第三回定期総会を開催 いまそこにある 正しいホウ酸処理のみち
(一社)日本ホウ酸処理協会(略称JBTA、荒川民雄代表理事)では、7月3日、東京都内にて第三回定期総会を開催、認定施工店及び来賓、出展者等およそ90名が参加し、ホウ酸処理のビジョンについて情報共有を深めましました。
(一社)日本ホウ酸処理協会(略称JBTA、荒川民雄代表理事)では、7月3日、東京都内にて第三回定期総会を開催、認定施工店及び来賓、出展者等およそ90名が参加し、ホウ酸処理のビジョンについて情報共有を深めましました。
開会挨拶に立った荒川代表理事は、ホウ酸処理にしかできない技術で、性能リフォーム市場の開拓を目指そうと呼びかけます。北米で広く普及している壁体内乾燥装置を紹介するなど、ホウ酸応用研究は深化の度を加えています。
続いて浅葉健介理事より2015テーマ「正しいホウ酸処理の道」が発表されました。先導的モデル事業である「長期優良住宅化リフォーム」は2年目に入り、当協会主催による本テーマのコラボセミナーキャラバンが2015年も開催中です。コラボレーション先を2社加増し4社としセミナ―内容を拡充、深堀するとともに開催会場は4か所加増し、全国10会場にて開催します(一部地域は終了)。昨年のコラボセミナー実績を踏まえ、2015年
セミナーより建築研究所が共催支援を行うまで伝播力を増してきております。次回消費税増税時期の2017年4月1日までに中古リフォーム市場にダイナミックシフトが起こると浅葉理事は予測を述べました。その時期まで既存住宅への対応を終えるために必要なソリューションも発表されました。木材保存、劣化対策商材として近日発売開始予定の「ホウ酸入りシーリング剤」「穿孔注入用ホウ酸ロッド」、他上市品の「ボラケア」「パフォームガード」「アルトリセット」など。
さらに京都大、近畿大で委託研究中のJIS K1571付属書Aの防腐防蟻試験経過も発表しました。収集されたデータや他研究機関の協力をもとに、シロアリリスクの定量化構築を目的としたものです。建築の性能値については、省エネ性能しかり耐震性能しかり数値表現が可能です。ところが劣化対策項目については性能表示1から3までの等級が存在するにすぎません。そこで劣化対策項目においても数値比較として使えるような「T値(ターマイト、シロアリの英訳)」の開発をイメージしています。
本総会記念講演として辻充孝岐阜県立森林文化アカデミー准教授が「温熱環境と劣化対策」という最も今日的で重要度の高い演題で行われました。省エネ基準の改正で温熱環境と健康影響に強い関心が集まるようになっています。辻先生は断熱性能、日射遮蔽と日射取得のメカニズムを解説しながら劣化対策に深く言及されました。温熱環境の強化は内外温度差を拡大し結露の危険性を増大せるため結露対策は必須となります。結露対策としての危険判定簡易計算や防露計算など最新の劣化対策知見が公開されました。
【一般社団法人日本ホウ酸処理協会について】
所在地:〒125-0001 東京都江東区毛利1-1-29
代表者:代表理事 荒川民雄
設立:2013年7月3日
資本金:万円
Tel:03-6659-5785
Fax:03-6659-5685
事業内容:ホウ酸による木材劣化対策の普及並びに研究
企業情報
企業名 | 日本ボレイト株式会社 |
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代表者名 | 浅葉健介 |
業種 | 建築 |