オンラインゲームのアカウント取引市場は好景気〜G Data
世界不況のなか、オンラインゲーム・アカウントの闇市場が活況を呈しており、人気ゲームのアカウントが5〜30ユーロ程度で売られています(G Data調査による)。
オンラインゲームのアカウント取引市場は好景気
〜WoWの盗まれたゲームアカウントが3〜30ユーロで売られる
G DATA Software株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:Jag 山本)は、世界不況のなか、オンラインゲーム・アカウントの闇市場は活況を呈しており、WoWをはじめとした人気ゲームのアカウントが5〜30ユーロ程度で売られていることについて、ここに報告します。
8月19日よりドイツ、ケルン市で開催されている欧州最大規模のゲーム見本市「gamescom」は、昨年よりも規模こそ縮小したものの、世界的経済不況のなか、ゲームを通じて景気回復を図ろうという強い意志を感じさせ、気温も暑いなかで、大変な盛り上がりを見せています。
特にオンラインゲームは、欧州では近年になって次第に人気が高まり、たとえばドイツでも現在1000万人ほどのプレイヤーがいると言われています(Bitkom調べによる)。余談ですが、日本においても、以前の勢いと比べるとやや穏やかになった感はあるものの、それでもこの不景気にもかかわらずオンラインゲーム市場は堅調な動きをしています(JOGAオンラインゲーム市場調査レポート2009による)。
しかし、この傾向は単に表の市場の話だけではありません。闇市場もまた、恩恵を受けています。ジーデータ・セキュリティラボでは、およそ2ヶ月にわたって数百の不法フォーラムを調査し、どのようなプレイヤーのデータが盗まれ販売されているかを分析しました。
その結果、数多くのゲームを擁する「STEAM」や特に欧米で人気の高い「ワールド・オブ・ウォークラフト」(WoW)の場合、それらのアカウント(主に盗まれたもの)は上限50ユーロで取引きされていることが分かりました。
一般的に知られているオンラインゲームであれば、ほとんどのタイトルは2ユーロからでアカウントを購入することができます。もちろん価格は、重要と供給のバランスやアカウントの「品質」によります。また、ボリューム・ディスカウントもあり、交渉テクニックによっても変わります。
最低価格 最高価格 価格決定要因
STEAMアカウント 2ユーロ 50ユーロ インストールされたゲーム数
WoWアカウント 5ユーロ 30ユーロ キャラのレベルとアイテム数
「STEAMのアカウントは、いくつかのゲームのアクセスデータを含んでいるので、加害者はそれを盗み利益を得ようとします。データは、STEAM用の特別なマルウェアを使用して盗み出されるので、犠牲者にはほとんど分かりません。犠牲者のPCにいったんマルウェアが埋め込まれると、すべてのエントリーを登録して、自動的に加害者に送ります。残念ながらゲームプレーヤーは、パフォーマンスが低下することを理由にウイルス対策ソフトやファイアウォールの機能をオフにする傾向にあります。しかしこれでは、ネット犯罪者の思うつぼです。」
(ラルフ・ベンツミュラー、ジーデータ・セキュリティラボ所長の談話)
あらゆるオンラインゲームを調査した結果、WoWやSTEAM以外にも、以下の10タイトルが特に狙われています。
・Call of Duty
・Eve Online
・Left 4 Dead
・Warhammer 40,000 Dawn Of War II
・Counter-Strike: Source
・Day of Defeat
・Half-Life
・Team Fortress
・Unreal Tournament 3
・Opposing Force
幸いなことに今回の調査では、日本で人気の高いゲームは、グローバルに活動しているネット犯罪者のターゲットにはまだなっていませんでした。しかし、ジーデータとしては、このようなゲームアカウント売買の好況に対して、オンラインゲームを楽しまれている方には特に、ウイルス対策機能ならびにファイアウォールをはじめとしたセキュリティのチェックを今一度確認されることをお勧めしたいと思います。
なお、ジーデータ・セキュリティラボでは、実際にWoWのアカウントが売買されているサイトをつきとめました。
(WoWのアカウント(レベル80のオーク)が売りに出されているところの画像データ等につきましては、http://www.gdata.co.jp/press/Onlinegame200908.zipからダウンロードできます。ご利用ください。)
ジーデータソフトウェア エージー(G DATA Software AG)について
G DATA Softwareは、1985年に創業したドイツのセキュリティソフト会社です。EUを中心に、コンシュマーならびに法人向け製品を展開しています。日本法人は2007年に設立、主要製品は「アンチウイルス」「インターネットセキュリティ」「トータルケア」です。最大の特徴は、ダブルエンジンによる世界最高位のウイルス検出率であり、各誌・各テストで実証済みです。また、未知ウイルスへの防御、オンラインゲーム利用における安全対策、迷惑メールへの外国語フィルターなど、インターネットやメール環境を安全・快適にする機能を豊富に搭載しています。
*本ニュースリリースについて
本ニュースリリースに記載されている内容および製品情報については、市場動向、社会状況、経営方針の変更等により将来的に変更される可能性があります。本ニュースリリースに記載されている記載内容に関する永続的な整合性をG DATA Software株式会社が保証するものではありません。本リリースに記載されている各種名称、会社名、商品名などは各社の商標または登録商標です。
【本リリースに関する問合せ先】
G DATA Software株式会社
101-0047 東京都千代田区内神田2-8-1冨高ビル3F
広報窓口: 瀧本往人
E-mail: gdata_japan_info@gdatasoftware.com
URL: http://www.gdata.co.jp/
