小中学生の携帯電話所有に関する調査 〜5割弱の保護者は、子供が『有料』の携帯ゲームを『無料』と勘違いすることが不安〜
モバイルリサーチを展開するネットエイジア株式会社(本社:東京都中央区 代表取締役:三清 慎一郎 以下ネットエイジア)では、「小中学生の携帯電話所有に関する調査」をモバイルリサーチにより実施し、「小学生、もしくは中学生の子供がいる」と答えた全国の30歳〜49歳の男女1098名の回答を集計いたしました。
回答者全員(「小学生、もしくは中学生の子供がいる」と答えた全国の30歳〜49歳の男女1098名)に、最も年長の子供に関して、「小学生」もしくは「中学生」の子供の学齢を聞いたところ、「小学校1年生」が55人(5.0%)、「小学校2年生」が66人(6.0%)、「小学校3年生」が79人(7.2%)、「小学校4年生」が90人(8.2%)、「小学校5年生」が115人(10.5%)、「小学校6年生」が125人(11.4%)、「中学1年生」が165人(15.0%)、「中学2年生」が196人(17.9%)、「中学3年生」が207人(18.9%)でした。このレポート内においては、小学校1〜3年生を「小学校低学年」、小学校4〜6年生を「小学校高学年」、中学1〜3年生を「中学生」とします。
◆小学校高学年の携帯電話保有率 約3割
まず始めに回答者全員に「小学生もしくは中学生の子供は携帯電話を持っているか」という質問を単一回答形式で聞いてみた。「本人専用の携帯電話を持っている」と答えたのは36.1%、「家族と共用の携帯電話を持っている」が5.3%、「携帯電話は持っていない」は58.7%であった。「本人専用の携帯電話を持っている」と「家族と共用の携帯電話を持っている」を合わせた「所有している(計)」は41.3%で、4割強の小中学生が携帯電話を所有しているという結果になった。子供の学齢別で比較を行うと、「小学校低学年」、「小学校高学年」で「所有している(計)」と答えたのはそれぞれ11.5%、29.1%であったが、「中学生」になると割合が高くなり59.0%と6割近くが「所有している(計)」と答えた。
◆携帯電話を持たせることで安心できる点、「いつでも連絡が取れること」9割強
◆携帯電話を持たせることで不安になる点、「出会い系など有害サイトへの関与」6割半ば
◆子供が『有料』の携帯ゲームを『無料』と勘違いすることが不安 5割弱
先程の「小学生もしくは中学生の子供は携帯電話を持っているか」という質問で「本人専用の携帯電話を持っている」と答えた396人に、「携帯電話を持つことで安心できる点、便利だと思う点」を複数回答形式で聞いてみた。最も多かったのは「いつでも連絡が取れること」で93.7%と9割強の回答者がこの項目を挙げた。以下「GPS機能で子どもがどこにいるかわかること」が38.1%、「(機種によっては)防犯ブザーなどの防犯機能が付いていること」が19.7%、「交友関係の幅が広がる」が16.2%、「携帯電話のネット機能で調べ物などができること」が7.6%と続く結果になった。携帯電話を持たせることにおいては、「交友を広げることや勉強の補助に使うツール」よりも「防犯・安全を守るためのツール」として期待をしているということがわかった。
また同様に「携帯電話を持つことで不安になる点、心配だと思う点」を複数回答形式で聞いてみた。最も多かったのは「出会い系などの有害サイトへの関与」と「迷惑メールやワンクリック詐欺などの被害」で65.9%がこのように答えた。以下「学校裏サイトやプロフ、掲示板での誹謗中傷・イジメ」が57.8%、「携帯電話を使った犯罪に巻き込まれること」が51.8%、「高額な携帯電話利用料金」が49.7%、「携帯ゲームで『有料』のサービスを『無料』と勘違いすること」47.5%と続く。また携帯電話を所持している子どもの性別で比較を行うと、男児は女児に比べて「携帯ゲームで『有料』のサービスを『無料』と勘違いすること」が53.8%、「ゲームのやりすぎ」が39.8%と若干高かった。
◆小学生より中学生の方が不安、中学生が携帯電話を持つことを「不安だと思う」65.0%
