【フィアスホーム調査レポート】地中熱利用の普及のカギは「正しい理解」−「住まいと再生可能エネルギー」に関する調査−
フィアスホームでは、昨今の電力不足による節電の取組みや節電への対応として有効と考えられる「再生可能エネルギー」について調査・分析を行い、調査結果をまとめました。
トステムやINAXなどのブランドを擁するLIXILグループ傘下で、「フィアスホーム」ブランドの住宅FCを全国に展開している株式会社LIXIL住宅研究所 フィアスホームカンパニー(住所:東京都江東区亀戸1-5-7/プレジデント:条生秀人)では、昨今の電力不足による節電の取組みや節電への対応として有効と考えられる「再生可能エネルギー」について調査・分析を行い、調査結果をまとめました。
今回、「住まいと再生可能エネルギーの利用」をテーマに、インターネット調査を実施。25歳以上の男女およそ12,000名超の方々の回答から下記の結果が分かりましたので発表いたします。
■調査結果■
●“節電”への取組みにより、家での快適性において“我慢”して実施している方がおよそ5割
●節電効果があると思う住宅設備の、だんとつ1位は太陽光発電(約60%)、2位は意外にも地中熱利用(11%)!
●地中熱利用を正しく理解していた人は、たった7%!理解度も普及しない要因?
■調査実施の背景
3月の東日本大震災の影響により、今年の夏は東京電力・東北電力管内においては大規模な節電が必要であると言われています。また、今後も震災に付随した原発問題の影響により各地域での電力不足が叫ばれております。また、2008年度の資源エネルギー庁の調査では、家庭部門でのエネルギー消費は全体エネルギー量のおよそ34%を占めているとの結果が出ております。家庭部門での省エネの取組みは、地球環境問題においても、電力不足の問題においても、必須の事項となっております。また、節電によるストレスの増加や冷房の自粛による脱水症状などが心配されるなど、過度な自粛による悪影響も心配されます。
そこで、今回、世の中の住まいにおける考えはどうなのか、「家庭/住宅における節電の取組み」、「再生可能エネルギーの利用」について、アンケート調査を行いました。
■調査概要
1)調査手法:インターネット調査
2)調査時期:2011年07月15日 − 2011年07月28日
3)調査エリア:全国
4)有効回答数:12,468名
■調査結果
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【1】“節電”への取組みにより、家での快適性において“我慢”して実施している方がおよそ5割!
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震災以降、電力不足の問題が発生し、節電の取組みが叫ばれており、これに対し、国や行政などからいろいろな対策が情報公開され、ご家庭では待機電力など無駄な電力、冷暖房の設定温度の調整などを実践されております。
節電に関しては、36%の方が一定の理解を示していますが、節電への取組みを実施するに当たり、家での快適性を“我慢”して節電を実施している人が48.6%とおよそ半数を占めることがわかりました。
また、連日猛暑が続いていますが、節電により冷房使用を控えることによる熱中症など、健康上の不安を感じている人が60.1%と、節電も度を越さない範囲での対応が求められています。
我慢を長くは続けることは出来ません。その一方で、節電はエネルギー問題・環境問題から継続して対応が求められるものです。我慢によるストレスの蓄積や健康を害することなく節電に取り組める工夫が、今後の電力使用が増える夏場・冬場には求められています。
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【2】節電効果があると思う住宅設備の、だんとつ1位は太陽光発電(約60%)、2位は意外にも地中熱利用(11%)!
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家での節電への取組みとして、「再生可能エネルギー」や「省エネ設備機器」の利用が言われていますが、実際に再生可能エネルギーの関心度は78.9%で、震災の影響からか再生可能エネルギーへの関心が高いことが分かりました。また、再生可能エネルギーの利用による省エネや光熱費削減に対する関心度は、太陽光発電はおよそ90%、太陽熱利用は約72%、深夜電力でお湯をつくるエコキュートについては、70%と高い関心であることが分かりました。
これ以外の再生可能エネルギーや省エネ機器となると、ガスで発電+お湯をつくるエネファームやエコジョーズ、地中熱利用についてはおよそ50%の方が関心を持っていることが分かりました。
さらに、上記を踏まえて、認知している省エネ技術の中で、節電に最も効果があると思うものはどれだと思いますか?との質問に対しては、1位は補助金や過去からの実績などもあり、消費者に身近な再生可能エネルギーである「太陽光発電」が約57%とだんとつのトップ、2位は大きく離れてはいますが、意外にも「地中熱利用」の約11%との結果となりました。以降、外断熱・外張り断熱が10.7%、エコキュート4.0%、太陽熱給湯器3.2%、エネファーム2.1%と続いています。
節電は必要、再生可能エネルギーの利用は節電につながる、とは理解していても節電のために再生可能エネルギーの利用率を高め、結果電気代があがるのを許容できるのは全体の30.1%、逆に料金が上がるのはいやだ、という方々は27.1%でほぼ同数。どちらともいえない、との回答が一番多く42.1%でした。
必要性は感じるが、自らの懐を痛めるのは・・・との葛藤が垣間見えます。
しかし、日本人の意識は確実に環境への意識が高まって来ていると思われます。
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【3】“地中熱利用”を正しく理解していた人は、たった『7%』!理解度も普及しない要因?