〜WoWの盗まれたゲームアカウントが3〜30ユーロで売られる
G DATA Software株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:Jag 山本)は、世界不況のなか、オンラインゲーム・アカウントの闇市場は活況を呈しており、WoWをはじめとした人気ゲームのアカウントが5〜30ユーロ程度で売られていることについて、ここに報告します。
8月19日よりドイツ、ケルン市で開催されている欧州最大規模のゲーム見本市「gamescom」は、昨年よりも規模こそ縮小したものの、世界的経済不況のなか、ゲームを通じて景気回復を図ろうという強い意志を感じさせ、気温も暑いなかで、大変な盛り上がりを見せています。
特にオンラインゲームは、欧州では近年になって次第に人気が高まり、たとえばドイツでも現在1000万人ほどのプレイヤーがいると言われています(Bitkom調べによる)。余談ですが、日本においても、以前の勢いと比べるとやや穏やかになった感はあるものの、それでもこの不景気にもかかわらずオンラインゲーム市場は堅調な動きをしています(JOGAオンラインゲーム市場調査レポート2009による)。
しかし、この傾向は単に表の市場の話だけではありません。闇市場もまた、恩恵を受けています。ジーデータ・セキュリティラボでは、およそ2ヶ月にわたって数百の不法フォーラムを調査し、どのようなプレイヤーのデータが盗まれ販売されているかを分析しました。
その結果、数多くのゲームを擁する「STEAM」や特に欧米で人気の高い「ワールド・オブ・ウォークラフト」(WoW)の場合、それらのアカウント(主に盗まれたもの)は上限50ユーロで取引きされていることが分かりました。
一般的に知られているオンラインゲームであれば、ほとんどのタイトルは2ユーロからでアカウントを購入することができます。もちろん価格は、重要と供給のバランスやアカウントの「品質」によります。また、ボリューム・ディスカウントもあり、交渉テクニックによっても変わります。
最低価格 最高価格 価格決定要因
STEAMアカウント 2ユーロ 50ユーロ インストールされたゲーム数
WoWアカウント 5ユーロ 30ユーロ キャラのレベルとアイテム数
「STEAMのアカウントは、いくつかのゲームのアクセスデータを含んでいるので、加害者はそれを盗み利益を得ようとします。データは、STEAM用の特別なマルウェアを使用して盗み出されるので、犠牲者にはほとんど分かりません。犠牲者のPCにいったんマルウェアが埋め込まれると、すべてのエントリーを登録して、自動的に加害者に送ります。残念ながらゲームプレーヤーは、パフォーマンスが低下することを理由にウイルス対策ソフトやファイアウォールの機能をオフにする傾向にあります。しかしこれでは、ネット犯罪者の思うつぼです。」
(ラルフ・ベンツミュラー、ジーデータ・セキュリティラボ所長の談話)
あらゆるオンラインゲームを調査した結果、WoWやSTEAM以外にも、以下の10タイトルが特に狙われています。
・Call of Duty
・Eve Online
・Left 4 Dead
・Warhammer 40,000 Dawn Of War II
・Counter-Strike: Source
・Day of Defeat
・Half-Life
・Team Fortress
・Unreal Tournament 3
・Opposing Force
幸いなことに今回の調査では、日本で人気の高いゲームは、グローバルに活動しているネット犯罪者のターゲットにはまだなっていませんでした。しかし、ジーデータとしては、このようなゲームアカウント売買の好況に対して、オンラインゲームを楽しまれている方には特に、ウイルス対策機能ならびにファイアウォールをはじめとしたセキュリティのチェックを今一度確認されることをお勧めしたいと思います。
なお、ジーデータ・セキュリティラボでは、実際にWoWのアカウントが売買されているサイトをつきとめました。
(WoWのアカウント(レベル80のオーク)が売りに出されているところの画像データ等につきましては、http://www.gdata.co.jp/press/Onlinegame200908.zipからダウンロードできます。ご利用ください。)
ジーデータソフトウェア エージー(G DATA Software AG)について
G DATA Softwareは、1985年に創業したドイツのセキュリティソフト会社です。EUを中心に、コンシュマーならびに法人向け製品を展開しています。日本法人は2007年に設立、主要製品は「アンチウイルス」「インターネットセキュリティ」「トータルケア」です。最大の特徴は、ダブルエンジンによる世界最高位のウイルス検出率であり、各誌・各テストで実証済みです。また、未知ウイルスへの防御、オンラインゲーム利用における安全対策、迷惑メールへの外国語フィルターなど、インターネットやメール環境を安全・快適にする機能を豊富に搭載しています。
*本ニュースリリースについて
本ニュースリリースに記載されている内容および製品情報については、市場動向、社会状況、経営方針の変更等により将来的に変更される可能性があります。本ニュースリリースに記載されている記載内容に関する永続的な整合性をG DATA Software株式会社が保証するものではありません。本リリースに記載されている各種名称、会社名、商品名などは各社の商標または登録商標です。
【本リリースに関する問合せ先】
G DATA Software株式会社
101-0047 東京都千代田区内神田2-8-1冨高ビル3F
広報窓口: 瀧本往人
E-mail: gdata_japan_info@gdatasoftware.com
URL: http://www.gdata.co.jp/
企業情報
企業名 | G DATA Software株式会社 |
---|---|
代表者名 | Jag山本 |
業種 | 未選択 |
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