熊本県阿蘇市で「復興イベント」を開催 【阿蘇復耕祭 ～奇跡の1000人田植え～】私たちが今、できることから始めます！

　4月に発生した熊本地震により、甚大な被害を受けた「農業」と「観光業」の復興を祈願して、一人でも多くの方々に阿蘇にお越しいただき、田植え体験や物産展を楽しんでもらえればと、「復耕祭 ～奇跡の1000人田植え～」と題した復興イベントを開催します。

　イベントは地元経営者とボランティア団体が企画。狩尾地区の田んぼを活用したイベント会場では、地元の物産展やステージイベント、さらに震災語り部や震災写真展等、県外参加者の防災意識を高める企画を実施。また、メインとなる田植え体験では総勢1000人の動員を目標に楽しみながら復興支援に繋がるイベントとして全国から参加者を呼びかけます。※当日は、博多から阿蘇までの臨時バスも運行予定。

＜イベント開催概要＞

■日時：2016年　6月 4日（ 土 ） 10:00〜16：00（終了予定）

※荒天時は6月5日（日）に順延。6月3日（金）に公式フェイスブックで告知

■会場：阿蘇狩尾農協跡地15工区狩尾原田 1301

■目的：地震の被害を受けた阿蘇の基幹産業である農業と観光業の復興祈願

■内容：田植え体験・物産展・ステージイベント・語り部・震災写真展など

■出演者：Jimama、TAEKO、須賀IZANAI連　他

＜タイムテーブル＞（予定）

9：00　受付開始

10：00　開会式（関係者によるご挨拶）

10：30　田植えスタート（①10：30・②11：30・③12：30／３回に分けて実施）

12：30　ステージプログラム開始（ライブ、パフォーマンス等を予定）

16：00　終了予定

＜イベント企画の経緯＞

田畑の陥没、用水路の損傷、そして水揚げポンプと配管の損傷など、阿蘇の１次産業は大きな被害を受けました。今年の田植えを諦めかけていた所、狩尾地区で以前より使われていた水利・産神社の湧水が奇跡的に復活しました。「この水を使えば水田ができる」。それからと言うもの、連日、用水路の修繕作業を農家とボランティアで行ない、田植えができる処までになったので、復興を祈願しイベントを企画しました。

＜阿蘇市・南阿蘇村の被害状況＞

熊本市内から阿蘇を繋ぐ国道57号線と阿蘇大橋が崩落。観光業の被害額は15億円と試算され、宿泊は約８割減とGWの宿泊キャンセルが相次ぎ、多くの旅館や商店が廃業・休業の危機にある。有名観光施設が軒並み封鎖されている。また、熊本県内の農業被害が約1,000億円を超え、阿蘇においても農業用水路が至るところで崩壊。畜舎の損壊等で畜産業も大きな打撃を受ける。（死者：16名、行方不明者：1名）

■主催：阿蘇復耕祭1000人田植え実行委員会

■共催：狩尾デザイン

■運営協力：NPO法人ユナイテッド・アース

■後援：阿蘇地域世界農業遺産推進協会

■協賛：松谷文華堂

■協力：鎌倉商店、有限会社木之内農園、有限会社阿部牧場、祐徳自動車株式会社、旅館金時、ホテル角萬、大観荘、旅館泰山荘、阿蘇ホテル一番館・二番館、阿蘇プラザホテル、FACEoff株式会社