2万2千人が参加するパルシステムの「エコ・アクション・カレンダー」家庭の省エネでCO2を290トン削減しました
パルシステムでは2009年6月から、環境省の委託事業として家庭での省エネを通したCO2削減に取り組む「エコ・アクション・カレンダー」をスタートしました。これまで2万2千名の組合員のみなさまに参加いただき、半年間で約290トンのCO2が削減されました。
■半年間で樹木2万本以上の吸収量を削減
パルシステム生活協同組合連合会は、事業活動におけるCO2削減をすすめるとともに、生協の特徴である組合員家庭に対する温暖化防止活動を呼びかけています。2005年度から取り組んだ環境家計簿「エコ・カレンダー」では、ガスや電気といった毎月のエネルギー使用量や、再使用可能なリユースびん、紙パックなどの利用量を組合員が提出することで意識啓発活動をすすめてきました。
2009年度からは、環境省「平成21年度エコポイント等CO2削減のための環境行動促進モデル事業(委託事業)」として、より組合員の積極的な参加を目的とした「エコ・アクション・カレンダー」へとリニューアルしました。組合員へエコロジーなライフスタイルを提案するとともに、毎月の検針票またはコピーを提出してもらい、CO2排出量の目標値や前年同月比での削減量に応じて「エコ・アクション・ポイント」としてパルシステムで使えるポイントを付与しています。
目標値は、2000年度を基準年とし、東京都世帯別の電気使用量から9%削減した目標値を設定しました。基準年から毎年1%ずつ削減し、2010年度は10%、2020年度には20%の削減を実現しようというものです。
現在「エコ・アクション・カレンダー」の取り組みには、2万2千名の組合員が参加しており、開始から半年間で約290tのCO2削減に成功しました。これは、樹齢50年の木が吸収するCO2量(※)の2万本以上に相当します。
今後もパルシステムは組合員とともにCO2の総量削減をすすめます。
※樹齢50年の木が吸収するCO2量
1年間に吸収する量を14kgで計算(出典=環境省/林野庁「地球温暖化防止のための緑の吸収源対策」)
■家庭での削減量を権利化、取引することも期待されます
政府は2009年9月に開催された国連気候変動首脳会合で、CO2削減目標として1990年比2020年で25%削減するという意欲的な目標を掲げました。目標を達成するには、さまざまな部門において削減を強力に進めていかなくてはいけません。このようななか、家庭部門は残念ながら1990年より2008年速報値で34.7%も増えているのが実情です。
「エコ・アクション・カレンダー」の意義は、世帯別に具体的な目標値を明確にし、削減量に応じてポイントというインセンティブを付与することにより、具体的な削減意識を高め、家庭部門の本格的削減をすすめることにあります。
また消費者1人ひとりの削減により発生する権利を、海外から調達する排出量と同じように多くの自治体や企業が使えるようになれば、国内の様々な地域で活動が活性化することが期待できます。パルシステムでは削減したCO2の環境価値を、パルシステムが組合員とともに削減した実績として環境報告書などに活用する予定です。
現在、国内において同様な取り組みが京都府や岡山市、柏市などですすめられています。パルシステムではこの活動を多くの自治体・団体とともに広く社会に広げていきたいと考え、外部の有識者・NPO団体とともに「市民CO2削減支援協議会」(※)を開催し、共通で使える仕組みづくり(電気やガス使用量の世帯人数別目標値の共通化やCO2削減量の計測方法など)を検討しています。この仕組みを広く公開することにより、多くの地域で同様な取り組みが推進されることを期待しています。
※市民CO2削減支援協議会
2008年に設立。下記の有識者・NPO団体で構成され、家庭部門のCO2の環境価値化の研究や、低炭素社会に向けた取り組みについて検討しています
有識者(敬称略):田中 優、國田 かおる 参加団体:NPO法人太陽光発電所ネットワーク、NPO法人エコテック、パルシステム生活協同組合連合会
●エコ・アクション・カレンダーのしくみ