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節電に最も効果のある技術2位に挙げられた「地中熱利用」で、認知度については、「関心がある」「知っている」があまり関心は無い人が52.2%を占め、何らかの知識をお持ちであることが分かりました。しかし、実際の理解度としては、“地熱利用”と“地中熱利用”を混同している方などがあり、「地中熱利用」の意味を正しく理解していた方は全体の7.3%、おおよそ正しく理解していた人で43.1%と、言葉は知っていても内容を正しく理解していない現状が分かりました。
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■その他調査結果 ダイジェスト■
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・年代が高くなるにつれて、再生可能エネルギーについての関心度合いが高い。
20代の再生可能エネルギーについての関心度は64%、これが40代だと76%、50代で84%、60代で87%と世代が上がるごとに関心度が高くなることが分かりました。
・「住宅会社には、節電を意識しなくても自然に節電できる
住宅を開発して欲しいか?」とのアンケートに対しては70%以上の方が肯定的な答えとなりました。
・節電活動の実践により、快適性の面では我慢が生じている、との回答においては、西日本よりも東日本のほうが10%ほど高い。東北、関東、北陸エリアではおおよそ我慢が生じているとの回答がおよそ50%台、一方、関西、中四国、九州エリアは40%台と東日本と西日本で10%ほどの差が見受けられました。
【お知らせ】
1)フィアスホーム加盟店「フィアスホーム千葉中央店(株式会社ウッディホーム)」では、地中熱を利用したエアコンを搭載したモデルハウスを、千葉県千葉市にて公開しております。体験宿泊も可能ですので、この機会に是非ご見学・ご体感ください。
2)フィアスホームでは、「フジテレビ お台場合衆国2011」に出展している株式会社LIXILの“リクシルって知ッテル?ハウス”に地中熱エアコンを設置。実際の地中熱エアコンの仕組みをご覧頂きながら、体感して頂けます。ぜひとも期間中、足をお運びください。
※本件に関する報道関係者各位からのお問合わせは下記までお願いします。
株式会社LIXIL住宅研究所
広報・宣伝室 フィアスホーム広報担当 千明 和彦
電話:03−5626−8251
メール:mailto:chigirak3@lixil-jk.co.jp
フィアスホームホームページ/TOP URL:http://www.fiace.jp/
《関連URL》
http://www.fiace.jp/
今回、「住まいと再生可能エネルギーの利用」をテーマに、インターネット調査を実施。25歳以上の男女およそ12,000名超の方々の回答から下記の結果が分かりましたので発表いたします。
■調査結果■
●“節電”への取組みにより、家での快適性において“我慢”して実施している方がおよそ5割
●節電効果があると思う住宅設備の、だんとつ1位は太陽光発電(約60%)、2位は意外にも地中熱利用(11%)!
●地中熱利用を正しく理解していた人は、たった7%!理解度も普及しない要因?
■調査実施の背景
3月の東日本大震災の影響により、今年の夏は東京電力・東北電力管内においては大規模な節電が必要であると言われています。また、今後も震災に付随した原発問題の影響により各地域での電力不足が叫ばれております。また、2008年度の資源エネルギー庁の調査では、家庭部門でのエネルギー消費は全体エネルギー量のおよそ34%を占めているとの結果が出ております。家庭部門での省エネの取組みは、地球環境問題においても、電力不足の問題においても、必須の事項となっております。また、節電によるストレスの増加や冷房の自粛による脱水症状などが心配されるなど、過度な自粛による悪影響も心配されます。
そこで、今回、世の中の住まいにおける考えはどうなのか、「家庭/住宅における節電の取組み」、「再生可能エネルギーの利用」について、アンケート調査を行いました。
■調査概要
1)調査手法:インターネット調査
2)調査時期:2011年07月15日 − 2011年07月28日
3)調査エリア:全国
4)有効回答数:12,468名
■調査結果
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【1】“節電”への取組みにより、家での快適性において“我慢”して実施している方がおよそ5割!
