「2012年モチベーション予想調査」結果をJTBモチベーションズがリリースしました。昨年に続き2回目の調査です。
「2012年モチベーション予想調査」結果 2012年のモチベーションは66点(昨年比▼3点) 平常時には見えない課題が明確化 震災後に上昇したモチベーションは下降傾向へ ■ 今年は、マネジメント力向上、組織活性化に真剣に取り組む年 ■「社長、経営責任者」「直属の上司」にモチベーションアップを期待
JTBグループの人事コンサルティング会社、株式会社JTBモチベーションズ(東京都港区 代表取締役社長:市川正資)は、「2012年モチベーション予想調査」の結果をまとめました。
本調査は、企業人のモチベーションがどう推移するかを探ったもので、自分のモチベーションに関する予想とその理由についてアンケート調査をし、震災後のモチベーションの推移についての考察もあわせて、効果的な施策検討の材料とするものです。前回(2010年12月)に引き続き2回目の調査となります。
<調査結果の概要>
■2012年、モチベーションは66点。昨年に比べ3ポイント下がる。震災前よりも低下する予想
2012年の自分のモチベーションを100点満点で得点化してもらいました。平均は66点で、前回実施した同調査に比べると3ポイント低下しています。2011年5月にJTBモチベーションズが実施した「震災後のモチベーション調査」(2011年6月2日発表)では、「がんばろうと思う」が75%、「仕事ができることの大切さに気づいた」が73%となるなど、大震災からの復興に向けたモチベーションが高まっていました。しかしながら、その後やる気は下降し、前回の同調査から3ポイント低下し、震災前よりもモチベーションが下がる予想となっています。
■管理職で6ポイント、低下。仕事や会社への愛着が減少
2012年のモチベーションを、役職別に昨年と比較したところ、管理職(部長・本部長・課長・次長クラス)が6ポイント低下、一般社員(係長主任・一般社員クラス)で3ポイント低下していました。下げ幅の大きかった管理職層では、モチベーションアップの要因である「今の仕事が好きだから」「今の会社が好きだから」と答える人が昨年より減少しており、仕事や会社への愛着が薄れている様子がうかがえます。
■「上司のマネジメントがよくないから」「今の会社や職場が好きではないから」などが、昨年より増加
モチベーションが「下がる」と意識している人に理由を聞いたところ、もっとも多かったのは、「今の給与やボーナスに満足していないから」51%でしたが、昨年よりもポイントは下がっています。一方、「がんばっても成果が出ないだろうから」「上司のマネジメントがよくないから」「今の会社や職場が好きではないから」「職場に尊敬できる人がいないから」「今の仕事が好きではないから」などは、昨年よりもポイントが高くなりました。
■もっとモチベーションを上げてほしい人は、「社長、経営責任者」「直属の上司」。
職場でもっとモチベーションを上げて、仕事をしてほしい人を聞いたところ、「社長、経営責任者」が25%、「直属の上司」が23%で、半数近くの人が上層部の人へのモチベーションアップを望んでいるという結果となりました。経営者や上司に対して、大きな期待が寄せられていることを示す結果と言えます。
◆調査結果は、下記サイトからもご覧いただけます。
http://www.jtbm.co.jp/report/703-201201
【まとめと提言】
〜平常時に見えない課題が明確化した今が、対策を実施し、組織を活性化する好機〜
大震災後の復興に向けて高まっていたモチベーションが、疲弊感から下降し、震災前の前回調査よりもポイントが低下しています。理由として最も多くあげられたのは、「今の給与やボーナスに満足していないから」でしたが、その割合は前回に比べると小さくなり、 代わって「上司のマネジメントがよくないから」「今の会社や職場が好きではないから」「職場に尊敬できる人がいないから」「今の仕事が好きではないから」などの理由が、前回よりも増加しています。
東日本大震災以降、信頼関係や絆を求める気持ちが強まる傾向が指摘されていますが、職場や仕事においても、よいマネジメント、好きになれる会社を求める気持ちと、現実とのギャップが強まり、平常時には見過ごされていた不満が、顕在化したと考えられます。徹底的な分析と対策で、根本的な改善策を実施し、組織を活性化させ、業績向上につなげる好機と言えます。
