2010年3月期連結業績は、前期に比べ売上高27.3%減、営業利益61.8%減と減収減益 - 2011年3月期の大型タイトル投入により、業績のV字回復を図る -
株式会社カプコンの2010年3月期連結業績は、売上高668億37百万円(前期比27.3%減)、営業利益55億87百万円(前期比61.8%減)、経常利益55億30百万円(前期比59.9%減)、四半期純利益21億67百万円(前期比73.1%減)
2010年5月7日
報道関係者各位
大阪市中央区内平野町三丁目1番3号
株 式 会 社 カ プ コ ン
代表取締役社長 辻 本 春 弘
(コード番号:9697 東証・大証)
2010年3月期連結業績は、前期に比べ売上高27.3%減、営業利益61.8%減と減収減益
- 2011年3月期の大型タイトル投入により、業績のV字回復を図る -
株式会社カプコンの2010年3月期連結業績(2009年4月1日-2010年3月31日)は、売上高668億37百万円(前期比27.3%減)、営業利益55億87百万円(前期比61.8%減)、経常利益55億30百万円(前期比59.9%減)、四半期純利益は21億67百万円(前期比73.1%減)となりました。
主力となるコンシューマ用ゲームソフト事業においては、国内で「モンスターハンター3(トライ)」および「モンスターハンターポータブル2nd G」などのシリーズタイトルが続伸しました。また海外では前期末に発売した「バイオハザード5」や「ストリートファイタIV」などのリピート作品を中心に販売いたしました。しかしながら、大型ソフト「ロスト プラネット2」や「スーパーストリートファイターIV」、「モンスターハンター3(トライ)」(海外版)の発売延期に加え、一部新作タイトルの苦戦もあり、大幅に前年を下回る結果となりました。
また、アミューズメント関連事業において、来期以降の効率的な事業体制を確立するため、事業再構築費用として特別損失を計上する一方、移転価格税制に関する日米税務当局の合意により過年度法人税等還付額を計上いたしました。
2011年3月期の連結業績予想につきましては、コンシューマ・オンラインゲーム事業での豊富なタイトルラインナップの投入により、売上高950億円、営業利益150億円と増収増益を予定しております。
1. 2010年3月期 連結業績(累計)
売上高:営業利益:経常利益:四半期純利益 (単位:百万円)
2010年3月期 66,837:5,587:5,530:2,167
2009年3月期 91,878:14,618:13,808:8,063
2. 2011年3月期 連結業績予想
売上高:営業利益:経常利益:当期純利益(単位:百万円):1株当たり当期純利益(円銭)
第2四半期連結累計期間 45,300:4,800:4,700:2,900:49 08
2011年3月期 95,000:15,000:14,000:8,000:135 39
3. 2010年3月期 各事業セグメントの概況
(1) コンシューマ用ゲームソフト事業(単位:百万円)
2009年3月期 : 2010年3月期 : 増減率
売上高 62,892 : 44,015 : -30.0%
営業利益 16,392 : 7,846 : -52.1%
営業利益率 26.1% : 7.8% : -
A. 当事業におきましては、主力ソフト「モンスターハンター3(トライ)」(Wii用)が順調に販売を伸ばすとともに、「逆転検事」(ニンテンドーDS用)や「バイオハザード5 オルタナティブ エディション」(プレイステーション3、Xbox 360用)も健闘したことに加え、「モンスターハンターポータブル 2nd G 」(プレイステーション・ポータブル用)が定着したブランド力により廉価版を含めて底堅い売行きを示したほか、過年度に大ヒットを放った「バイオハザード5」(プレイステーション3、Xbox 360用)も根強い人気に支えられ続伸いたしました。
B. また、「歴女(歴史好きな女性)」ブームの火付け役となり、戦国ブームを巻き起こしたシリーズ最新作「戦国BASARA バトルヒーローズ」(プレイステーション・ポータブル用)が手堅く伸長するとともに、ゲームキャラクターが宮城県知事選の投票啓発用ポスターに採用されるなど、ゲーム以外にも世間の注目を浴びました。
C. しかしながら、海外において発売した「バイオニック コマンドー」(プレイステーション3、Xbox 360用)、「バイオハザード/ダークサイド・クロニクルズ」(Wii用)や「ダークボイド」(プレイステーション3、Xbox 360用)がいずれも計画未達となるなど、弱含みに展開いたしました。