続いて回答者全員に「小学生が携帯電話を持つことについてどのように思うか」という質問をしてみた。全体では「安心できる事の方が多いと思う」が9.0%、「安心できる事の方がやや多いと思う」が33.1%で、あわせて42.1%の回答者が「安心できると思う(計)」と答えた。一方で「不安を感じる事の方がやや多いと思う」が27.0%、「不安を感じる事の方が多いと思う」が30.9%で、あわせて57.9%が「不安だと思う(計)」と回答、「安心できると思う(計)」をやや上回った。子供の携帯電話所有別で比較を行うと、「本人専用所持グループ」では「安心できると思う(計)」が63.4%で、「不安だと思う(計)」の36.6%を大きく上回ったが、「持っていないグループ」では「不安だと思う(計)」が72.2%で、「安心できると思う(計)」の27.8%を大きく上回るという、まったく逆の結果が得られた。
同様に、「中学生が携帯電話を持つことについてどの様に思うか」という質問をしてみたところ、全体では「安心できる事の方が多いと思う」が5.9%、「安心できる事の方がやや多いと思う」が29.1%で、あわせて35.0%の回答者が「安心できると思う(計)」と答えた。一方で「不安を感じる事の方がやや多いと思う」が38.5%、「不安を感じる事の方が多いと思う」が26.5%で、あわせて65.0%が「不安だと思う(計)」と回答、「安心できると思う(計)」を大きく上回った。子供の携帯電話所有別ではこちらも小学生同様、「本人専用所持グループ」では「安心できると思う(計)」が58.1%で、「不安だと思う(計)」の41.9%を上回ったが、「持っていないグループ」では「不安だと思う(計)」が80.6%で、「安心できると思う(計)」の19.4%を大きく上回る逆の結果が得られた。子供に実際に携帯電話を持たせている保護者では安心感のほうが大きく、持たせていない保護者では不安感のほうが大きいと感じている、という結果が得られた。
◆児童・生徒の小中学校への携帯電話の持ち込み禁止、6割半ばが「賛成」
◆自分専用の携帯電話を持っている自分の子どもは「ケータイ依存」3割強
一昨年の2009年1月に文部科学省が児童・生徒の小中学校への携帯電話の持ち込みを原則禁止にすると通達したが、このことについてどのように思うか、全員に聞いてみた。全体では「賛成である」が6割半ばの65.1%で「どちらともいえない」が29.9%、「反対である」が5.0%という結果になった。子供の携帯電話所有別で比較を行うと、「賛成である」という回答は「持っていないグループ」が71.6%で「本人専用所持グループの」56.1%よりも15.5ポイント上回る結果になった。また「どちらともいえない」という態度保留の回答者は「本人専用所持グループ」では35.1%で「持っていないグループ」の25.6%を9.5ポイント上回った。
続いて「本人専用の携帯電話を持っている」と答えた396人に「あなたの子供はケータイ依存だと思うか」という質問をしたところ、3割強の31.8%が「思う(計)」と答えた(「思う」8.1%、「やや思う」23.7%の合計)。子どもの性別でも比較を行ったが大きな差は見られず、「思う(計)」と答えたのは男児が31.0%、女児が32.4%であった。また、回答者自身のケータイ依存度で比較を行ったところ、自分がケータイ依存だと「思う(計)」と答えた回答者は子供も「ケータイ依存だと思う」とした割合が高い傾向が見られた。
◆子供が通う学校の『学校裏サイト』を探したことがある 保護者の16.8%
最後に回答者全員に「子どもが通う学校の『学校裏サイト』を検索したこと、探したこと、調べたことがあるか」という質問をしたところ、16.8%の回答者が「ある」と答え、「ない」と答えたのは83.2%であった。子どもの性別で比較を行うと男児では15.8%であったのに対し、女児ではそれよりも6.9ポイント高い22.7%が「ある」と答えた。また子供の学齢が上がるほど「ある」と答えた割合が高くなり、中学生グループでは20.8%がこのように答えた。
調査概要(クローズド調査)
○調査対象・・・全国の小中学生を子に持つ30〜49歳の男女1098名
○調査期間・・・2011年2月10日〜2011年2月14日
○回答サンプル数・・・1098名(回答者キャリア内訳:NTTドコモ 61.9%、au 31.1%、ソフトバンク 7.0%)
<本件についてのお問い合わせ>
マーケティング事業本部 担当:山名(ヤマナ)
http://www.mobile-research.jp/
Tel: 03-3552-8041 Fax: 03-3552-8042 mobile-press@netasia.co.jp
■ ネットエイジア株式会社について
【社名】 ネットエイジア株式会社
【所在地】 東京本社:〒104-0033 東京都中央区新川一丁目27番8号 新川大原ビル7階
