NSW、Androidコンバートサービスをスクウェア・エニックス様に提供～「ファイナルファンタジー」など、東南アジアのQVGAスマートフォン向けに～

ITソリューションプロバイダのNSW（日本システムウエア株式会社、本社：東京都渋谷区、代表取締役執行役員社長：青木 正）は、従来の携帯電話端末向けモバイルアプリケーションをAndroidアプリケーションに自動変換する「Androidコンバートサービス」が、スクウェア・エニックス様が東南アジア向けに提供を予定しているQVGA端末向けのゲームタイトル「FINAL FANTASY」「FINAL FANTASY II」「CRYSTAL DEFENDERS」に採用されたことを発表します。

東南アジアでも日本国内と同様にAndroid搭載スマートフォンの普及が急速に進んでいますが、端末価格の問題などから、世界標準に満たないスペックの端末が普及している国もあります。Androidアプリケーションは機種依存が少なく基本的に同じアプリケーションが動作することが特徴ですが、QVGAサイズなどの特殊端末では表示領域などの制約により完全な動作にはなりません。そのため、供給者側の対応コストやビジネスモデルがネックとなり、アプリケーションの数が圧倒的に少ないのが現状です。

今回提供されるゲームタイトルのAndroid版は既に国内マーケットなどで配信されていますが、NSWの「Androidコンバートサービス」により、海外版（MIDP）からの完全移植版としてQVGA端末向けアプリケーションを提供します。なお、今後、対応タイトルや配信国などを順次拡大していく予定です。

「Androidコンバートサービス」は、変換後の配信マーケット用SDKの組み込みやユーザインターフェースのチューニングなど、アプリケーションの柔軟な拡張や修正が可能です。移植作業の効率化、コスト低減を実現し、様々なニーズに応じることができるため、携帯端末向け各種コンテンツを保有する企業においてAndroidプラットフォームへのビジネス展開をより手軽にご検討いただけます。

■Androidコンバートサービスの特徴
（1）モバイルアプリケーションをコード変更なしでコンバート
　モバイルアプリケーションのソースコードを変更することなくAndroidに移植します。バイナリ変換ではないため、移植後のソースコードをカスタマイズできます。
（2）アプリケーションに最適なユーザインターフェースの選択が可能
　タッチ入力に対応していない既存のモバイルアプリケーションを、ソフトキーパッドなどの独自入力インターフェースに変換します。傾きセンサーなど、Androidならではの入力インターフェースも利用できます。
（3）フォーム画面をAndroidのリッチなユーザインターフェースで提供
　従来の携帯端末向けアプリケーションにおける標準的なフォーム画面を、Androidの大画面に対応したリッチなユーザインターフェースに変換できます。
（4）アプリケーション高速化を実現
　描画機能などがAndroidに向けて最適化されているため、アプリケーション動作の高速化が実現できます。
（5）複数プラットフォームからのコンバートに対応
　当社独自技術により、MIDP、iアプリ、S!アプリ、auオープンアプリなどの複数プラットフォームからのコンバートに対応しています。
（6）コンバート後のアプリケーション開発サポート
　アプリケーションコンバート後、Android上での独自機能、拡張機能を実現する場合も開発サポートが可能です。
（7）お試しコンバートサイトの公開（無料提供）
　Androidコンバートサービスを、必要情報の登録のみで無料でお試しいただくことが可能です。
無料で、しかも瞬時にAndroidアプリケーションの生成を行います。
本サービスの詳細は、 http://www.nsw-android.jp/convert.html をご覧ください。

■NSW（日本システムウエア株式会社）について
　1966年に創業。Androidをはじめとする携帯電話・デジタル情報家電などの組込みシステム開発を行うほか、LSIやボードの設計開発も手掛けています。また、各業種の基幹系システムや、金融・保険・クレジット・公共・製造・流通・店舗向けなど業種対応システムの開発、WEBサイトやECサイトの構築、および大規模システムの運営、データセンターでのアウトソーシングまでをワンストップで提供します。詳細は、 http://www.nsw.co.jp/ をご覧ください。

※ファイナルファンタジー／FINAL FANTASYおよびCRYSTAL DEFENDERSは、日本およびその他の国におけるスクウェア・エニックス・グループの商標または登録商標です。