安川情報システムが機械学習を用いた水処理ソリューションをリリース配水量・取水量・薬剤注入量を予測しガイダンス
安川情報システム株式会社(本社:北九州市八幡西区、代表取締役社長:諸星俊男)は、浄水場におけ る配水量・取水量や、水質確保に使用する薬剤注入量を機械学習で予測し、ガイダンスする水処理ソリ ューション「MMGuide Water」を、2016年1月にリリースいたします。
近年、人口の減少や節水機器の普及などにより、水道事業における設備投資額が減少傾向にあります。 そのため、水道事業では設備の更新ではなく既存設備の活用を進める所が多く、その維持管理や運用が 課題となっています。また、浄水場では水の浄化および消毒に複数の薬剤を使用していますが、これら の薬剤注入量は、現場熟練者の経験と勘に基づいて調整されている場合が多く、高齢化が進む中、人材 育成を含めた運用技術の継承も重要なテーマとなっています。
今回当社は、IoT 技術をベースに長年培った監視技術やクラウド技術、ビッグデータ分析 技術を融合させた水処理ソリューション「MMGuide Water」を提供いたします。
本ソリューションでは、機械学習を用いて過去の運用実績データから水質と薬剤注入量の関係性のモデ ル化を行い、1時間後の薬剤注入量を予測しガイダンスします。これにより、現場のノウハウを定式化 することができ、属人化の解消に寄与。さらに後付で導入可能なので、新設だけでなく、既設浄水場に おける運用の効率化を強力にサポートします。
【「MMGuide Water」の特長】
■多種センサーのデータ分析・機械学習により、高精度な予測モデルを作成(特許出願中)
■リアルタイムのデータ収集および分析し、薬剤注入量・取水量・配水量をガイダンス、異常通知
■既存の設備に後付で導入可能
■センサー間の関連等は自動学習するので導入時の設定が容易
■SaaS 型クラウドサービスにより、短期間・安価で導入可能
【販売計画】
■発売日
2016年1月
■販売目標
初年度20セット
■販売価格
オープンプライス
企業情報
企業名 | 安川情報システム株式会社 |
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代表者名 | 清水 喜文 |
業種 | コンピュータ・通信機器 |