2013年公開シンポジウム開催 『福島原発警戒区域内に残された牛と農家』 - 家畜と農地の管理研究会の活動を通して -

家畜と農地の管理研究会では、旧警戒区域内に取り残された被ばく牛を公益性のある研究に活用するため、20km圏内において放牧地を整備し保護されている牛、約270頭を中心に試験・研究を行っています。シンポジウムでは、これまでに得られた研究成果報告と、生き残った牛の今後の維持・活用について検討します。

2013年 8月 14日
報道関係各位

 東日本大震災によって発生した東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴い、同発電所から半径20キロ圏内が警戒区域に設定されてから2年が過ぎました。
 警戒区域の見直しによる規制の解除も進行していますが、復興は遅々として進まず、旧警戒区域内には約1,000 頭の牛が、畜舎内で保護されたり野生化した状態で生存し続けています。
 このような中、昨年9月に設立された家畜と農地の管理研究会は、旧警戒区域内に取り残された被ばく牛を公益性のある研究に活用するため、浪江町・富岡町・大熊町の3町において、牛を飼育するための放牧地を整備し、保護されている牛、約270頭を中心に試験・研究を行っています。
今回は、これまでに得られたいくつかの研究成果をご報告するとともに、生き残った牛の今後の維持・活用について検討する目的でシンポジウムを企画いたしました。是非、事前告知ならびに当日の取材を、切にお願いいたします。

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【日時】2013年9月14日(土)開場12:30 開催13:00~16:00
【会場】東京大学農学部・弥生講堂

<シンポジウムプログラム(予定)>
【第一部】 13:00~13:50
 ■基調講演 「福島第一原発被災地域の現状と今後」  
南相馬市長 桜井 勝延氏
 ■活動報告 「現地の状況と研究会の活動」     
岩手大学 農学部共同獣医学科 准教授 岡田 啓司 (家畜と農地の研究会 理事・事務局長)       

【第二部】14:00~14:45
 福島第一原発被災地域における研究成果と今後の課題
(1)牛の生体内放射能汚染分布  
東北大学大学院 農学研究科 教授 磯貝 恵美子 (家畜と農地の研究会 理事)
(2)牛の生体除染の試み  
北里大学 獣医学部 講師 柿崎 竹彦 (家畜と農地の研究会 理事)
(3)放牧牛による放射性物質の移動
東北大学大学院 農学研究科 教授 佐藤 衆介(家畜と農地の研究会 監事)


【第三部】15:00~16:00
 パネル討論 「“福島第一原発被災地域の現状とこれから”」
 <モデレーター> 
TBS情報制作局担当局次長 桶田 敦
 <パネリスト> 
家畜と農地の管理研究会プロジェクト参加農家の皆様      
北里大学 副学長 伊藤 伸彦 (家畜と農地の研究会 代表理事)
岩手大学 農学部共同獣医学科 准教授 岡田 啓司 (家畜と農地の研究会 理事・事務局長)
東北大学大学院 農学研究科 教授 佐藤 衆介(家畜と農地の研究会 監事)
家畜と農地の管理研究会 コーディネーター 大谷 久美子

[主催] 一般社団法人 東京電力福島第一原子力発電所の事故に関わる家畜と農地の管理研究会
[後援] 公益社団法人 日本獣医師会 (予定) ・ 東京大学農学生命科学研究科 ・広域財団法人 農学会
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■リリースの詳細はこちらでもご覧いただけます。
http://liffn.jp/
(TopicsよりPDFにリンクいたします)

企業情報

企業名 一般社団法人 原発事故被災動物と環境研究会
代表者名 伊藤 伸彦
業種 農林水産

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