『第一回 月に吠える文学賞』受賞作決定のお知らせ
出版業界の活性化や、若手作家・ライターの支援を目的に、さまざまな活動を行っている日本一敷居の低い文壇バー「月に吠える(所在地:新宿ゴールデン街)」が主催の文学賞「第一回 月に吠える文学賞」の大賞並びに優秀作が決定いたしました。
日本一敷居の低い文壇バー「月に吠える(所在地:新宿ゴールデン街)」が主催の文学賞「第一回 月に吠える文学賞」の大賞並びに優秀作が決定いたしました。次世代を担う作家たちを発掘し、世に送り出したいという強い思いが文学賞の開催動機です。力作ぞろいの受賞作品および最終候補作品は、以下のURLで公開しております。
http://bar.moonbark.net/awards_archive_.html
受賞者への取材を希望される方はご一報ください。作品の出版化の検討も大歓迎ですので、興味を持たれましたら、ぜひお問い合わせいただけますよう、よろしくお願いいたします。
<第一回 月に吠える文学賞の概要>
募集内容:日本語で書かれた未発表のオリジナル小説(オールジャンルOK)
枚数:400字詰め原稿用紙換算100~300枚
募集期間:2013年1月1日~2013年8月31日
応募総数:118作品
賞金:大賞 10万円(1本)、優秀作 1万円(3本)
◆受賞作品
【大賞】幸せストーカー日記/塚本オルガ(27歳)東京都
二十三歳のフリーター倉林律子は、街中で偶然見つけた「理想の男性」千塚貴之を運命の相手だと信じ込む。その素性を調べていくうちに彼があるアイドルの熱狂的なファンだと知り、自分もファンを装い千塚と接点を持つが、関係はなかなか発展しない。そんな時、千塚がアイドルの家に侵入し、転落死した。千塚もまた、思い込みからアイドルのことを運命の相手だと信じて追いかける男だった。追いかける対象をなくした律子は再び自分の日常がつまらないものになることに不安を覚えるのと同時に、いつかまた同じように自分が何かを追いかけるのだろうと予感する。
【優秀作】両親は湯治に行った/曽我部敦史(37歳)千葉県
一日に2回デリヘル嬢を呼ぶ57歳の私は、自宅で死んだ両親の遺体を奥の間に放置し、臭いが外に漏れないよう注意を払いながら、両親の年金を不正に受給している。不審に思い始めた近隣住人や民生委員が訪ねて来るようになった。そんなとき、私が答える言葉はいつも決まっていた。「両親は湯治に行った」と。梅雨になり、腐った遺体の放つ強烈な悪臭に苦しむ私は、家ごと火を点けて、駅前のホームレスに弟子入りしようと夢想するが実行には移せない。そして、ついに警察官が私の家にやって来る。
【優秀賞】ひらたい/針粉 法一郎(39歳)滋賀県
三十七歳になってもうだつのあがらない「俺」は、口過ぎのための仕事もクビになり途方に暮れていた。残された唯一のプライドの拠り所は、粋を極めた古い外車セボーキャノピを駆っているということ。だが自分がうまく生きられないのは、すべてこの車のせいだと思い込むようになり、以前の故障時に世話になったホームレスを巻き込み車を解体しようとするが、目の前のホームレスについ自分の姿を重ね合わせ、解体道具で殺害してしまった。 警察での事情聴取で、ホームレスは殺害に至る前に病死していたことがわかり釈放されたものの、「俺」はどうやって生きていけばいいかわからない。
【優秀賞】悲しみのない世界/網中真志(30歳)東京都
アイドルがゴキブリを殺した写真をブログでアップしたため、ゴキブリ国際協会から反省会を開くことを求められるマネージャーの西尾野は、繰り返される確認会に嫌気が差し、横田という不気味な男に、ゴキブリ国際協会の担当者湯島を脅すよう依頼する。だが横田は湯島の妻を殺してしまい、西尾野は面倒に巻き込まれ始める。湯島の妻が失踪したとの連絡を受けた埼玉県警の中町は、過去の失恋を引きずりながら後輩とともに捜査を進めていく。やがて後輩刑事も失踪してしまい、事件は大きく動いていく。
※受賞者の情報は応募時点のものです
<第二回 月に吠える文学賞 募集開始>
また、第二回月に吠える文学賞の募集も開始しましたので、併せてご覧いただけますと幸いです。
募集内容:日本語で書かれた未発表の文学作品
枚数:400字詰め原稿用紙換算100~300枚
募集期間:2014年4月1日~2014年11月30日
賞金:大賞 10万円(1本)、優秀作 1万円(3本)
詳細は以下のURLからご確認いただけます。何卒よろしくお願いいたします。
