「量」から「質」へと転換し始めた『住』。株式会社リクルートコスモスが、日本の共同住宅の新しいあり方を考える『COCOLABO』プロジェクトを始動。

ライフスタイル多様化の中、量から質へと転換し始めた「住」。 ?リクルートコスモスは、大学の建築系研究室と生活者を結び 共同住宅のあり方を考える『COCOLABO (ココラボ)』始動いたしました。 10月中旬までホームページ上で演習を展開 ( http://www.cocolabo.jp/ )

報道関係者 各位
プレスリリース

              
2006年7月12日
                    株式会社リクルートコスモス
                     『COCOLABO』プロジェクト                  

21世紀に入って、人びとの生活スタイルの多様な変化と併せて、
ファッションや食に始まり「住」の分野についての意識や関心が高まってきています。
「住」の量から質への転換が進み始める中、株式会社リクルートコスモス
(本社:東京都港区海岸3-9-15、社長:町田公志)は、大学の建築系研究室と
生活者とのパイプ役となり、これからの共同住宅のあり方について
共同研究するプロジェクト『COCOLABO(ココラボ)』を始動しました。
『COCOLABO』は、個々(coco)の住まいを共に(co)考える研究所(laboratory)
という意味から名付けた名称です。
当社が、日本の共同住宅の新しいあり方を考えるプロジェクトとして、
東京工業大学、共立女子大学、横浜国立大学の建築系研究室が展開する研究を支援し、
生活者の生の意見を取り入れながら研究を発展させていく試みです。
各研究室では、学生たちがプロフェッサー・アーキテクト(※参照)と一体となって、
独創性溢れるアプローチでの研究を展開。
内容は既にオープンしたホームページhttp://www.cocolabo.jp/ にブログ形式で発表され、
ホームページ上に生活者たちが生の意見を寄せ、研究室はその意見を取り入れ
さらに研究を進めています(既にユーザーから相当数のコメントが寄せられています)。
研究は4ヶ月間に渡って展開され、10月に各研究室で最終成果をまとめ、
11月に展示会・ワークショップ形式で発表の予定です。

※プロフェッサー・アーキテクト:
建築家として活躍しながら、建築を指導・研究し、学生を育てていく教授
昨今、プロフェッサー・アーキテクトが活躍する時代の到来と併せて、
建築・住宅のデザイン情報に精通し、自分のイメージやこだわりを持つ
新しい生活者達が登場してきました。
『COCOLABO』は、「住」への関心の高い生活者と専門に研究を進める大学、
そして実際の開発者であるディベロッパーが双方向にコミュニケーションを図るという、
住宅分野においては殆ど例のない「プランニング・コラボレーション」です。
当社では、今回のプロジェクトを「住」をテーマにした演習の新基準と位置づけ、
未来の住まいを創造する新しい発想や提言が生まれてくることを目指して参ります。

■プロジェクトのお問合せ先
株式会社リクルートコスモス『COCOLABO』プロジェクト
〒108-8427 東京都港区海岸3-9-15 LOOP-Xビル
電話:03-5440-4055/Email:m-kikuchi@rc.rcg.co.jp


【本件リリースに関するお問い合わせ】
 ■会社名:株式会社リクルートコスモス 
 ■担当者:グループ戦略室
      広報担当 野崎/今井 
 ■TEL  :03-5440-4010 
 ■FAX :03-5440-4058
 ■Email :nozaki@rc.rcg.co.jp(野崎)/ t-imai@rc.rcg.co.jp(今井)
 ■URL:http://www.rcg.co.jp


<参考:各大学のオリジナリティに溢れた研究活動>
参加する3つの研究室は、40代〜60代の3つの世代を代表するプロフェッサー・アーキ
テクトが率い、個性豊かな研究が展開されています。

■東京工業大学建築学科(塚本研究室)
●プロフェッサー・アーキテクト:塚本由晴助教授 / 学生:7名
●全体テーマ「新しいモノの集まり方」
従来の、人に対して部屋を作り、そこにモノが集まっていくという作り方ではなく、
モノのレイアウトから場所を作り、人がそこをどう使って生活するかを考えていき
ます。本に埋め尽くされた場所や家族みんなの巨大クローゼットのような場所、様
々なモノが一同に見える場所や何もない場所など、多様な環境が形成され、これま
での標準的なマンションのプランでは実現できなかった生活現象が生まれます。
塚本助教授は、このプロジェクトを通して、「つかう」と「つくる」の新しい関係
が築けるのではないかと期待しています。
●第1回テーマ
「住宅はもはやマンガ喫茶みたいなものでもよいのではないか?」
顔の見えない個人を根拠にする代わりに住宅の中に必ず現れてくるモノを根拠に作
ったらどうなるかを考え、1回目は家中の本を集めた書斎、お父さんの趣味のコーナ
ー、或いはリラックスしたい時に使うコーナー、集中したい時に使うコーナーなど、
マンガ喫茶のように小さなコーナーをたくさん作り、中央に小さなコーナーで起き
ていることを同時に見渡せる、開放感のある大きな空間を配したプランを提案します。

■共立女子大学家政学部生活美術学科建築専攻(堀研究室)
●プロフェッサー・アーキテクト:堀啓二助教授 / 学生:6名
●全体テーマ:「外に開いた住まいの可能性 生活順応型の住まい」
家族の形態や生活様式の変化に着目し、ライフサイクルやライフステージにあわせて
変わっていける住まいを提案。これまでのマンションは、扉一枚で共用廊下と住まい
が閉じる関係にありましたが、ライフスタイルが多様となっているこの時代に、もし
プライバシーやセキュリティを考慮し、住まいを外に開いたら、住まい方も豊かに大
きく変わるのではないか、という視点で研究を行ないます。
堀助教授は、このプロジェクトを通して、住み続けられる住まいが見えてくるのでは
ないかと期待しています。
●第1回テーマ
「始まります!ラブ・サバ生活〜DINKS夫婦2人の場合〜」
共に自分の仕事を持ち、個々の仕事やプライバシーも尊重しながら夢に向かって生き
生きと暮らす若い夫婦を想定。SOHOなアイデア生活編、仕事で帰りが遅くなっちゃっ
た編、ある日曜日の過ごし方編の3つのストーリーに基づき2人が楽しくラブラブでサ
バサバした生活ができる間取りを提案。

■横浜国立大学建築学教室設計意匠研究室(北山研究室)
●プロフェッサー・アーキテクト:北山恒教授 / 学生:11名
●全体テーマ:「間合い」の調整が可能な集合住宅のあり方
「人」が結ぶ絆が多様化していることに着目し、親と子の間合い、隣人との間合い、
地域社会との間合い、自然との間合いといった「間合い」を取り上げ、従来の集合住
宅に見られる共用部と個室の概念を取り払うなど、間合いの調整が可能な集合住宅を
提案します。
北山教授は、学生たちに研究の出発点として「集合住宅の『あたりまえ』を疑う」よ
う、示唆しています。
●第1回テーマ
「みんなのえんがわ」 〜共用廊下が生活空間の一部になったら〜
部屋と部屋、部屋と共用部(廊下、エレベーター、階段など)の関係を崩し、住む人
の意志で様々な住まい方や間合いをつくることができるような集合住宅を提案。「み
んなのえんがわ」は中庭を囲むように部屋が並び、それを回遊性のある共用部で囲ん
だプランです。生活者の方たちから、この家にどのような住み方をしたいか、意見を
求めていきます。

企業情報

企業名 株式会社リクルートコスモス
代表者名 町田公志
業種 未選択

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