「エコ・アクション・カレンダー」は、組合員に日々のくらしの中で省エネに取り組んでもらい、パルシステムに電気の検針票(またはそのコピー)を毎月提出してもらいます。そのデータを元に、世帯人数別目標値から削減したCO2 1kgにつき1ポイント(1円相当)、目標クリア5ポイントなどを付与します。また取り組みの様子は、インターネット上に開設している【エコ・アクションClub】に登録すると、CO2排出量の変化や同世帯人数での個人の順位が分かるチェックシートの閲覧が可能になります。
●パルシステムの環境への取り組み
パルシステム連合会では、環境負荷の低減や汚染の予防などに取り組んでいます。2009年3月には環境活動の方向性をより明確にするため「環境政策」を制定し、CO2排出総量の削減だけでなく、くらし方の見直しや食料自給率向上、生物多様性の保全など7項目を方針化しています。
【参考】
6、7月環境キャンペーンに取り組みます(2009年5月28日掲載)
http://www.pal-system.co.jp/topics/2009/090528/index.html
エコ・アクションClub
http://blog.coopnext.com/eco/
エコ・アクション・カレンダー
http://www.pal.or.jp/eco/calendar/index.html
パルシステムの環境への取り組み(「環境方針」も掲載されています)
http://www.pal.or.jp/eco/index.html
以上
●お問い合わせ パルシステム生活協同組合連合会 広報部
TEL:03-5976-6133/FAX:03-5976-6135/mailto:pal-kouhou@pal.or.jp
●組織概要 パルシステム生活協同組合連合会
(10会員・会員総事業高1,964億円/会員生協の組合員総数119.9万人)
所 在 地:〒112−8586 東京都文京区小日向4-5-16 理事長:若森 資朗
会員生協:パルシステム東京、パルシステム神奈川ゆめコープ、パルシステム千葉、ドゥコープ(埼玉県)、パルシステム茨城、ユーアイコープ(埼玉県)、
パルシステム山梨、パルシステム群馬、パルシステム福島、パルシステム静岡
パルシステム生活協同組合連合会は、事業活動におけるCO2削減をすすめるとともに、生協の特徴である組合員家庭に対する温暖化防止活動を呼びかけています。2005年度から取り組んだ環境家計簿「エコ・カレンダー」では、ガスや電気といった毎月のエネルギー使用量や、再使用可能なリユースびん、紙パックなどの利用量を組合員が提出することで意識啓発活動をすすめてきました。
2009年度からは、環境省「平成21年度エコポイント等CO2削減のための環境行動促進モデル事業(委託事業)」として、より組合員の積極的な参加を目的とした「エコ・アクション・カレンダー」へとリニューアルしました。組合員へエコロジーなライフスタイルを提案するとともに、毎月の検針票またはコピーを提出してもらい、CO2排出量の目標値や前年同月比での削減量に応じて「エコ・アクション・ポイント」としてパルシステムで使えるポイントを付与しています。
目標値は、2000年度を基準年とし、東京都世帯別の電気使用量から9%削減した目標値を設定しました。基準年から毎年1%ずつ削減し、2010年度は10%、2020年度には20%の削減を実現しようというものです。
現在「エコ・アクション・カレンダー」の取り組みには、2万2千名の組合員が参加しており、開始から半年間で約290tのCO2削減に成功しました。これは、樹齢50年の木が吸収するCO2量(※)の2万本以上に相当します。
今後もパルシステムは組合員とともにCO2の総量削減をすすめます。
※樹齢50年の木が吸収するCO2量
1年間に吸収する量を14kgで計算(出典=環境省/林野庁「地球温暖化防止のための緑の吸収源対策」)
■家庭での削減量を権利化、取引することも期待されます
政府は2009年9月に開催された国連気候変動首脳会合で、CO2削減目標として1990年比2020年で25%削減するという意欲的な目標を掲げました。目標を達成するには、さまざまな部門において削減を強力に進めていかなくてはいけません。このようななか、家庭部門は残念ながら1990年より2008年速報値で34.7%も増えているのが実情です。