1.愛される会社・職場作りを目指す
JTBモチベーションズが行った「会社が好きですか」調査によれば、会社が好きな理由は「自分に合った仕事ができる」、「社内の人間関係がいい」、「今の会社が、社会の役に立っている」ことなどです。いま一度、人間関係を円滑にし、会社の社会貢献度を高めることが、好かれる会社・職場作りにつながり、社員のモチベーション向上、適職感向上に貢献します。
2.管理職のモチベーションとマネジメント力の向上が必要
管理職自身のモチベーションを上げること、マネジメント力を向上させることは、組織の必須の課題と言えます。自己理解、モチベーション向上への意識付け、マネジメントスキル習得など個人内要因へのアプローチと、組織との縦のライン、管理職同士の横のラインをつなぐ仕組みづくり、評価制度の整備など組織としてのアプローチの双方を実施する必要があります。
3.経営者自身が意識と行動を変える
経営者は、「もっとモチベーションを上げてほしい人」に選ばれていました。モチベーションの高い経営者として行動を起し、それを社内外に伝えていくことが望まれます。経営者自身の意識と行動をいかに革新していくかが問われています。
4.個々の社員の能力を開発
一般社員、派遣社員・契約社員もモチベーションが低下することが予想されます。個々の社員が知識や能力を発揮して、活き活きと仕事をすることで、一人一人の魅力が引き出され、チームや会社の力も活性化します。それぞれが自分のモチベーションを向上させ、職場の中でパーソナルブランドを高めて仕事ができるような、プログラムや風土作りが求められます。
5.がんばれば成果の出る仕事の仕組みづくり
「がんばっても成果が出ないだろうから」が、「今の給与やボーナスに満足していないから」に次いで多く、モチベーションが低下する理由に挙げられました。顧客ニーズの把握、適切な商品やサービスの開発と提供、効果的な顧客アプローチなど、起した行動が成果につながる仕組みを作り、これが職場内で共有されることが必要です。
■報道関係の方からのお問合せ:JTB広報室 03-5796-5833
■一般・企業からのお問合せ :JTBモチベーションズ 担当 菊入(きくいり)
tel:03-5410-9362 email: info@jtbm.co.jp
本調査は、企業人のモチベーションがどう推移するかを探ったもので、自分のモチベーションに関する予想とその理由についてアンケート調査をし、震災後のモチベーションの推移についての考察もあわせて、効果的な施策検討の材料とするものです。前回(2010年12月)に引き続き2回目の調査となります。
<調査結果の概要>
■2012年、モチベーションは66点。昨年に比べ3ポイント下がる。震災前よりも低下する予想
2012年の自分のモチベーションを100点満点で得点化してもらいました。平均は66点で、前回実施した同調査に比べると3ポイント低下しています。2011年5月にJTBモチベーションズが実施した「震災後のモチベーション調査」(2011年6月2日発表)では、「がんばろうと思う」が75%、「仕事ができることの大切さに気づいた」が73%となるなど、大震災からの復興に向けたモチベーションが高まっていました。しかしながら、その後やる気は下降し、前回の同調査から3ポイント低下し、震災前よりもモチベーションが下がる予想となっています。
■管理職で6ポイント、低下。仕事や会社への愛着が減少
2012年のモチベーションを、役職別に昨年と比較したところ、管理職(部長・本部長・課長・次長クラス)が6ポイント低下、一般社員(係長主任・一般社員クラス)で3ポイント低下していました。下げ幅の大きかった管理職層では、モチベーションアップの要因である「今の仕事が好きだから」「今の会社が好きだから」と答える人が昨年より減少しており、仕事や会社への愛着が薄れている様子がうかがえます。
■「上司のマネジメントがよくないから」「今の会社や職場が好きではないから」などが、昨年より増加
モチベーションが「下がる」と意識している人に理由を聞いたところ、もっとも多かったのは、「今の給与やボーナスに満足していないから」51%でしたが、昨年よりもポイントは下がっています。一方、「がんばっても成果が出ないだろうから」「上司のマネジメントがよくないから」「今の会社や職場が好きではないから」「職場に尊敬できる人がいないから」「今の仕事が好きではないから」などは、昨年よりもポイントが高くなりました。