D. 加えて、欧米向け目玉タイトルの「ロスト プラネット 2」(プレイステーション3、Xbox 360用)および「スーパーストリートファイターIV」(プレイステーション3、Xbox 360用)などの発売が次期にずれ込んだことにより、総じて軟調に推移いたしました。
E. この結果、売上高は440億15百万円(前期比30.0%減)、営業利益78億46百万円(前期比52.1%減)となりました。
(2) アミューズメント施設運営事業(単位:百万円)
2009年3月期 : 2010年3月期 : 増減率
売上高 13,509 : 11,985 : -11.3%
営業利益 224 : 590 : 162.9%
営業利益率 1.7% : 4.9% : -
A. 当事業におきましては、市況回復の足取りが鈍い状況下、需要の喚起を図るため各種イベントの開催、サービスデーの実施や快適な空間作りなどによりコアユーザーの確保や女性、ファミリー層の取り込みに注力してまいりましたが、消費低迷や外出を控える「巣ごもり消費」の影響などにより集客力の低下は避けられず、足踏み状態が続きました。
B. 他方、店舗運営コストの削減など収益構造の見直しにより採算性の向上に努めてまいりました。
C. また、市場環境の変化に対応するため、不採算店2店舗を閉鎖するなど、収益力アップに向けた施設展開を行ってまいりました。
D. これにより、当期末の施設数は38店舗となっております。
E. この結果、売上高は119億85百万円(前期比11.3%減)となりましたが、営業利益は収益改善策が功を奏し5億90百万円(前期比162.9%増)となりました。
(3) 業務用機器販売事業(単位:百万円)
2009年3月期 : 2010年3月期 : 増減率
売上高 8,023 : 2,280 : -71.6%
営業利益 1,758 : -203 : -
営業利益率 21.9% : -8.9%: -
注) 上記の事業の種類別セグメント売上高は外部顧客に対する売上高を示しており、以下のセグメント売上高はセグメント間の内部売上高を含めて表示しております。
A. 当事業におきましては、市場が冷え込んでいる環境のもと、メダルゲーム「マリオパーティ ふしぎのコロコロキャッチャー」の投入等により、既存顧客の深耕や新規開拓に努めてまいりました。また、局面打開を図る一環として株式会社バンダイナムコゲームスと業務提携を行うなど、販売拡大に向けて全力を傾注してまいりましたが、リピート商品主体の営業展開となりましたため苦戦を強いられ、事業の見直しを余儀なくされました。
B. この結果、売上高は22億80百万円(前期比71.6%減)となり、営業損失2億3百万円(前期は17億58百万円の営業利益)と不本意な業績となりました。
(4) コンテンツエキスパンション事業(単位:百万円)
2009年3月期 : 2010年3月期 : 増減率
売上高 4,628 : 5,819 : 25.7%
営業利益 -230 : 509 : -
営業利益率 -5.0% : 8.7% : -
A. 当事業におきましては、携帯電話向けコンテンツ配信事業は「逆転裁判4」が堅調に推移したほか、アイフォーン/アイポッド・タッチ向け「バイオハザード ディジェネレーション」も新規ユーザーを獲得するなど、おおむね計画どおり推移いたしました。
B. 他方、遊技機向け関連機器事業については、厳しい事業環境や目玉商品の不在により不調が続きましたが、第4四半期に投入した「ビューティフル ジョー」が底堅い売行きを示したほか、協業展開の一環であります「新鬼武者」も人気ブランドとの相乗効果により健闘するなど、一陽来復の兆しが見えてまいりました。
C. この結果、売上高は58億19百万円(前期比25.7%増)、営業利益5億9百万円(前期は2億30百万円の営業損失)となりました。
(5) その他事業(単位:百万円)
2009年3月期 : 2010年3月期 : 増減率
売上高 2,824 : 2,736 : -3.1%
営業利益 1,053 : 1,097 : 4.1%
営業利益率 37.3% : 40.1% : -
その他事業につきましては、主なものはキャラクター関連のライセンス事業で、売上高は27億36百万円(前期比3.1%減)、営業利益10億97百万円(前期比4.1%増)となりました。
【本件に関するお問い合わせ先】
会社名株式会社カプコン
広報・IR室
電話番号(06)6920-3623
《関連URL》
http://www.capcom.co.jp/index.html
