震災に寄せて 〜被災者の一言で世界初のmeruruが完成しました〜

※このリリースは当サイトの会員によって投稿されたユーザー投稿のため、当サイト推奨のプレスリリースとは形式が異なる場合があります。

meruruは、世界初で唯一のソフトコンタクト用つけはずし器具です。 東日本大震災は、meruruの開発において、最も大きな影響を受けた出来事でした。 震災から4年目の3月11日を迎えるにあたり、meruruの開発者で弊社代表の斎藤和子が、あらためて東日本大震災とmeruru開発を振り返りました。

メディトレック株式会社(神奈川県横浜市中区、代表取締役:斎藤和子、以下メディトレック)は、世界初で唯一のソフトコンタクト用つけはずし器具meruru(メルル)を製造販売しています。
東日本大震災は、meruruの開発において、最も大きな影響を受けた出来事でした。
震災から4年目の3月11日を迎えるにあたり、meruruの開発者で弊社代表の斎藤和子が、あらためて東日本大震災とmeruru開発を振り返りました。

東北大震災に寄せて

月日が流れるのは早いもので、あの日からもう4年も経ってしまったのですね。
4年前の私は“meruru”を作ろうと決めてから、1年半が経過しているにもかかわらず、
思うような物が作れず、苛立ちだけが積み重なっていました。

そんなとき、あの大きな揺れに東京で襲われました。
当初、震災地は東北だという以外の情報は入らず、
日が変わってから目にする悲惨な状況に涙が溢れてくるばかりで、
何もできませんでした。

“meruru”を作るなんて、どうでもよくて…
何もする気がなくて…
ただ被災地に物資を送ることしか思いつかなくて…

気がつくと、半年が過ぎていました。

そんなとき、被災地から避難してこられた方が
コンタクトを作りに私の勤務する眼科にみえたのです。

「大変でしたね… コンタクトはどうしてらしたんですか?」
と声をかけた私に、その方は
「手なんて洗える状況じゃなかったんです」

少し怒ったように、私は感じました。

そのとき、半年間放り出していた“meruru”を早く完成させなくてはいけない。
それも、ケースやブリスター(買ったときにレンズが入っている容器)から
取り出すときも指を使わなくてもできるものにしなくては…
という想いが湧き上がってきました。

実は、当初“meruru”は、目から取り出すピンセットと
指でレンズをセットしてから目に入れるラッパ部しか考えていませんでした。
ケースやブリスターから取り出すためのスティックも作る必要があると思ったのは、
この一言があったからなんです。

“つけるだけ” “はずすだけ”の器具は他にもありますが、
このスティックを考えたことで、
一切指を使わなくても、ソフトコンタクトを目に入れられ、取り出せる
世界初の商品になったのです。

まだまだ、認知度が低い“meruru”ですが、
いずれ、コンタクトを使う全ての方が、
シーンや状況にあわせて指かmeruruを選ぶようにしてもらえれば、
より安心で、安全にコンタクトを使えると信じております。
2015年3月11日
斎藤 和子

添付画像・資料

添付画像をまとめてダウンロード

企業情報

企業名 メディトレック株式会社
代表者名 斎藤 和子
業種 医療・健康

コラム

    • クリックして、タイトル・URLをコピーします
    • facebook
    • line
    • このエントリーをはてなブックマークに追加

    プレスリリース詳細検索

    キーワード

    配信日(期間)

    年  月  日 〜 年  月 

    カテゴリ

    業界(ジャンル)

    地域