老舗プリント加工メーカーが創業200年の奈良墨を使い一枚一枚手捺染でプリントした生地で、和テイストのブランド-Sumihiko-を受注生産でスタートする。

【背景】

大正15年、大阪船場の町で木版彫刻を生業として開業した松尾捺染株式会社は時代のニーズに応じ、機械化・デジタル化したものづくりでプリント生地を提供してまいりました。

現在では日本国内のみならずヨーロッパ・アメリカにも広く商品を輸出しております。

ものづくりの規模が大きくなる一方、昔ながらの手捺染の技術を守り、継承していくことも私たちの役目であると考えています。

弊社では、関西のものづくりを応援する活動の一環として小ロットに対応できる技術をアーティストの作品と結び付けて製品化、販売するプロジェクトを立ち上げました。

今回、墨でアーティスト活動するイマタニタカコさんの作品を同じ奈良の伝統工芸である墨づくりの老舗メーカー、墨運堂さんの墨を使い手捺染でプリント、製品化したブランド『Sumihiko』を発表するに至りました。

【製品・サービスの概要】

墨アートというジャンルで作品を発表するアーティスト、イマタニタカコの作品をそのままの風合いを再現して、一枚一枚手捺染でプリントしています。

墨は定着するのが非常に難しい日本古来のインクですが、『墨で描かれた作品はやはり墨を染料としてつくりたい』そう考え、奈良墨の老舗メーカーである墨運堂さんの協力を得て職人のこだわりが実現いたしました。

作品の風合いを出すために何度も試し刷りをし、淡い墨色から漆黒まで、４版もの版を制作いたしました。

手ぬぐいや奈良蚊帳生地のストールは透けて重なる墨絵の柄が非常に美しく仕上がりました。

足袋やふろしきバックなど、和装に合う製品のラインナップもあります。

Sumihikoは、まずはクラウドファンディングで受注販売していきます。

＜3つの特長＞

1：アーティストと伝統技術を結び付けた、オリジナルブランドです。

アーティストが実際に描いた原画をそのまま再現することにこだわりました。

淡い墨と濃い墨が重なり合い、美しい風合いが表現されております。

2：染料に難しい奈良の墨を使っています。墨の豊かで繊細な風合いを再現するために四版もの版を使ってプリントしております。

墨で描かれた原画の風合いをお届けするために、染料にも奈良墨を使い、淡墨から濃墨まで四版も重ねております。

墨の特性を生かして捺染でプリントするために非常に苦心いたしました。職人のこだわりの製品です。

3：一枚一枚、職人が手捺染でプリントしています。

プリントは四版とも、一枚一枚しております。

大量生産ではない昔ながらの手捺染です。

【今後の展望】

いろんな製品メーカーにアーティストが描いた素材を提供し、いろんな製品展開が出来ていけばと考えています。製品メーカーがアーティストデザインの製品を展開していくことにより、販路を広げたり、売上げを上げたりするお手伝いがしていきたいと思っています。

Sumihiko 特設サイト

https://camp-fire.jp/projects/view/5668

Sumihiko 公式サイト

http://e-nchau.wix.com/sumihiko

【松尾捺染株式会社について】

本社：〒541-0059 大阪市中央区博労町1-2-5

東大阪工場：〒577-0062 東大阪市森河内東1-9-8

※お問い合わせはこちらにお願い致します。

代表者：代表取締役 松尾治

設立：昭和39年6月19日

資本金：2,000万円

Tel：06-6782-6281

Fax：06-6782-6284

URL：http://www.matsuo-nassen.co.jp/
事業内容：プリント加工業