【代表者】 代表取締役 三清 慎一郎
【設立年月】 2005年2月
【資本金】 3億1552万円
【事業内容】 モバイルリサーチ事業
【URL】 http://www.netasia.co.jp/
◆小学校高学年の携帯電話保有率 約3割
まず始めに回答者全員に「小学生もしくは中学生の子供は携帯電話を持っているか」という質問を単一回答形式で聞いてみた。「本人専用の携帯電話を持っている」と答えたのは36.1%、「家族と共用の携帯電話を持っている」が5.3%、「携帯電話は持っていない」は58.7%であった。「本人専用の携帯電話を持っている」と「家族と共用の携帯電話を持っている」を合わせた「所有している(計)」は41.3%で、4割強の小中学生が携帯電話を所有しているという結果になった。子供の学齢別で比較を行うと、「小学校低学年」、「小学校高学年」で「所有している(計)」と答えたのはそれぞれ11.5%、29.1%であったが、「中学生」になると割合が高くなり59.0%と6割近くが「所有している(計)」と答えた。
◆携帯電話を持たせることで安心できる点、「いつでも連絡が取れること」9割強
◆携帯電話を持たせることで不安になる点、「出会い系など有害サイトへの関与」6割半ば
◆子供が『有料』の携帯ゲームを『無料』と勘違いすることが不安 5割弱
先程の「小学生もしくは中学生の子供は携帯電話を持っているか」という質問で「本人専用の携帯電話を持っている」と答えた396人に、「携帯電話を持つことで安心できる点、便利だと思う点」を複数回答形式で聞いてみた。最も多かったのは「いつでも連絡が取れること」で93.7%と9割強の回答者がこの項目を挙げた。以下「GPS機能で子どもがどこにいるかわかること」が38.1%、「(機種によっては)防犯ブザーなどの防犯機能が付いていること」が19.7%、「交友関係の幅が広がる」が16.2%、「携帯電話のネット機能で調べ物などができること」が7.6%と続く結果になった。携帯電話を持たせることにおいては、「交友を広げることや勉強の補助に使うツール」よりも「防犯・安全を守るためのツール」として期待をしているということがわかった。
また同様に「携帯電話を持つことで不安になる点、心配だと思う点」を複数回答形式で聞いてみた。最も多かったのは「出会い系などの有害サイトへの関与」と「迷惑メールやワンクリック詐欺などの被害」で65.9%がこのように答えた。以下「学校裏サイトやプロフ、掲示板での誹謗中傷・イジメ」が57.8%、「携帯電話を使った犯罪に巻き込まれること」が51.8%、「高額な携帯電話利用料金」が49.7%、「携帯ゲームで『有料』のサービスを『無料』と勘違いすること」47.5%と続く。また携帯電話を所持している子どもの性別で比較を行うと、男児は女児に比べて「携帯ゲームで『有料』のサービスを『無料』と勘違いすること」が53.8%、「ゲームのやりすぎ」が39.8%と若干高かった。
◆小学生より中学生の方が不安、中学生が携帯電話を持つことを「不安だと思う」65.0%
続いて回答者全員に「小学生が携帯電話を持つことについてどのように思うか」という質問をしてみた。全体では「安心できる事の方が多いと思う」が9.0%、「安心できる事の方がやや多いと思う」が33.1%で、あわせて42.1%の回答者が「安心できると思う(計)」と答えた。一方で「不安を感じる事の方がやや多いと思う」が27.0%、「不安を感じる事の方が多いと思う」が30.9%で、あわせて57.9%が「不安だと思う(計)」と回答、「安心できると思う(計)」をやや上回った。子供の携帯電話所有別で比較を行うと、「本人専用所持グループ」では「安心できると思う(計)」が63.4%で、「不安だと思う(計)」の36.6%を大きく上回ったが、「持っていないグループ」では「不安だと思う(計)」が72.2%で、「安心できると思う(計)」の27.8%を大きく上回るという、まったく逆の結果が得られた。
