【新刊本】『風怪』がすごい!
作家・加門七海さん推薦!都会を吹き抜ける風にのった“声なき魂"たちが織り成す、“儚くて切ない実録怪談集"。人間という生物の奥深さ・わからなさ・面白さ・異様さ・悲しみが生み出した、怖いだけではない、味わい深くて胸が震える、怪談本の新ジャンルが誕生!
本書は、都会に生きる人々が本当に体験した怪奇を40話収録した、実録怪談集です。
作家の加門七海さんの推薦文にもございますが、本書に収録された怪談は、ただ“怖い”というだけに留まらず、人間という生物の奥深さ・わからなさ・面白さ・悲しみ・異様さを体感できるものであることを目指しました。なかには涙なしには読めない「挽歌」の様相を呈した作品もあり、怪談を読んで「泣く」という新感覚をきっと読者の方々は味わえましょう。
著者チームは取材を重ねるにつれて、ある事実に気づいたといいます。それは3.11以降、取材者たちの話す怪談にある変化が生まれたというのです。それは霊的なもの・異質なものに対する想像力です。あるいはそれは「死」に対する想像力といっていいのかもしれません。市井の人々の語る怪談に、そして死生観にこのような変化が生まれたことが、「泣ける怪談」という新ジャンルを生み出したのかもしれません。
この夏、どこか嘘くさくて怖がらせるだけのありきたりな怪談に食傷気味の方々に、オススメの一冊です。
【戦慄か!? 感涙か!? 世界観を変える全40話を収録! 】
『飛び降り現場』
・いじめを苦にして飛び降り自殺をした少年。幽霊が出ると噂される飛び降り現場に、20年以上、毎日通い続けた母親。
“幽霊になった姿でも、もう一度息子の姿が見たい"。母親は死したのちも、現場に立ち続けて――。
『そこに巣食うものは』
・息子を亡くした父親の建てた、禍々しすぎる祠の真相。
『呼び鈴』
・突然死した夫が、四十九日にやってきて妻にしようとしたこと。
『側に立つ男』
・金縛り中に出現した男は、「そこにはいてはいけない人間の顔」をしていた!
『西陣織の帯』
・その美しい帯を手にした女性は、なぜ電車に飛び込もうとしてしまうのか?
『赤ちゃんの泣き声のするビル』
・若い女性の変死体が、大切に手に携えていたもの。
『コール』
・閉店後のレストランに鳴り響く、無人の店内からの呼び出し音。
『海が呼んでいる』
・深夜の海辺で異様に美しく輝く光を目撃してしまった、男の顛末。
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企業情報
企業名 | 株式会社三五館 |
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代表者名 | 星山 佳須也 |
業種 | 新聞・出版・放送 |