http://www.capcom.co.jp/ir/
報道関係者各位
大阪市中央区内平野町三丁目1番3号
株 式 会 社 カ プ コ ン
代表取締役社長 辻 本 春 弘
(コード番号:9697 東証・大証)
2010年3月期連結業績は、前期に比べ売上高27.3%減、営業利益61.8%減と減収減益
- 2011年3月期の大型タイトル投入により、業績のV字回復を図る -
株式会社カプコンの2010年3月期連結業績(2009年4月1日-2010年3月31日)は、売上高668億37百万円(前期比27.3%減)、営業利益55億87百万円(前期比61.8%減)、経常利益55億30百万円(前期比59.9%減)、四半期純利益は21億67百万円(前期比73.1%減)となりました。
主力となるコンシューマ用ゲームソフト事業においては、国内で「モンスターハンター3(トライ)」および「モンスターハンターポータブル2nd G」などのシリーズタイトルが続伸しました。また海外では前期末に発売した「バイオハザード5」や「ストリートファイタIV」などのリピート作品を中心に販売いたしました。しかしながら、大型ソフト「ロスト プラネット2」や「スーパーストリートファイターIV」、「モンスターハンター3(トライ)」(海外版)の発売延期に加え、一部新作タイトルの苦戦もあり、大幅に前年を下回る結果となりました。
また、アミューズメント関連事業において、来期以降の効率的な事業体制を確立するため、事業再構築費用として特別損失を計上する一方、移転価格税制に関する日米税務当局の合意により過年度法人税等還付額を計上いたしました。
2011年3月期の連結業績予想につきましては、コンシューマ・オンラインゲーム事業での豊富なタイトルラインナップの投入により、売上高950億円、営業利益150億円と増収増益を予定しております。
1. 2010年3月期 連結業績(累計)
売上高:営業利益:経常利益:四半期純利益 (単位:百万円)
2010年3月期 66,837:5,587:5,530:2,167
2009年3月期 91,878:14,618:13,808:8,063
2. 2011年3月期 連結業績予想
売上高:営業利益:経常利益:当期純利益(単位:百万円):1株当たり当期純利益(円銭)
第2四半期連結累計期間 45,300:4,800:4,700:2,900:49 08
2011年3月期 95,000:15,000:14,000:8,000:135 39
3. 2010年3月期 各事業セグメントの概況
(1) コンシューマ用ゲームソフト事業(単位:百万円)
2009年3月期 : 2010年3月期 : 増減率
売上高 62,892 : 44,015 : -30.0%
営業利益 16,392 : 7,846 : -52.1%
営業利益率 26.1% : 7.8% : -
A. 当事業におきましては、主力ソフト「モンスターハンター3(トライ)」(Wii用)が順調に販売を伸ばすとともに、「逆転検事」(ニンテンドーDS用)や「バイオハザード5 オルタナティブ エディション」(プレイステーション3、Xbox 360用)も健闘したことに加え、「モンスターハンターポータブル 2nd G 」(プレイステーション・ポータブル用)が定着したブランド力により廉価版を含めて底堅い売行きを示したほか、過年度に大ヒットを放った「バイオハザード5」(プレイステーション3、Xbox 360用)も根強い人気に支えられ続伸いたしました。
B. また、「歴女(歴史好きな女性)」ブームの火付け役となり、戦国ブームを巻き起こしたシリーズ最新作「戦国BASARA バトルヒーローズ」(プレイステーション・ポータブル用)が手堅く伸長するとともに、ゲームキャラクターが宮城県知事選の投票啓発用ポスターに採用されるなど、ゲーム以外にも世間の注目を浴びました。
C. しかしながら、海外において発売した「バイオニック コマンドー」(プレイステーション3、Xbox 360用)、「バイオハザード/ダークサイド・クロニクルズ」(Wii用)や「ダークボイド」(プレイステーション3、Xbox 360用)がいずれも計画未達となるなど、弱含みに展開いたしました。
D. 加えて、欧米向け目玉タイトルの「ロスト プラネット 2」(プレイステーション3、Xbox 360用)および「スーパーストリートファイターIV」(プレイステーション3、Xbox 360用)などの発売が次期にずれ込んだことにより、総じて軟調に推移いたしました。
