ラティス、世界で初めてiPad上で3DとHTML5連携を実現 iPad で閲覧可能な 3D 作業指示書を自動生成するソフトを発売

2012年7月3日、東京(日本)- ラティス・テクノロジー株式会社は、iPad上で3Dモデルと連携したビジュアルな作業指示書を自動生成するWindows上のアプリケーション「iXVL Publisher Ver. 2.0」を7月27日より発売します。

2012年7月3日、東京(日本)- ラティス・テクノロジー株式会社(代表取締役社長 鳥谷浩志、以下ラティス)は、iPad上で3Dモデルと連携したビジュアルな作業指示書を自動生成するWindows上のアプリケーション「iXVL Publisher Ver. 2.0」(以下、新バージョン)を7月27日より発売します。

世界レベルの基本性能を持つ3D 軽量データXVL は、自動車や航空機、造船といった大量の部品 から成る製品を開発する製造業において広く利用されています。多くの生産現場では紙ベースの作業指示書が使われていますが、XVLがiPad上で表示できるようになったことで、現場へ手軽に持ち出せるビジュアルな指示書へのニーズが高まっていました。

新バージョンでは、世界で初めて、XVLデータから3Dと連携する組立情報を再現したHTML5(※)形式の作業指示コンテンツを自動生成することを実現しました。このコンテンツでは3Dと工程名、パーツをHTML5上で連携させます。これによりiPad上でビジュアルにわかりやすい作業指示書が閲覧可能となりました。

新バージョンで出力した作業指示コンテンツは、モバイルソリューションを一堂に展示するセミナー SoftBank World 2012(https://sbw2012.smktg.jp/public/)にて、ご覧いただけます。

新バージョンで生成された作業指示コンテンツをiPad上で表示可能にする無償ビューワ「iXVL Player Ver. 2.0」は、App Storeで無償配布する計画です。ラティスは、多彩な3D表示をiPadで再現することで、製造現場での実用的な3Dデータ活用を提案していく考えです。


(※)HTML5とは、Webページを記述するための次世代のマークアップ言語のことで、標準化団体W3Cが現在標準化を推進しています。iPad 標準搭載ブラウザである Safari はHTML5に対応しています。
【W3C公式サイト】http://www.w3.org/standards/techs/html#drafts


■⇥価格情報
iXVL Publisher ライセンス 料金            1,500,000円(税別)
iXVL Publisher 保守 料金             300,000円(税別)

■動作環境

OS⇥Windows 7 または Windows 7 x64 日本語版
Windows Vista 日本語版
Windows XP SP1 以上,または Windows XP Professional x64 Edition 日本語版 
Windows 2000 日本語版 SP3 以上
Windows Server 2003 、2008、2008 R2 日本語版
メモリ⇥256 MB 以上(大容量データを扱う場合は 1 GB 以上を推奨)
HDD⇥50 MB 以上の空き容量


■用語説明

XVL
「XVL」 (eXtensible Virtual world description Language) は、XML(eXtensible Markup Language) をベースとした超軽量3D表現として、ラティスが提唱する表現形式です。XVLを用いることで、3D CADなどで生成されたデータを数百分の1にまで軽量化することができます。また、メモリが少ない環境で巨大な3Dデータを高速表示する技術の実装により、ネットワーク環境での3Dデータ共有に最適な形式です。さらに、XVLに変換されたデータは、無償のXVL Playerで閲覧が可能です。( http://www.lattice.co.jp/ )

現在、干渉チェック機能を搭載したDMUや3Dビジュアル作業手順書を作成するソリューションが市場で高く評価されています。ラティスの XVLは世界中の自動車産業、航空機産業、電機産業等多くの製造業の企業で採用されています。3Dデータの精度と構成情報を保ちながら、軽量にデータ表現できるという特徴から、デザインレビュー、機構シミュレーション、工程設計、作業指示、部品表、イラスト作成などの用途に活用されています。製造業の大手では、3D CADの普及により蓄積された3Dデータの有効活用を目的に、XVL製品を全社規模で導入するケースが増加し、国内外で急速に普及が進んでいます。

■会社概要

ラティス・テクノロジー株式会社
ラティス・テクノロジー株式会社はネット上での軽量3Dソリューションを提供するために1997年10月、慶応義塾大学(当時)の千代倉弘明教授らが中心となって設立したソフトウェアベンチャ企業です。世界トップ水準の性能を持つ3D軽量化技術「XVL」をベースとした3Dデータ活用ソリューションを提供しています。設計を検証するデジタルモックアップから設計・製造情報を伝達するためのテクニカルドキュメントまで、3Dデータ活用のソリューションを幅広く提供しています。

ラティス・テクノロジー株式会社
本社⇥⇥:⇥〒102-0074 東京都千代田区九段南3-8-11飛栄九段ビル4F
⇥⇥ ⇥⇥⇥TEL : 03-5212-5121 / FAX : 03-5212-5122
ホームページ⇥:⇥http://www.lattice.co.jp/
E-mail⇥⇥:⇥ casual3d@lattice.co.jp
代表取締役社長⇥:⇥鳥谷 浩志
資本金⇥⇥:⇥7億円
設立⇥⇥:⇥1997年10月


XVLはラティス・テクノロジー株式会社の登録商標です。
iPad, App Store は、Apple Inc. の商標です。

その他記載されている会社名および製品名は、各社の登録商標または商標です。

企業情報

企業名 ラティス・テクノロジー株式会社
代表者名 鳥谷 浩志
業種 その他製造業

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