パルシステム生活協同組合連合会『農業・畜産業・漁業に興味がある学生の意識調査』を発表

◆ 農業・畜産業・漁業の仕事や職業に興味がある学生が影響を受けたもの
　1位「テレビ番組」　　2位「実際の体験」　　3位「親」
◆ 農業・畜産業・漁業に興味を持つにあたり影響を受けたのは？
　テレビ番組「ザ！鉄腕！DASH！！」　アニメ・漫画「もやしもん」　ゲーム「牧場物語」

パルシステム生活協同組合連合会は、農業・畜産業・漁業やその周辺産業に関わる仕事や職業に興味がある学生（全回答者1000名）に対し、それぞれの産業に興味を持つにあたり、影響を受けたものを複数回答で聞いたところ、最も多かったのは「テレビ番組」で51.6%、続いて「実際の体験」35.0%、「親」27.5%、「学校の授業」25.5%となりました。

「テレビ番組」に影響を受けたと回答した516名に、影響を受けた具体的な番組名を自由回答で聞いたところ、「ザ！鉄腕！DASH！！」57名、「中居正広の金曜日のスマたちへ」34名、「いきなり！黄金伝説。」20名となりました。
「アニメ・漫画」で影響を受けたと回答した136名に、影響を受けた具体的なタイトルを自由回答で聞いたところ、農業大学を舞台にした「もやしもん」が49名と最も多くなりました。

「ゲーム」で影響を受けたと回答した132名に、影響を受けた具体的なゲーム名を自由回答で聞いたところ、mixiやGREEなどでも展開されている「牧場物語シリーズ」が72名と半数以上となっています。

◆ 農業に関わる仕事に就く場合に必要だと思うもの
　1位「体力」　　2位「粘り強さ」　　3位「専門知識/専門技術」
◆ 農業・畜産業・漁業に興味がある学生が実際に情報を得るために行っていること
　「関連するテレビ番組を見る」　5割弱

全回答者1000名に対し、それぞれ最も興味がある産業に関わる仕事に就く場合､必要だと思うものを複数回答で聞いたところ、農業に（最も）興味がある学生（700名）では1位「体力」（83.0%）、2位「粘り強さ」（70.0%）、3位「専門知識/専門技術」（63.9%）、畜産業に（最も）興味がある学生（100名）では1位「体力」（85.0%）、2位「専門知識/専門技術」（66.0%）、3位「粘り強さ」（65.0%）、漁業に（最も）興味がある学生（200名）では1位「体力」（83.5%）、2位「粘り強さ」（70.0%）、3位「経験」（67.5%）となり、漁業においては「経験」が必要だと回答した人が農業や畜産業よりも高くなりました。

次に、それぞれ興味がある産業に関連して､実際に情報を得るために行っていることを複数回答で聞いたところ、1位「関連するテレビ番組を見る」（47.2%）、2位「学校の授業や教材で情報を得る」（26.7%）、3位「実際に関わっている人たちの話を聞く」（25.8%）となりました。

◆ 農業に興味がある学生の就農意向　26.1%
◆ 就農意向を親に伝達済み　4割半ば

全回答者1000名に対し、それぞれ興味がある産業に就職をしたいと思うか聞いたところ、『就職したい』は25.0%（「就職したい」7.1%と「どちらかといえば就職したい」17.9%の合計）となりました。産業別の就職意向は農業で26.1%、畜産業で25.0%、漁業で21.0%となっており、農業と畜産業に関しては、興味を持っている学生の4人に1人が就職を考えていることがわかりました。

『就職したい』と回答した250名に、その理由を複数回答で聞いたところ、最も多かったのは「自然が好きだから」で81.2%と、8割を超えました。続いて「美味しいものを消費者に届けたいから」37.2%、「動物が好きだから」36.8%、「達成感を味わいたいから」35.6%、「田舎で暮らしたいから」30.0%、「自分に合うと思うから」22.0%となっています。

農業に就職したいと思っている183名では、就職したい理由において「実家が農業を営んでいるから」が24.6%となっており、家業を継ぐことを理由としている学生も4人に1人程度いるようです。農業に『就職したい』と回答した183名に、『就職したい』と思っていることを両親に伝えているか聞いたところ、「伝えている」は45.9%と4割半は伝達済みで、5割半ばは自分の就職の意向を未だ心に秘めていることがわかりました。

