ゼノバイオティック、化合物のデータ約14000件の機械学習により化合物の毒性予測ソフトウェアの予測精度を95%に向上
岐阜大学地域科学部の澤田敏彦特別協力研究員、橋本智裕准教授、和佐田裕昭教授の研究グループは2019年に、新規化合物のAmes試験※における陽性/陰性の確率が予測できる毒性予測ソフトウェア「xenoBiotic」(以下「本ソフトウェア」)を開発し、その実用化のために2020年にゼノバイオティック(以下「同社」、代表取締役 澤田敏彦)を設立しました。研究グループは昨年、化学メーカー6社と公的研究機関2機関による本ソフトウェアのテストを通して、約6,000件の化合物データを新たに入手。機械学習したデータ件数を累計約14,000件とし、予測精度を従来の正答率91%から95%に高めました。これは他のAmes試験予測ソフトウェアの正答率を大きく上回ります。今後、実用化に向けて、Ames試験結果が陽性の化合物を正確に陽性と予測できる性能を向上させます。
国立大学法人東海国立大学機構 岐阜大学
- !2021年3月11日 14時
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