日清オイリオグループ 第2回在宅介護事情調査 要介護者の約80%が食事中にむせを経験  食材の形状だけでなく、水分の粘性(トロミ)にも要注意

昨年6月の在宅介護事情調査に引き続き、今回は第2回として、高齢者の在宅介護をしている方々に「介護食に関する調査」を実施致しました。 その結果、介護食を作る時に工夫している点はむせの原因になる食材のかたさや大きさであり、お茶や汁物など水分の粘性(トロミ)に注意している人は少ない事が明らかになりました。

●介護食で注意していることのNo.1は食材のかたさ。意外に注目されていないのは水分のトロミ。
介護食を作るにあたり、工夫している点は「食材によってかたさに注意している」(61%)、「栄養バランスに注意し
ている」(58%)、「大きさに注意している」(53%)でした。それに対し、「汁物や飲み物のトロミに注意している」は27%であり、汁物や飲み物の粘性(トロミ)はあまり重要視されていないことが浮き彫りになりました。(図1)

●介護食作りで困っている点は「手間がかかること」「時間がない」
介護食作りで困っていることの1位は「手間がかかること」(57%)、2位は「時間が無い」(30%)、3位は「適切なかたさや大きさがわからない」(26%)でした。介護食は手間や時間がかかり、作る時間も無く、適切なかたさや大きさがわからないと思っている現状が明らかになりました。 (図2)

●市販の介護食品の使用は27%
介護食を作る際に市販の介護食品を使用している人は27%でした。(図3)一方、使用していない人は72%でした。
市販品を使用しない理由としては「価格が高い」(43.1%)の他、「使う必要が無い」(34.7%)、「手作り感がある方
が良い」(22.2%)と頑張って手作りしている方もみられました。(図4)

●食事中にむせるのは要介護者の79%
要介護者(注1)が食事中むせる(注2)頻度は「毎食むせる」(9%)・「時々むせる」(70%)と全体の79%でした。(図5)また、むせ易いタイミングは「食事を食べている時」が49.4%、「お茶やお水、汁物等の水分を飲む時」が29.1%でした。食事だけでなく、水分でむせる方も多いということが判明しました。(図6)
(注1):要介護者とは介護が必要な人、介護されている人のこと
(注2):むせとは水や食べ物が誤って気道に入りそうになった時に起きる生体防御反応のこと

●要介護者も含めて家族で食事を一緒にとる頻度は87%
 要介護者も含めて家族一緒に食事をする頻度は「いつも一緒に食べる」(50%)「朝・昼・夕のどれか一食は一緒に食べる」(37%)と全体の87%が家族で一緒に食べていることがわかりました。(図7)

詳細はPDFでご覧いただけます
http://www.nisshin-oillio.com/company/news/archive/2012/data/20120124.pdf


<リリースに関するお問合せ先>
日清オイリオグループ株式会社 広報・IR部
電話 03(3206)5109
〒104-8285 東京都中央区新川1-23-1
URL  http://www.nisshin-oillio.com

企業情報

企業名 日清オイリオグループ株式会社
代表者名 今村?郎
業種 食品関連

コラム

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