■もっとモチベーションを上げてほしい人は、「社長、経営責任者」「直属の上司」。
職場でもっとモチベーションを上げて、仕事をしてほしい人を聞いたところ、「社長、経営責任者」が25%、「直属の上司」が23%で、半数近くの人が上層部の人へのモチベーションアップを望んでいるという結果となりました。経営者や上司に対して、大きな期待が寄せられていることを示す結果と言えます。
◆調査結果は、下記サイトからもご覧いただけます。
http://www.jtbm.co.jp/report/703-201201
【まとめと提言】
〜平常時に見えない課題が明確化した今が、対策を実施し、組織を活性化する好機〜
大震災後の復興に向けて高まっていたモチベーションが、疲弊感から下降し、震災前の前回調査よりもポイントが低下しています。理由として最も多くあげられたのは、「今の給与やボーナスに満足していないから」でしたが、その割合は前回に比べると小さくなり、 代わって「上司のマネジメントがよくないから」「今の会社や職場が好きではないから」「職場に尊敬できる人がいないから」「今の仕事が好きではないから」などの理由が、前回よりも増加しています。
東日本大震災以降、信頼関係や絆を求める気持ちが強まる傾向が指摘されていますが、職場や仕事においても、よいマネジメント、好きになれる会社を求める気持ちと、現実とのギャップが強まり、平常時には見過ごされていた不満が、顕在化したと考えられます。徹底的な分析と対策で、根本的な改善策を実施し、組織を活性化させ、業績向上につなげる好機と言えます。
1.愛される会社・職場作りを目指す
JTBモチベーションズが行った「会社が好きですか」調査によれば、会社が好きな理由は「自分に合った仕事ができる」、「社内の人間関係がいい」、「今の会社が、社会の役に立っている」ことなどです。いま一度、人間関係を円滑にし、会社の社会貢献度を高めることが、好かれる会社・職場作りにつながり、社員のモチベーション向上、適職感向上に貢献します。
2.管理職のモチベーションとマネジメント力の向上が必要
管理職自身のモチベーションを上げること、マネジメント力を向上させることは、組織の必須の課題と言えます。自己理解、モチベーション向上への意識付け、マネジメントスキル習得など個人内要因へのアプローチと、組織との縦のライン、管理職同士の横のラインをつなぐ仕組みづくり、評価制度の整備など組織としてのアプローチの双方を実施する必要があります。
3.経営者自身が意識と行動を変える
経営者は、「もっとモチベーションを上げてほしい人」に選ばれていました。モチベーションの高い経営者として行動を起し、それを社内外に伝えていくことが望まれます。経営者自身の意識と行動をいかに革新していくかが問われています。
4.個々の社員の能力を開発
一般社員、派遣社員・契約社員もモチベーションが低下することが予想されます。個々の社員が知識や能力を発揮して、活き活きと仕事をすることで、一人一人の魅力が引き出され、チームや会社の力も活性化します。それぞれが自分のモチベーションを向上させ、職場の中でパーソナルブランドを高めて仕事ができるような、プログラムや風土作りが求められます。
5.がんばれば成果の出る仕事の仕組みづくり
「がんばっても成果が出ないだろうから」が、「今の給与やボーナスに満足していないから」に次いで多く、モチベーションが低下する理由に挙げられました。顧客ニーズの把握、適切な商品やサービスの開発と提供、効果的な顧客アプローチなど、起した行動が成果につながる仕組みを作り、これが職場内で共有されることが必要です。
■報道関係の方からのお問合せ:JTB広報室 03-5796-5833
■一般・企業からのお問合せ :JTBモチベーションズ 担当 菊入(きくいり)
tel:03-5410-9362 email: info@jtbm.co.jp
企業情報
企業名 | JTBモチベーションズ |
---|---|
代表者名 | 上田泰志 |
業種 | ビジネス・人事サービス |
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