肝硬変の原因にリウマチ遺伝子 シノビオリンがかかわることを発見 多くの患者が望む革新的治療法開発のきっかけに
東京医科大学 医学総合研究所 (西岡久寿樹所長) 中島利博教授の研究グループは、聖マリアンナ医科大学 長谷川大輔医師らとの共同研究により、リウマチ原因遺伝子シノビオリンが肝硬変の線維化に重要な役割を果たしていることを発見した。
シノビオリンが過剰に働くことにより、両疾患の病態形成の中心的細胞である「線維芽細胞の活性化とコラーゲン分泌を促進」を証明したこの発見は、まったく異なる病態と考えられていたリウマチと肝硬変という疾患に共通のメカニズムが存在することを示すと同時に、慢性肝炎から肝硬変への進行、リウマチの最終像としての線維化、肺線維症など、現在の先端治療における最後の難関の一つであり、多くの患者が希求している「線維化」に対する革新的治療法の開発につながる可能性を示唆するものである。
参考1 肝硬変について:
ウイルス性肝炎、アルコール性肝障害などから移行することが知られ、現在30-40万人の患者が存在する。さらに、肝細胞がんの基礎病変となる。インターフェロン、抗B型肝炎ウイルス剤などの開発によりウイルス性肝炎の制御はある程度可能となってきているが、肝硬変に対する治療法は皆無に等しく、社会問題となっている。
参考2 関節リウマチについて:
約70万人の患者の患者がいると推測され、生物学的製剤による治療にて劇的なQOL(Quality of life) の改善を認めるが、線維化してしまった関節に対してはいまだ有効な治療法がない。
【本件に関するお問い合わせ先】
東京医科大学 医学総合研究所
東京都新宿区新宿6-1-1
中島利博研究室
TEL:03-3351-6141( 内線301 )/ FAX:03-3351-6166
《関連URL》
http://www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0013590#top
http://www.tokyo-med.ac.jp/ims/
参考1 肝硬変について:
ウイルス性肝炎、アルコール性肝障害などから移行することが知られ、現在30-40万人の患者が存在する。さらに、肝細胞がんの基礎病変となる。インターフェロン、抗B型肝炎ウイルス剤などの開発によりウイルス性肝炎の制御はある程度可能となってきているが、肝硬変に対する治療法は皆無に等しく、社会問題となっている。
参考2 関節リウマチについて:
約70万人の患者の患者がいると推測され、生物学的製剤による治療にて劇的なQOL(Quality of life) の改善を認めるが、線維化してしまった関節に対してはいまだ有効な治療法がない。
【本件に関するお問い合わせ先】
東京医科大学 医学総合研究所
東京都新宿区新宿6-1-1
中島利博研究室
TEL:03-3351-6141( 内線301 )/ FAX:03-3351-6166
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企業情報
企業名 | 東京医科大学 医学総合研究所 |
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代表者名 | 西岡 久寿樹 |
業種 | 未選択 |