◆ 食料自給率　『興味・関心がある』　8割弱
◆ 漁業に興味がある学生の5割強が「インターネット直販」に関心あり
◆ 農業に興味がある学生の4割が「農業ベンチャー」に関心あり

全回答者1000名に、「食料自給率」、「インターネット直販（販売者として）」、「農業の株式化」、「農業ベンチャー」に対し、それぞれどの程度興味・関心があるか聞きました。

「食料自給率」では、『興味・関心がある』と回答した学生は79.0%（「興味・関心がある」40.3%と「どちらかといえば興味・関心がある」38.7%の合計）と8割近くにのぼりました。
産業別に『興味・関心がある』の割合をみると、農業に興味がある学生で82.4%、畜産業に興味がある学生で73.0%、漁業に興味がある学生で70.0%と、他の産業よりも農業に興味がある学生で10ポイント近く高くなっており、関心が高いことが窺えます。

「インターネット直販（販売者として）」では、『興味・関心がある』と回答した学生は47.5%（「興味・関心がある」18.8%と「どちらかといえば興味・関心がある」28.7%の合計）となりました。
産業別に『興味・関心がある』の割合をみると、農業に興味がある学生で47.6%、畜産業に興味がある学生で40.0%、漁業に興味がある学生で51.0%と、漁業に興味がある学生では5割を超えました。

同様に、「農業の株式化」では、『興味・関心がある』と回答した学生は30.6%（「興味・関心がある」11.5%と「どちらかといえば興味・関心がある」19.1%の合計）と、3割でした。
産業別に『興味・関心がある』の割合をみると、農業に興味がある学生で31.7%、畜産業に興味がある学生で34.0%、漁業に興味がある学生で25.0%となっています。

「農業ベンチャー」では、『興味・関心がある』と回答した学生は37.1%（「興味・関心がある」15.3%と「どちらかといえば興味・関心がある」21.8%の合計）となりました。
産業別に『興味・関心がある』の割合をみると、農業に興味がある学生で39.7%、畜産業に興味がある学生で37.0%、漁業に興味がある学生で28.0%と、農業・畜産業で高くなっています。

◆ 実際に育ててみたいもの　男子学生「米」　女子学生「トマト」
◆ こだわりの米作りが似合う有名人　1位「里田まい」

農業に興味がある700名に対し、実際に育ててみたいと思うものを複数回答で聞いたところ、1位「米」61.4%、2位「トマト」56.1%、3位「じゃがいも」51.3%、4位「イチゴ」45.6%、5位「とうもろこし」45.1%となりました。
男女別にみると、男性では1位「米」72.2%、女性では1位「トマト」61.4%となり、男女で育ててみたいものに違いがあり、農業のとらえ方が異なるようです。

全回答者1000名に、こだわりの米作りが似合う有名人を自由回答で聞いたところ、1位は“里田米”の名がついたお米を作っている「里田まい」さんとなりました。2位は「島田紳助」さん、3位「松岡修造」さんとなっています。


■■調査概要■■

◆調査タイトル：農業・畜産業・漁業に興味がある学生の意識調査
◆調査対象：ネットエイジアリサーチのモバイルモニター会員を母集団とする
農業・畜産業・漁業やその周辺産業に関わる仕事や職業に興味がある
12歳〜22歳の学生
◆調査期間：2010年8月24日〜2010年8月27日
◆調査方法：インターネット調査（モバイルリサーチ）
◆調査地域：全国
◆有効回答数：1,000サンプル（有効回答母数から1,000サンプルを抽出）


■■報道関係の皆様へ■■

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■■本調査に関するお問合せ窓口■■

パルシステム生活協同組合連合会　広報部　担当：松岡、石原
TEL ：03-5976-6133
Eメール ：pal-kouhou@pal.or.jp
受付時間 ：10時00分〜17時30分（月〜金）


■■パルシステム生活協同組合連合会　概要■■

組織名 ：パルシステム生活協同組合連合会
代表者名 ：理事長　若森　資朗
設立 ：1990年2月
所在地 ：東京都文京区小日向4-5-16　ツインヒルズ茗荷谷
業務内容 ：会員生協の委託を受けた、商品・システム・基幹物流