顔認証技術を使った万引き防止システムを国際特許出願。犯罪の抑止力につながる防犯システムを世界的に展開:LYKAON株式会社

日本国内だけでなく世界の小売店に影響を及ぼしている「万引き」は、犯人の犯罪意識が希薄で、窃盗が繰り返される店舗も少なくありません。万引き常習者などの要注意人物が再来店した時に警告を出すことで、犯罪を未然に防ぐリカオンのシステムを世界に向けて展開するため、当社では7月21日にPCT出願を行いました。

顔認証技術を利用したソリューションを提供する、LYKAON株式会社(所在地:東京都渋谷区)では、日本国内で特許を取得した防犯システムを、2015年7月21日に特許協力条約にもとづく国際出願の申請を行いました。

 

今回、国際特許出願(PCT出願)したのは、「顔認証万引き防止システム」と「顔認証軽犯罪防犯システム」です。

 

▼リカオン 顔認証万引き防止システム:http://www.face-lykaon.com/

▼リカオン 顔認証軽犯罪防犯システム:http://www.face-lykaon.net/

 

 

■犯罪が起きる前にアラートを出す。新しい防犯システムの考え方

LYKAON株式会社では、国内のみならず世界各国で発生している万引き被害や、犯罪に対しての抑止力や未然防止に活用できる防犯システムとしての展開を目指すため、国際特許出願を申請いたしました。

 

顔認証を活用した、万引き防止および軽犯罪防犯システムは、商業施設において、万引き常習者や、店舗が財産を守るために必要となる防犯情報として登録した人物の顔データを、来店客の顔データと顔認証によって照合・判定し、防犯登録者の再来店をリアルタイムに店舗側へお知らせします。登録対象者は、万引き常習犯や、既設の防犯カメラ映像から犯罪・犯行に及んだと確認できる「店舗や企業の財産保護」に必要と判断した防犯情報としています。

 

再来店時に、リアルタイムで通知が可能なため、犯行に及ぶ前に応対(目を見ての声がけ・挨拶など)することで未然に犯罪を防ぎ、抑止力や防犯意識の向上を目的とした最新防犯システムです。

 

従来までの防犯カメラは、見られていることの抑止効果と、映像の記録による証拠確保に長けていましたが、顔認証を活用した防犯システムは、リアルタイムに起きている映像を基に登録者を検知し、防犯対策に役立てることが可能です。

顔認証の判定結果として防犯登録者を検知すると、即時警告でお知らせ可能です。また、店舗の防犯責任者が離れている場所にいても、同時にスマホアプリへ防犯登録者の再来店を通知できるリアルタイムな動きも特徴です。

 

当システムの国内特許は2015年5月に取得済。この7月に、国際特許への出願を行いました。これにより、他にはない防犯システムとして国内だけでなく、国際的に付加価値の高いセキュリティー製品として、世界各国で犯罪被害に悩みを持つ店舗、企業の防犯対策に貢献いたします。

 

 

■万引きが及ぼす経済活動への影響は深刻です

万引きは、刑法第235条に該当する窃盗罪です。犯行が発覚しても、家庭や学校に報告するなど、店内で処理されるケースがあるため、当人の犯罪意識が薄いことが問題となっています。

 

日本国内だけでなく、世界各国に小売業の店舗が存在し、その多くが消費者への販売に力を入れ健全な販売活動をしている中、万引き犯罪による被害は店舗経営の地盤となる売上利益の損失を被る事態となってしまいます。

消費者に安価な価格で商品を提供し、買い物を楽しんでいただくための店舗努力がある中で、万引きによる被害がどれほど利益の損失となるのか。

 

今や若年層の犯行に留まらず、高齢者、グループによる計画的犯行、ネット転売を目的とする万引き被害も増加する中で、万引きの手口も巧妙になりつつあります。

これらを背景に、LYKAON株式会社では、万引き被害や犯罪に悩みを抱える小売業の店舗様から多くの声を集約し、従来の「犯人特定まで手がまわらない」という店舗の弱点を補うシステムを開発いたしました。

顔認証という先端技術を駆使することで、万引き常習犯等の再来店を「監視」して、防犯対策に繋げるのが、このたび国際特許出願した両システムです。

 

 

■犯罪抑止からマーケティングまで、これからも広く顔認証を活用

顔認証を用いたソリューション製品LYKAONシリーズは、万引き防止システムを筆頭に、病院施設や介護施設における「顔認証徘徊防止システム」、来店顧客すべての推定データ(年齢・性別の推定データ)を自動で蓄積し、来店者の属性傾向を把握することが可能となる「顔認証来店顧客分析マーケティングシステム」をリリースしてまいりました。

 

弊社では、今後さらに様々なシチュエーションに応じて、顔認証を活用したソリューション製品の開発、リリースを展開すると共に生体認証の特性を活かしたセキュリティーの強化に貢献してゆく所存です。

国内における新規技術の発明特許だけでなく、国際的な特許保護を申請することで産業の発展に繋がるよう企業努力を尽くしてまいります。

 

 

 

【LYKAON株式会社について】

本社:〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1丁目17番2号 CRD shibuya 1st 7F(受付)、8F

代表者:代表取締役社長兼COO 中村将之

資本金:9,918万円

Tel:0800-200-9680

Fax:03-6419-7079

URL:https://www.lykaon.co.jp/

事業内容:

   1.顔認証システムの開発・販売

   2.Webサイトの企画・制作・保守

   3.コンピューターネットワークの構築・運用

   4.コンピューターソフトウェアの開発・販売



企業情報

企業名 Enazeal株式会社
代表者名 中村 将之
業種 コンピュータ・通信機器

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