同様に、「中学生が携帯電話を持つことについてどの様に思うか」という質問をしてみたところ、全体では「安心できる事の方が多いと思う」が5.9%、「安心できる事の方がやや多いと思う」が29.1%で、あわせて35.0%の回答者が「安心できると思う(計)」と答えた。一方で「不安を感じる事の方がやや多いと思う」が38.5%、「不安を感じる事の方が多いと思う」が26.5%で、あわせて65.0%が「不安だと思う(計)」と回答、「安心できると思う(計)」を大きく上回った。子供の携帯電話所有別ではこちらも小学生同様、「本人専用所持グループ」では「安心できると思う(計)」が58.1%で、「不安だと思う(計)」の41.9%を上回ったが、「持っていないグループ」では「不安だと思う(計)」が80.6%で、「安心できると思う(計)」の19.4%を大きく上回る逆の結果が得られた。子供に実際に携帯電話を持たせている保護者では安心感のほうが大きく、持たせていない保護者では不安感のほうが大きいと感じている、という結果が得られた。
◆児童・生徒の小中学校への携帯電話の持ち込み禁止、6割半ばが「賛成」
◆自分専用の携帯電話を持っている自分の子どもは「ケータイ依存」3割強
一昨年の2009年1月に文部科学省が児童・生徒の小中学校への携帯電話の持ち込みを原則禁止にすると通達したが、このことについてどのように思うか、全員に聞いてみた。全体では「賛成である」が6割半ばの65.1%で「どちらともいえない」が29.9%、「反対である」が5.0%という結果になった。子供の携帯電話所有別で比較を行うと、「賛成である」という回答は「持っていないグループ」が71.6%で「本人専用所持グループの」56.1%よりも15.5ポイント上回る結果になった。また「どちらともいえない」という態度保留の回答者は「本人専用所持グループ」では35.1%で「持っていないグループ」の25.6%を9.5ポイント上回った。
続いて「本人専用の携帯電話を持っている」と答えた396人に「あなたの子供はケータイ依存だと思うか」という質問をしたところ、3割強の31.8%が「思う(計)」と答えた(「思う」8.1%、「やや思う」23.7%の合計)。子どもの性別でも比較を行ったが大きな差は見られず、「思う(計)」と答えたのは男児が31.0%、女児が32.4%であった。また、回答者自身のケータイ依存度で比較を行ったところ、自分がケータイ依存だと「思う(計)」と答えた回答者は子供も「ケータイ依存だと思う」とした割合が高い傾向が見られた。
◆子供が通う学校の『学校裏サイト』を探したことがある 保護者の16.8%
最後に回答者全員に「子どもが通う学校の『学校裏サイト』を検索したこと、探したこと、調べたことがあるか」という質問をしたところ、16.8%の回答者が「ある」と答え、「ない」と答えたのは83.2%であった。子どもの性別で比較を行うと男児では15.8%であったのに対し、女児ではそれよりも6.9ポイント高い22.7%が「ある」と答えた。また子供の学齢が上がるほど「ある」と答えた割合が高くなり、中学生グループでは20.8%がこのように答えた。
調査概要(クローズド調査)
○調査対象・・・全国の小中学生を子に持つ30〜49歳の男女1098名
○調査期間・・・2011年2月10日〜2011年2月14日
○回答サンプル数・・・1098名(回答者キャリア内訳:NTTドコモ 61.9%、au 31.1%、ソフトバンク 7.0%)
<本件についてのお問い合わせ>
マーケティング事業本部 担当:山名(ヤマナ)
http://www.mobile-research.jp/
Tel: 03-3552-8041 Fax: 03-3552-8042 mobile-press@netasia.co.jp
■ ネットエイジア株式会社について
【社名】 ネットエイジア株式会社
【所在地】 東京本社:〒104-0033 東京都中央区新川一丁目27番8号 新川大原ビル7階
【代表者】 代表取締役 三清 慎一郎
【設立年月】 2005年2月
【資本金】 3億1552万円
【事業内容】 モバイルリサーチ事業
【URL】 http://www.netasia.co.jp/
企業情報
企業名 | ネットエイジア株式会社 |
---|---|
代表者名 | 三清慎一郎 |
業種 | ネットサービス |
コラム
ネットエイジア株式会社の
関連プレスリリース
-
連合調べ 「日常生活や職場の中で、温室効果ガスを削減する取り組みを行いたい」69.7%
2024年9月5日 17時
-
スカパーJSAT調べ 9月1日は“防災の日” 認知率は60%
2024年8月6日 14時
-
連合調べ 「フリーランスとして仕事上でトラブルの経験がある」46.6%、クリエイティブ関連では69.0%
2024年8月5日 12時
-
連合調べ 36協定の認知率は49.2%、「働き方改革」前より下降傾向
2024年7月19日 12時
ネットエイジア株式会社の
関連プレスリリースをもっと見る