E. この結果、売上高は440億15百万円(前期比30.0%減)、営業利益78億46百万円(前期比52.1%減)となりました。
(2) アミューズメント施設運営事業(単位:百万円)
2009年3月期 : 2010年3月期 : 増減率
売上高 13,509 : 11,985 : -11.3%
営業利益 224 : 590 : 162.9%
営業利益率 1.7% : 4.9% : -
A. 当事業におきましては、市況回復の足取りが鈍い状況下、需要の喚起を図るため各種イベントの開催、サービスデーの実施や快適な空間作りなどによりコアユーザーの確保や女性、ファミリー層の取り込みに注力してまいりましたが、消費低迷や外出を控える「巣ごもり消費」の影響などにより集客力の低下は避けられず、足踏み状態が続きました。
B. 他方、店舗運営コストの削減など収益構造の見直しにより採算性の向上に努めてまいりました。
C. また、市場環境の変化に対応するため、不採算店2店舗を閉鎖するなど、収益力アップに向けた施設展開を行ってまいりました。
D. これにより、当期末の施設数は38店舗となっております。
E. この結果、売上高は119億85百万円(前期比11.3%減)となりましたが、営業利益は収益改善策が功を奏し5億90百万円(前期比162.9%増)となりました。
(3) 業務用機器販売事業(単位:百万円)
2009年3月期 : 2010年3月期 : 増減率
売上高 8,023 : 2,280 : -71.6%
営業利益 1,758 : -203 : -
営業利益率 21.9% : -8.9%: -
注) 上記の事業の種類別セグメント売上高は外部顧客に対する売上高を示しており、以下のセグメント売上高はセグメント間の内部売上高を含めて表示しております。
A. 当事業におきましては、市場が冷え込んでいる環境のもと、メダルゲーム「マリオパーティ ふしぎのコロコロキャッチャー」の投入等により、既存顧客の深耕や新規開拓に努めてまいりました。また、局面打開を図る一環として株式会社バンダイナムコゲームスと業務提携を行うなど、販売拡大に向けて全力を傾注してまいりましたが、リピート商品主体の営業展開となりましたため苦戦を強いられ、事業の見直しを余儀なくされました。
B. この結果、売上高は22億80百万円(前期比71.6%減)となり、営業損失2億3百万円(前期は17億58百万円の営業利益)と不本意な業績となりました。
(4) コンテンツエキスパンション事業(単位:百万円)
2009年3月期 : 2010年3月期 : 増減率
売上高 4,628 : 5,819 : 25.7%
営業利益 -230 : 509 : -
営業利益率 -5.0% : 8.7% : -
A. 当事業におきましては、携帯電話向けコンテンツ配信事業は「逆転裁判4」が堅調に推移したほか、アイフォーン/アイポッド・タッチ向け「バイオハザード ディジェネレーション」も新規ユーザーを獲得するなど、おおむね計画どおり推移いたしました。
B. 他方、遊技機向け関連機器事業については、厳しい事業環境や目玉商品の不在により不調が続きましたが、第4四半期に投入した「ビューティフル ジョー」が底堅い売行きを示したほか、協業展開の一環であります「新鬼武者」も人気ブランドとの相乗効果により健闘するなど、一陽来復の兆しが見えてまいりました。
C. この結果、売上高は58億19百万円(前期比25.7%増)、営業利益5億9百万円(前期は2億30百万円の営業損失)となりました。
(5) その他事業(単位:百万円)
2009年3月期 : 2010年3月期 : 増減率
売上高 2,824 : 2,736 : -3.1%
営業利益 1,053 : 1,097 : 4.1%
営業利益率 37.3% : 40.1% : -
その他事業につきましては、主なものはキャラクター関連のライセンス事業で、売上高は27億36百万円(前期比3.1%減)、営業利益10億97百万円(前期比4.1%増)となりました。
【本件に関するお問い合わせ先】
会社名株式会社カプコン
広報・IR室
電話番号(06)6920-3623
《関連URL》
http://www.capcom.co.jp/index.html
http://www.capcom.co.jp/ir/
企業情報
企業名 | 株式会社 カプコン |
---|---|
代表者名 | 辻本 春弘 |
業種 | エンタテインメント・音楽関連 |
コラム
株式会社 カプコンの
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