリースに記載されている記載内容に関する永続的な整合性をG Data Software株式会社が保証するものではありません。本リリースに記載されている各種名称、会社名、商品名などは各社の商標または登録商標です。
【本リリースに関する問合せ先】
G Data Software株式会社
101-0047 東京都千代田区内神田2-8-1冨高ビル3F
広報窓口: 瀧本往人
E-mail: gdata_japan_info@gdatasoftware.com
URL: http://www.gdata.co.jp/
企業情報
企業名 | G DATA Software株式会社 |
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代表者名 | Jag山本 |
業種 | 未選択 |
コラム
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