ソフトクリエイト、ＩＴ資産グラフィカル総合管理ツール「Zaseki7」を開発

　Webソリューションを中核としたシステムインテグレータの株式会社ソフトクリエイト（本社：東京都渋谷区　代表取締役社長：林　勝、大証ヘラクレス：証券コード3371、以下「ソフトクリエイト」）は、このたびWebアプリケーションの新製品として、独自の図面作成ツールを使って座席表やネットワーク図（敷設図）、機器の設置場所（配置図）の視点からIT資産管理ができるIT資産グラフィカル総合管理ツール「Zaseki7」を開発し、本日より販売を開始いたします。これにより、パソコンなどのＩＴ資産を場所や従業員と関連づけてロケーション図で管理することができ、ビジュアルでわかりやすいＩＴ資産管理が可能となります。

　このたび発売いたします「Zaseki7」は、従来のＩＴ資産管理ソフトとは異なり、ひと目でわかるロケーション図を使ってＩＴ資産を管理できるのが大きな特長となります。描画がそのままデータベース化され、これまで個別に管理されていたＩＴ資産、従業員、組織などの情報が、見やすい図形によって一元管理されます。これにより、誰が、どこで、どんな資産を使っているのか一目瞭然となります。なお、IT資産情報（インベントリ情報（※1）やウィルス対策ソフト更新状況など）をシステムにて自動収集することも可能です。また、ハード／ソフトウェアやネットワークの管理からリース管理、減価償却管理など、業務の流れ全体をカバーしており、これと従業員、組織、場所も含めたトータルデータ管理によりIT資産管理の業務効率を飛躍的に高めることが可能になります。

　「Zaseki7」はその名のとおり、情報を「座席」（ロケーション）によって管理できるIT資産管理ソフトです。「人」や「モノ」（機器）など、人事情報や資産情報などを「場所」と結びつけて管理します。座席表やネットワーク図（敷設図）、機器の設置場所（配置図）などのロケーション図に資産情報が関係づけられており、この作画＝データベース化機能が画期的なもので、本製品の大きな強みとなっております。また、Microsoft社のVisioなどを別途利用して資産や図面を管理する他のＩＴ資産管理ソフトとは根本的に異なり、独自の図面作成機能により、容易に描画ができ、作画と同時に情報がリアルタイムにデータベース化されます。

　また、ＩＴ資産管理ソフトの分野では、個人情報保護法の完全施行に伴い、本来の資産管理機能に加えセキュリティ面での機能強化が図られています。昨年11月に当社が検疫ネットワーク市場に投入しました不正PC検知・排除システム「L2Blocker」との完全連携により、「Zaseki7」でセキュリティポリシーに関連する情報を自動取得し監視した結果、問題があれば「L2Blocker」によりネットワークへの接続を排除するなど、セキュリティポリシーの維持管理をより強固なものとします。

　なお、「Zaseki7」は、IT資産管理の分野はもちろんのこと、座席管理機能を活用できるさまざまな分野や不正PC検知・排除システム「L2Blocker」との連携、他社アライアンスによる販売も積極的に展開していく予定です。
またソフトクリエイトは、「Zaseki7」において、初年度、数百人規模の企業を中心に100社導入を目指し、売上高として1億円を見込んでおります。

（※1）インベントリ情報　：　クライアントの各種資源（クライアントに追加されているハードウェア資源や、クライアントにインストールされているソフトウェアなど）の情報。

＜ご参考情報＞
■「Zaseki7」の販売形態
（１）基本機能（ロケーション管理）
●従業員−−−座席表を作るための基本情報
●組織−−−従業員を管理するための基本情報
●ワークフロー−−−簡易的なワークフロー管理
●図面作成ツール−−−座席表やネットワーク図などを作成
（２）オプション機能（IT資産管理）
●インベントリ情報収集−−−サーバーやクライアントのハードウェアとソフトウェア情報を収集
●ウィルス対策−−−ウィルス対策ソフト更新状況とWindowsセキュリティパッチ適用状況を調査
●ネットワーク監視−−−ネットワーク障害を自動検知しネットワーク図で表示
●アクセス制限−−−管理対象外PCは社内ネットワークへのアクセス拒否
●ライセンス管理−−−自動収集したソフトウェアと購入ライセンス数から不足分を算出して表示
●ジョブ実行−−−クライアントへのパッチ配布やプログラムのインストールをスケジュール化
●ファイル検索−−−クライアントのソフトウェアバージョンなどファイルの検索
（３）オプション機能（資産管理）
●資産費用−−−購入価格・減価償却費・リース料・レンタル料・修理費とそれらの期限を管理
●発注・納品−−−資産管理と連携した発注・納品の管理
●修理−−−資産の修理内容と修理費用を管理
●貸出−−−社内にある資産を他部門へ貸出す場合の台帳を作成

《関連URL》
http://www.softcreate.co.jp/
http://www.zaseki7.jp/