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震災以降、電力不足の問題が発生し、節電の取組みが叫ばれており、これに対し、国や行政などからいろいろな対策が情報公開され、ご家庭では待機電力など無駄な電力、冷暖房の設定温度の調整などを実践されております。
節電に関しては、36%の方が一定の理解を示していますが、節電への取組みを実施するに当たり、家での快適性を“我慢”して節電を実施している人が48.6%とおよそ半数を占めることがわかりました。
また、連日猛暑が続いていますが、節電により冷房使用を控えることによる熱中症など、健康上の不安を感じている人が60.1%と、節電も度を越さない範囲での対応が求められています。
我慢を長くは続けることは出来ません。その一方で、節電はエネルギー問題・環境問題から継続して対応が求められるものです。我慢によるストレスの蓄積や健康を害することなく節電に取り組める工夫が、今後の電力使用が増える夏場・冬場には求められています。
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【2】節電効果があると思う住宅設備の、だんとつ1位は太陽光発電(約60%)、2位は意外にも地中熱利用(11%)!
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家での節電への取組みとして、「再生可能エネルギー」や「省エネ設備機器」の利用が言われていますが、実際に再生可能エネルギーの関心度は78.9%で、震災の影響からか再生可能エネルギーへの関心が高いことが分かりました。また、再生可能エネルギーの利用による省エネや光熱費削減に対する関心度は、太陽光発電はおよそ90%、太陽熱利用は約72%、深夜電力でお湯をつくるエコキュートについては、70%と高い関心であることが分かりました。
これ以外の再生可能エネルギーや省エネ機器となると、ガスで発電+お湯をつくるエネファームやエコジョーズ、地中熱利用についてはおよそ50%の方が関心を持っていることが分かりました。
さらに、上記を踏まえて、認知している省エネ技術の中で、節電に最も効果があると思うものはどれだと思いますか?との質問に対しては、1位は補助金や過去からの実績などもあり、消費者に身近な再生可能エネルギーである「太陽光発電」が約57%とだんとつのトップ、2位は大きく離れてはいますが、意外にも「地中熱利用」の約11%との結果となりました。以降、外断熱・外張り断熱が10.7%、エコキュート4.0%、太陽熱給湯器3.2%、エネファーム2.1%と続いています。
節電は必要、再生可能エネルギーの利用は節電につながる、とは理解していても節電のために再生可能エネルギーの利用率を高め、結果電気代があがるのを許容できるのは全体の30.1%、逆に料金が上がるのはいやだ、という方々は27.1%でほぼ同数。どちらともいえない、との回答が一番多く42.1%でした。
必要性は感じるが、自らの懐を痛めるのは・・・との葛藤が垣間見えます。
しかし、日本人の意識は確実に環境への意識が高まって来ていると思われます。
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【3】“地中熱利用”を正しく理解していた人は、たった『7%』!理解度も普及しない要因?
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節電に最も効果のある技術2位に挙げられた「地中熱利用」で、認知度については、「関心がある」「知っている」があまり関心は無い人が52.2%を占め、何らかの知識をお持ちであることが分かりました。しかし、実際の理解度としては、“地熱利用”と“地中熱利用”を混同している方などがあり、「地中熱利用」の意味を正しく理解していた方は全体の7.3%、おおよそ正しく理解していた人で43.1%と、言葉は知っていても内容を正しく理解していない現状が分かりました。
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■その他調査結果 ダイジェスト■
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・年代が高くなるにつれて、再生可能エネルギーについての関心度合いが高い。
20代の再生可能エネルギーについての関心度は64%、これが40代だと76%、50代で84%、60代で87%と世代が上がるごとに関心度が高くなることが分かりました。
・「住宅会社には、節電を意識しなくても自然に節電できる
住宅を開発して欲しいか?」とのアンケートに対しては70%以上の方が肯定的な答えとなりました。
・節電活動の実践により、快適性の面では我慢が生じている、との回答においては、西日本よりも東日本のほうが10%ほど高い。東北、関東、北陸エリアではおおよそ我慢が生じているとの回答がおよそ50%台、一方、関西、中四国、九州エリアは40%台と東日本と西日本で10%ほどの差が見受けられました。
【お知らせ】
1)フィアスホーム加盟店「フィアスホーム千葉中央店(株式会社ウッディホーム)」では、地中熱を利用したエアコンを搭載したモデルハウスを、千葉県千葉市にて公開しております。体験宿泊も可能ですので、この機会に是非ご見学・ご体感ください。
2)フィアスホームでは、「フジテレビ お台場合衆国2011」に出展している株式会社LIXILの“リクシルって知ッテル?ハウス”に地中熱エアコンを設置。実際の地中熱エアコンの仕組みをご覧頂きながら、体感して頂けます。ぜひとも期間中、足をお運びください。
※本件に関する報道関係者各位からのお問合わせは下記までお願いします。
株式会社LIXIL住宅研究所
広報・宣伝室 フィアスホーム広報担当 千明 和彦
電話:03−5626−8251
メール:mailto:chigirak3@lixil-jk.co.jp
フィアスホームホームページ/TOP URL:http://www.fiace.jp/
《関連URL》
http://www.fiace.jp/
企業情報
企業名 | 株式会社LIXIL住宅研究所 |
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代表者名 | 今 城幸 |
業種 | その他サービス |
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