嵐山光三郎「花の俳句歳時記」の　春夏秋冬四巻セット版を１０月１日から発売

○嵐山光三郎「花の俳句歳時記」の　春夏秋冬四巻セット版を１０月１日から発売
―芭蕉、子規、漱石らの名句を通して人生論を語る
絶好調の嵐山節で、自然に楽しい四季の花と名句の世界が広がる

「花咲く窓」から小さな物語がきこえてくる(嵐山光三郎の「解説」より)

松尾芭蕉、与謝蕪村らの俳人や、夏目漱石、永井荷風らの作家の俳句を、春夏秋冬の四季に咲く花の視点でまとめて紹介しつつ、嵐山流の人生論が語られ、気楽に聞けるCDです。
「悪党芭蕉」で泉鏡花賞、読売文学賞をダブル受賞するなど、俳句に造詣の深い嵐山光三郎が、自作の俳句や母親の俳句なども織り交ぜて、楽しみながら、俳句の面白さ、人生の楽しさを語っています。
それぞれの花についての語りが、５，６分に分かれていて、聞きやすくなっています。
また、春夏秋冬の各版と、四巻セット版の挿絵・レイアウトは、南伸坊によるものです。
　

「春の部」には、「桜」「椿」「山吹」「こぶし」「桃の花」「散る桜」「八重桜」「あやめ」「つつじ」「藤」の１１の春に咲く花が収められています。
　この中の「さくら」では、「さまざまの　事思ひだす　桜かな」という芭蕉の俳句をとりあげて、藤堂藩をやめて江戸に出てきた芭蕉の人生にも分け入って、語っています。
「椿」では、「落ざまに　水こぼしけり　花椿」（松尾芭蕉）、「落ちざまに　虻を伏せたる　椿かな」（夏目漱石）。
また、「あやめ」の項目では、芭蕉が足袋を青く染めていたのは「まむし除け」であったとの、新解釈もしています。

「夏の部」では、「牡丹」「あじさい」「ひまわり」「卯の花」「昼顔」など１２の夏に咲く花をとりあげて、それらの花を詠んだ芭蕉、蕪村、虚子、一茶の句を紹介、嵐山流の新解釈で語っています。
また、ほかにも白秋、かな女、鬼城ら幅広く句が登場する。
　「あじさい」では、紫陽花や藪を小庭の別座敷　芭蕉」「紫陽花に馬が顔出す馬屋の口　白秋」などがあります。

　「秋の部」では、「朝顔」「浜木綿」「ざくろ」「栗」「芭蕉」「鶏頭」「菊」「蘭」「唐辛子」
「女郎花」「薄」など１３の秋に咲く花をとりあげています。
　「朝顔」では、「あさがほや一輪深き淵のいろ　蕪村」「浜木綿」では、「浜木綿に流
人の墓の小ささよ　篠原鳳作」などがあります。
「菊」では、「白菊とわれ月光の底に冴ゆ　林信子」などがあります。
　この「秋の部」は、「朝早く起きると、朝顔の花が咲いていて，得をしたような感じがしますね。朝早く起きた御褒美というか」と軽妙な語り口ではじまります。

　「冬の部」では、「山茶花」「荻」「茶の花」「水仙」「福寿草」「侘助」「八つ手の花」「なずな」「みかん」など１２の冬に咲く花がとりあげられています。
「水仙」では、「水仙の香やこぼれても雪の上　加賀千代女」「海明り障子のうちの水仙花　吉川英治」などがあります。
　また、「侘助」では、「侘助や障子のうちの話し声　虚子」などをとりあげています。
（このＣＤは文化放送で放送されたものを再編集したものです）

春夏秋冬四巻セット版の価格は８９００円(税、送料込み)です。
各版個別では価格は春の部２０００円、夏の部２３００円、秋の部２３００円、冬の部２３００円で、いずれも税、送料込みです。
購入申し込みは、
フリーダイアル　０１２０−０６４−４７７
インターネット：かったねっと：http://www.catta.net/
　　　　　　　　　：楽天プロリンクショップ：http://www.rakuten.co.jp/prolinkshop/
企画制作：株式会社企画の庭
東京都中央区日本橋1-14-5
TEL:03-3272-7907　FAX:03-3272-7908 　発売：株式会社プロリンク
東京都千代田区岩本町3-9-9
TEL:03-5823-6252　FAX:03-5823-6303

○ 購入された方々からも好評をいただいています。そのうちのいくつかをご紹介します。
「とても耳に心地よく嵐山氏の人柄がよく表れていて、また俳句もわかりやすく、聞いていて心が和みます。俳句始めたばかりなのでとても参考になりました。（兵庫県、女性）
「嵐山光三郎さんのユーモアをまじえた俳句を楽しみに何回も何回も聞き、感動しました。」（高知県、女性）
「エッセイなんかを読みますと、少々不良っぽい所を前面へ出しておられますが、このＣＤは真面目な御本心がいっぱいですね。目の前でお話してくださっているみたいで嬉しいです。ありがとうございました。」（生駒市、女性）
「嵐山さんの個性がにじみ出ていて、実際の声よりも良い気がします。とても良いです。」（昭島市、男性）
「俳句勉強会の教材の一つとして利用したく購入しました。」(神戸市、男性)