http://bar.moonbark.net/award
◆店舗データ
プチ文壇バー 月に吠える
新宿区歌舞伎町1-1-10 新宿ゴールデン街G2通り
http://bar.moonbark.net/
http://bar.moonbark.net/awards_archive_.html
受賞者への取材を希望される方はご一報ください。作品の出版化の検討も大歓迎ですので、興味を持たれましたら、ぜひお問い合わせいただけますよう、よろしくお願いいたします。
<第一回 月に吠える文学賞の概要>
募集内容:日本語で書かれた未発表のオリジナル小説(オールジャンルOK)
枚数:400字詰め原稿用紙換算100~300枚
募集期間:2013年1月1日~2013年8月31日
応募総数:118作品
賞金:大賞 10万円(1本)、優秀作 1万円(3本)
◆受賞作品
【大賞】幸せストーカー日記/塚本オルガ(27歳)東京都
二十三歳のフリーター倉林律子は、街中で偶然見つけた「理想の男性」千塚貴之を運命の相手だと信じ込む。その素性を調べていくうちに彼があるアイドルの熱狂的なファンだと知り、自分もファンを装い千塚と接点を持つが、関係はなかなか発展しない。そんな時、千塚がアイドルの家に侵入し、転落死した。千塚もまた、思い込みからアイドルのことを運命の相手だと信じて追いかける男だった。追いかける対象をなくした律子は再び自分の日常がつまらないものになることに不安を覚えるのと同時に、いつかまた同じように自分が何かを追いかけるのだろうと予感する。
【優秀作】両親は湯治に行った/曽我部敦史(37歳)千葉県
一日に2回デリヘル嬢を呼ぶ57歳の私は、自宅で死んだ両親の遺体を奥の間に放置し、臭いが外に漏れないよう注意を払いながら、両親の年金を不正に受給している。不審に思い始めた近隣住人や民生委員が訪ねて来るようになった。そんなとき、私が答える言葉はいつも決まっていた。「両親は湯治に行った」と。梅雨になり、腐った遺体の放つ強烈な悪臭に苦しむ私は、家ごと火を点けて、駅前のホームレスに弟子入りしようと夢想するが実行には移せない。そして、ついに警察官が私の家にやって来る。
【優秀賞】ひらたい/針粉 法一郎(39歳)滋賀県
三十七歳になってもうだつのあがらない「俺」は、口過ぎのための仕事もクビになり途方に暮れていた。残された唯一のプライドの拠り所は、粋を極めた古い外車セボーキャノピを駆っているということ。だが自分がうまく生きられないのは、すべてこの車のせいだと思い込むようになり、以前の故障時に世話になったホームレスを巻き込み車を解体しようとするが、目の前のホームレスについ自分の姿を重ね合わせ、解体道具で殺害してしまった。 警察での事情聴取で、ホームレスは殺害に至る前に病死していたことがわかり釈放されたものの、「俺」はどうやって生きていけばいいかわからない。
【優秀賞】悲しみのない世界/網中真志(30歳)東京都
アイドルがゴキブリを殺した写真をブログでアップしたため、ゴキブリ国際協会から反省会を開くことを求められるマネージャーの西尾野は、繰り返される確認会に嫌気が差し、横田という不気味な男に、ゴキブリ国際協会の担当者湯島を脅すよう依頼する。だが横田は湯島の妻を殺してしまい、西尾野は面倒に巻き込まれ始める。湯島の妻が失踪したとの連絡を受けた埼玉県警の中町は、過去の失恋を引きずりながら後輩とともに捜査を進めていく。やがて後輩刑事も失踪してしまい、事件は大きく動いていく。
※受賞者の情報は応募時点のものです
<第二回 月に吠える文学賞 募集開始>
また、第二回月に吠える文学賞の募集も開始しましたので、併せてご覧いただけますと幸いです。
募集内容:日本語で書かれた未発表の文学作品
枚数:400字詰め原稿用紙換算100~300枚
募集期間:2014年4月1日~2014年11月30日
賞金:大賞 10万円(1本)、優秀作 1万円(3本)
詳細は以下のURLからご確認いただけます。何卒よろしくお願いいたします。
http://bar.moonbark.net/award
◆店舗データ
プチ文壇バー 月に吠える
新宿区歌舞伎町1-1-10 新宿ゴールデン街G2通り
http://bar.moonbark.net/
企業情報
企業名 | 株式会社月に吠える |
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代表者名 | 肥沼和之 |
業種 | 新聞・出版・放送 |