比叡山で日本独自の食文化を学ぶ。新プロジェクト「発酵ガストロノミー」がいよいよ始動【星野リゾート　ロテルド比叡】

「星野リゾート　ロテルド比叡」では、お茶をはじめワインやチーズ、パンなど「発酵」からできあがる食をテーマに通年でお楽しみいただけるプログラム「発酵ガストロノミー」を始動いたしました。ディナーでご提供する渾身の一皿、テイスティング、手作りのワークショップといった食体験を通じて、琵琶湖や近江周辺の食文化を知り、この地の魅力にふれ、より深みのある滞在の思い出へつなげていこうとする取組みとなります。

古来より、味噌や醤油・酢や納豆など、味を深めたり保存したりするために「発酵」という技法が日本にはあります。発酵に必要な気温・湿度に適した条件をもつ琵琶湖周辺でもその技法は大切に受け継がれており、琵琶湖・近江の食材を使いながら美味しさを追求し、進化させている生産者が滋賀県にはたくさんおられます。そんな生産者とロテルド比叡は協力し合い、「発酵ガストロノミー」というプロジェクトとして、将来的には、酢や、日本酒味噌などにも注目し、発酵にまつわる食文化体験を続々とご用意してまいります。

滋賀の伝統食×フレンチがもたらす驚きと感動、「鮒鮓」

滋賀を代表する名産品「鮒鮓」は、発酵食品のひとつです。琵琶湖固有種の二ゴロブナを発酵技術で独特の美味しさを引き出しています。ロテルド比叡では、琵琶湖があるからこそ守られてきた食文化を取り入れフレンチと融合、それにより驚きと感動に満ちた新しい渾身の一皿が生まれました。ディナーのひとときを、「発酵」技法から作られるワインのジュレ・チーズとともにお召し上がりください。今までにない味わいのハーモニーを奏でます。

延暦寺・天台宗の開祖最澄から始まった日本最古のお茶、「近江茶」

その昔、遣唐使とともに中国に渡り仏教を修めた最澄は、大陸から茶の種子を持ち帰り、比叡山麓に撒きました。これが「近江茶」の始まりとされ、日本最古のお茶と言われています。摘みとった茶葉を発酵させ、その発酵度合いにより色・香り・味が変わるのがお茶の面白いところ。香ばしい近江焙じ茶を未熟、半熟、熟成の3段階でそれぞれ飲み比べながら、発酵が生み出す味の深みを確かめていただけます。

■期間：2016年4月29日より通年提供

■時間：15：30～16：00

■場所：サロン・ド・比叡

■料金：無料

■予約不要（時間になったらお集まりください）

琵琶湖のある地形と気候が育む国産葡萄の深い味わい、「ワイン」

ワイン醸造過程の発酵についてやワイン選びや料理との組み合わせについてなど、国産葡萄100％ワインと海外のワインを含む4種のワインを飲み比べながら、もっとワインを楽しむためのポイントを、ロテルド比叡のソムリエがお教えします。栽培に適した地形にあるシャトー、農薬を使用しない有機農法、全工程一貫の自社製造など、そのこだわりが深い味わいを醸し出しています。

■期間：通年提供

■時間：17：00～17：30

■場所：サロン・ド・ヴォワール

■料金：無料

■予約不要（時間になったらお集まりください）

徹底した体調管理の下で育つ乳牛の恵みを凝縮、「チーズ」

国産チーズのコンクールで金賞に輝いたチーズ職人直伝、新鮮な生乳を使いチーズを手作りします。チーズを作る過程には欠かせない発酵について、様々なチーズの種類や特徴についても教わります。牛一頭一頭の体調管理を徹底することで鮮度・品質が安定した牛乳から、発酵によって牛乳のおいしさを引き出し、ぎゅっと凝縮させたチーズをワインとともにいただきます。

■開催日：2016年5月21日（土）、7月、9月にも予定。

■時間：16：00～17：30（16：00～チーズ作り体験、17：00～体験者限定の特別ワインテイスティング）

■料金：1名につき1000円

■定員：10名

＊5月19日までに星野リゾート予約センターへ電話（0570-073-0022）もしくはメール（reserve@hotel-hiei.jp）でお申込みください。定員に達し次第、締切となります。

■詳細：http://hr.hotel-hiei.jp/cuisine/gus.html

ロテルド比叡

世界文化遺産・比叡山延暦寺の続き地に建つ琵琶湖を望む優雅なオーベルジュ。古来より近江に伝わる発酵の知恵を用いた鮒鮓や豊穣な近江食材を使い、驚きと発見に満ちた新しいフレンチをご用意いたします。

〒606-0000 京都府左京区比叡山一本杉／客室数 29室

http://hr.hotel-hiei.jp/

星野リゾート公式サイト

http://www.hoshinoresort.com/