ソルベイ、低燃費タイヤ需要に応えるため、韓国でシリカ新工場建設に着手

2015年4月27日、ブラッセル --- アジアで成長する低燃費タイヤ需要に応え、かつHDSイノベーショングレードを開発するため、本日ソルベイは韓国クンサンで、高分散シリカ（HDS）工場建設に着手した。

全羅北道長、クンサン市長ならびにその他自治体の高官の面前で、ソルベイは公式に年間８万トン以上の生産能力を持つ工場建設の起工を行った。２年以内の操業開始を予定する。

ソルベイのグローバルビジネスユニット（GBU）シリカは、Efficiumを含む、最新の高性能シリカを生産する。この最新世代の高分散シリカは、乗用車、トラック用グリーンタイヤの製造に、生産性向上と柔軟性を与える。

「この新しい生産拠点は、アジア向けのシリカ・イノベーションに貢献するだろう。梨花女子大学（ソウル）キャンパス内にあるソルベイの新しいR&Iセンターの一部である、シリカ・リサーチ施設とともに、私たちは、地域の御客様と緊密な連携のもと、イノベーションを加速するのにいい位置にいる。」とソルベイ・シリカGBUプレジデントのアン・ヌイテンス（An Nuyttens）は話す。

新工場は大韓民国全羅北道クンサン市に近いセマングム地域で、将来の宅地開発計画地域に位置し、現在主要な供給能力を持つ韓国インチョン工場の移管にも充分な時間的余裕を持っている。

「韓国関係当局の支援、ならびに世界中の顧客の信頼により、この計画は、すべてのステークホルダーに価値をもたらすだろう。」と、ソルベイ・シリカ　ジェネラルマネージャーのレオ・スン（Leo SUN）は付け加える。

ソルベイシリカの投資は、革新的なソリューションを提供し、弊社顧客に供給すべくグローバル展開を拡大するうえでのもうひとつのマイルストーンである。