LGBTをはじめとした様々なマイノリティーのためのアートイベント「マイノリティー・アートポリティクス・アカデミー」をアーカイヴするプロジェクト
「マイノリティー・アートポリティクス・アカデミー」は、2016年2月19・20・21・27・28日の5日にわたって、東京都新宿区の「新宿眼科画廊」にて行われます。現代美術の魅力や、様々ヴィジュアルカルチャーを、学術的かつ実践的な視点から読み解く、全5回の鼎談形式のトークイベントです。このイベントは、活躍が期待される若手クリエイターや、美術批評家、大学教授など、様々な分野で活躍する総勢10名の多彩なゲストを迎えることで、現代美術の魅力を新たな視点から発掘し、共有していくことを目的としています。「マイノリティー・アートポリティクス・アカデミー・アーカイヴプロジェクト」は、会期や会場などが限られるこのイベントを、より多くの方がアクセスできる記録資料としてアーカイヴするためのプロジェクトで、イベントの映像記録DVDと記録誌の作成を目的としています。
はじめまして、現代美術作家で文筆家の柴田英里と申します。私は、2015年11月22日よりクラウドファンディング・プラットフォーム「CAMPFIRE」にて、連続トークイベント「マイノリティー・アートポリティクス・アカデミー」をアーカイヴするプロジェクトを開始しました。
「マイノリティー・アートポリティクスアカデミー・アーカイヴプロジェクト」
http://camp-fire.jp/projects/view/3955
【プロジェクトについて】
日本のアートシーンには、女性を含む様々なマイノリティへの差別問題があります。ろくでなし子さん逮捕騒動におけるミソジニー(女性憎悪)や、つい最近話題となった東京藝大美術学部教授の生徒へのセクハラなどをはじめとする各種ハラスメント。LGBTをはじめとしたセクシュアルマイノリティの表現とその背景、そして、マジョリティではない表現者や表現が、「主流ではないもの」や「趣味」と不当に判断され、歴史化されにくい問題などです。ですが現状、こうした問題が語られる場は美術大学を含めほとんどなく、本などにまとめられる機会もあまりありません。
そこで、今回、これらの問題をクリティカルに紐解いていく、「マイノリティ・アートポリティクス・アカデミー」というイベントを開催する運びとなり、このイベントを、映像・記録誌としてアーカイブすることで、より多くの方に問題をシェアし、現役美術大学生をはじめとした日本のアートの未来を担う人たちに有効に活用して頂くことを目的としています。
<プロジェクト概要>
内容:アートとマイノリティーにまつわるトークイベントの記録映像と記録誌の作成
URL:http://camp-fire.jp/projects/view/3955
目標金額:600,000円(現在ストレッチゴール850,000円を目標としています。)
募集期日:2016年1月7日(木)0時00分まで
リターン例:
・イベント無料チケット1回分(2500円相当)、クレジット、サンクスカード、オリジナル缶バッチ ……3000円
・イベント記録DVD、イベント記録作品集、オリジナルトートバッグ、クレジット、サンクスカード、オリジナル缶バッチ ……10000円
・イベント通しチケット、イベント記録DVD、イベント記録作品集、オリジナルトートバッグ、オリジナルTシャツ、オリジナルタイツ、イベントレジュメ、柴田英里ドローイング、柴田英里小作品、スペシャルサンクスカード、サンクスカード、オリジナル缶バッチ ……50000円
など。
【CAMPFIREについて】
CAMPFIREとはアーティスト・映画監督・ミュージシャン・作家・スポーツ選手・プロダクトデザイナー・ジャーナリストといったクリエイターのためのクラウドファンディング・プラットフォームです。クラウドファンディングとは、アイデアを実現するために必要な創作費用を、そのアイデアに共感した友達・ファン・ソーシャルのつながり、そして世界中の人々から少額ずつ集めることができるプラットフォームです。
【今後の展望】
来年2016年2 月19日〜2月28日にかけて、東京都新宿区の「新宿眼科画廊」地下で開催される全5回からなる鼎談形式のトークイベント、「マイノリティー・アートポリティクス・アカデミー」(MAPA)のアーカイヴを目的としたクラウドファンディング(http://camp-fire.jp/projects/view/3955
)は、皆様のご支援と応援のおかげで、去る12月24日、無事に目標金額を達成することが出来ました。
心より感謝申し上げます。
本当に、どうもありがとうございます。
この試みは、様々なメディアにも取り上げて頂き、多くの方からたくさんの応援やご質問・ご意見を頂きました。
その中でも、特に、映像記録DVDと記録作品集に関する反響は大きく、プロジェクトスタッフ一同、より良いものを残そうと会議をかさねました。
その結果、
(1)記録映像の撮影・録音を、当初予定していたものよりも良い機材で行うこと。
(2)映像記録DVDを、当初予定していた、各回ダイジェスト+特典映像として1枚にまとめたものではなく、全回ノーカット+特典映像の5枚組に変更すること。
(3)約30ページを予定している記録作品集のイベントトークの書き起こしや論考部分に、対訳(英語)をつけ、国際的にもアクセス可能なものにすること。
が必要であるという結論に至りました。
そして、このたび、この3つを新たに実行するために、
プロジェクトに850,000円というストレッチゴールを設けることに致しました。
イベントの記録を、より充実したものとして残し、現役の美術大学生や、その先の世代、日本だけでなく他の国の人にも、現在の日本のアート界におけるマイノリティーの状況や、このイベントの内容や意義を伝えていくことができればと思っています。
また、「マイノリティー・アートポリティクス・アカデミー」アーカイヴプロジェクトのサクセスを記念し、ワンコイン500円からご支援頂ける、【サンクス記念応援セット】を設けました。
更なるプロジェクトの飛躍に向けて邁進していきますので、
引き続き、「マイノリティー・アートポリティクス・アカデミー」アーカイヴプロジェクトを宜しくお願い申し上げます。
「マイノリティー・アートポリティクスアカデミー・アーカイヴプロジェクト」
http://camp-fire.jp/projects/view/3955
【柴田英里について】
2011年東京芸術大学大学院美術研究科彫刻領域修了。
サイボーグ・フェミニズムとクィア・スタディーズをベースに、彫刻史において蔑ろにされてきた装飾性の再興、彫刻身体の攪乱と拡張をメインテーマに、美術家・文筆家として活動している。
主な賞に、岡本太郎現代芸術賞(第12回、第15回)、アートアワード東京丸の内 小谷元彦賞、東京ワンダーウォール2008、他多数。
【コラム連載】トゥルーウーマン・ショー(ウェブサイトmessyにて、毎週木曜日更新)
URL:https://twitter.com/erishibata
事業内容:現代美術作品の制作・展示と、ジェンダースタディーズやアート・サブカルチャーにまつわる文章の執筆。
添付画像・資料
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企業情報
企業名 | 柴田英里 |
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代表者名 | 柴田英里 |
業種 | エンタテインメント・音楽関連 |