「エコ・アクション・カレンダー」の意義は、世帯別に具体的な目標値を明確にし、削減量に応じてポイントというインセンティブを付与することにより、具体的な削減意識を高め、家庭部門の本格的削減をすすめることにあります。
また消費者1人ひとりの削減により発生する権利を、海外から調達する排出量と同じように多くの自治体や企業が使えるようになれば、国内の様々な地域で活動が活性化することが期待できます。パルシステムでは削減したCO2の環境価値を、パルシステムが組合員とともに削減した実績として環境報告書などに活用する予定です。
現在、国内において同様な取り組みが京都府や岡山市、柏市などですすめられています。パルシステムではこの活動を多くの自治体・団体とともに広く社会に広げていきたいと考え、外部の有識者・NPO団体とともに「市民CO2削減支援協議会」(※)を開催し、共通で使える仕組みづくり(電気やガス使用量の世帯人数別目標値の共通化やCO2削減量の計測方法など)を検討しています。この仕組みを広く公開することにより、多くの地域で同様な取り組みが推進されることを期待しています。
※市民CO2削減支援協議会
2008年に設立。下記の有識者・NPO団体で構成され、家庭部門のCO2の環境価値化の研究や、低炭素社会に向けた取り組みについて検討しています
有識者(敬称略):田中 優、國田 かおる 参加団体:NPO法人太陽光発電所ネットワーク、NPO法人エコテック、パルシステム生活協同組合連合会
●エコ・アクション・カレンダーのしくみ
「エコ・アクション・カレンダー」は、組合員に日々のくらしの中で省エネに取り組んでもらい、パルシステムに電気の検針票(またはそのコピー)を毎月提出してもらいます。そのデータを元に、世帯人数別目標値から削減したCO2 1kgにつき1ポイント(1円相当)、目標クリア5ポイントなどを付与します。また取り組みの様子は、インターネット上に開設している【エコ・アクションClub】に登録すると、CO2排出量の変化や同世帯人数での個人の順位が分かるチェックシートの閲覧が可能になります。
●パルシステムの環境への取り組み
パルシステム連合会では、環境負荷の低減や汚染の予防などに取り組んでいます。2009年3月には環境活動の方向性をより明確にするため「環境政策」を制定し、CO2排出総量の削減だけでなく、くらし方の見直しや食料自給率向上、生物多様性の保全など7項目を方針化しています。
【参考】
6、7月環境キャンペーンに取り組みます(2009年5月28日掲載)
http://www.pal-system.co.jp/topics/2009/090528/index.html
エコ・アクションClub
http://blog.coopnext.com/eco/
エコ・アクション・カレンダー
http://www.pal.or.jp/eco/calendar/index.html
パルシステムの環境への取り組み(「環境方針」も掲載されています)
http://www.pal.or.jp/eco/index.html
以上
●お問い合わせ パルシステム生活協同組合連合会 広報部
TEL:03-5976-6133/FAX:03-5976-6135/mailto:pal-kouhou@pal.or.jp
●組織概要 パルシステム生活協同組合連合会
(10会員・会員総事業高1,964億円/会員生協の組合員総数119.9万人)
所 在 地:〒112−8586 東京都文京区小日向4-5-16 理事長:若森 資朗
会員生協:パルシステム東京、パルシステム神奈川ゆめコープ、パルシステム千葉、ドゥコープ(埼玉県)、パルシステム茨城、ユーアイコープ(埼玉県)、
パルシステム山梨、パルシステム群馬、パルシステム福島、パルシステム静岡
企業情報
企業名 | パルシステム生活協同組合連合会 |
---|---|
代表者名 | 大信 政一 |
業種 | その他サービス |
コラム
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