ファイルメーカー、iPadとFileMakerのビジネス導入事例を発表
ファイルメーカー株式会社(東京都港区六本木)は本日、iPadとFileMakerのビジネス導入事例を発表しました。
【報道発表資料】
2016 年 11 月 9 日
ファイルメーカー、iPadとFileMakerのビジネス導入事例を発表
クラフトビール業界を牽引するヤッホーブルーイングがiPad とビール樽の出荷/返却を管理するカスタム Appの導入で大きな成果
ファイルメーカー株式会社(東京都港区六本木)は本日、iPadとFileMakerのビジネス導入事例を発表しました。クラフトビールの製造および販売を行う株式会社ヤッホーブルーイング(長野県軽井沢町)は、全国の飲食店に出荷するビール樽の返却履歴を管理するカスタム AppをFileMakerプラットフォームで構築し、iPadで運用しています。導入以来、樽の紛失による経費の大幅削減、記録漏れなどヒューマンエラーの低減、タイムリーな生産計画への貢献など、多くの導入効果を上げています。
この事例についての詳細とビデオをこちらでご覧いただけます。
http://www.filemaker.com/jp/solutions/customers/stories/yo-ho
FileMakerプラットフォームについて詳しくはこちら:
http://www.filemaker.com/jp/products/
軽井沢に拠点を置くヤッホーブルーイングのビールは浅間山の麓にある醸造所で造られ、全国に届けられています。飲食店向けの製品は樽に充填され、ここから出荷されます。飲食店で空になった樽は出荷元に返却されますが、返却が遅れたり、誤って違うメーカーに返却されてしまったりすることがあり、樽が紛失して追跡できなくなるという問題を抱えていました。この問題を解決するため、同社ではiPadとFileMakerプラットフォームを導入しました。
導入以前は、同社で管理している約1万個の樽のうち、上述のような事情で1か月に20個ほど紛失していました。樽の価格は一個あたりおよそ2万円です。導入後、樽の紛失は月に1個あるかないかという程度にまで減少し、この分の損失がほぼゼロになったため樽を補充する経費が大幅に削減できました。
さらに、樽の動きを正確に把握できるようになったことが、生産計画にも貢献しています。樽の返却予定が正確に分かるため、樽の在庫数を予想できるようになりました。これにより、どれぐらいの量のビールを造ればいいかを、効率的に無理なく事前に計画できます。ビールの製造には麦汁を作るところから発酵、熟成と約1か月かかるため、出荷できる量を事前に把握するのは大変重要なことです。
ソリューション概要:
FileMakerで作成されたカスタム Appは、顧客から受注した注文情報を管理している基幹システムと連動しています。事務所ではデスクトップPCのFileMaker Proでカスタム Appを実行して、樽に貼るラベルを印刷します。ラベルに必要な情報(樽のサイズ、出荷先、ビールの種類、取引ごとに生成されるID)を基幹システムから受け取り、バーコードを生成してラベルプリンターに出力し、出荷時にこのラベルを樽に貼ります。使用済みの空樽が返却されてきたら、iPadのFileMaker Goでカスタム Appを実行して、iPadにBluetooth接続されたバーコードスキャナでラベルのバーコードを読み取ります。これだけで、どの顧客にいつ出荷した樽が返却されたのかカスタム Appに記録されます。この返却記録は、iPadからWiFi経由でFileMaker Serverへと即座に反映され、事務所でも現場でも常に最新の情報が閲覧できます。ラベルはこのタイミングではがされます。取引ごとに異なるIDを使用しているので、返却時にスキャンするだけで返却履歴が管理できます。
FileMaker Proについて詳しくはこちら:http://www.filemaker.com/jp/products/filemaker-pro/
FileMaker Goについて詳しくはこちら:http://www.filemaker.com/jp/products/filemaker-go/
FileMaker Serverについて詳しくはこちら:http://www.filemaker.com/jp/products/filemaker-server/
このカスタムAppの開発を手がけた株式会社U-NEXUS 取締役セールスディレクター、横田志幸氏は次のように述べています「バーコードとモバイルデバイスを活用して物品を追跡/管理したいというビジネスニーズは、あらゆる業種で多いものです。iPadのモバイル性能の高さと、iOSデバイスと親和性の高いFileMakerプラットフォームの組み合わせが、こうした課題の解決には最適です。」
今回、ヤッホーブルーイングに導入されたこのカスタムAppは、飲食店向け樽の出荷から返却までの管理に特化したものですが、樽をこのように管理できると社内に認知されたことをきっかけに、同社の社員の中ではFileMakerを使ってさらに業務効率化できそうなことを考える意欲が高まりました。ヤッホーブルーイングの井出直行社長は次のように述べています「FileMakerを取り入れたことにより、記録がきちんと残り、その記録をあとから見返すことで、新たな気づきがある。そこからいろいろなアイデアや提案が出てきてモチベーションが上がり、新しいことへのチャレンジにつながっています。」
導入効果:
・ビール出荷用の樽の紛失が大幅に減り、経費が削減。
・返却された樽の管理がスピードアップし、記録漏れが低減。
・樽の返却履歴を漏れなく管理できるようになったことが、正確でタイムリーな生産計画に貢献。
ファイルメーカー社について
ファイルメーカー社は、iPad、iPhone、Windows、Mac、Webのすべてにわたってシームレスに動作するカスタム Appを簡単に作成するためのシンプルでパワフルなソフトウェアを提供します。多くのビジネスチームが業務プロセスを効率化するためにFileMakerプラットフォームを活用し、チーム全体の生産性を向上させています。米国本社のFileMaker, Inc.はApple Inc.の子会社です。日本法人のファイルメーカー株式会社はFileMaker, Inc.の子会社です。
ファイルメーカー社について詳しくはこちら:
###
報道関係者の方からのお問い合わせ先:
ファイルメーカー広報担当 FileMaker Press Information
Tel.: 03 - 5445-1281 Fax.: 03 - 5427-7322
E-mail: filemaker_japan_pr@filemaker.com
www.filemaker.com/jp/company/media
一般のお問い合わせ先:
FileMaker カスタマサポート:
Tel.: 0120 - 983 - 850
受付時間 9:00 - 12:00、13:00 - 17:30 (祝日を除く月曜日から金曜日)
(c) 2016 FileMaker, Inc. All rights reserved. FileMaker、ファイルメーカー、FileMaker Go およびファイルフォルダロゴは、米国およびその他の国々で登録された FileMaker, Inc. の商標です。FileMaker WebDirect は、FileMaker, Inc. の商標です。その他のすべての商標は該当する所有者の財産です。価格は日本円の税別価格です。予告なく変更する場合があります。
ログインするとメディアの方限定で公開されている
お問い合わせ先や情報がご覧いただけます
添付画像・資料
添付画像をまとめてダウンロード
企業情報
企業名 | クラリス・ジャパン株式会社 |
---|---|
代表者名 | ブラッド フライターグ |
業種 | コンピュータ・通信機器 |
コラム
クラリス・ジャパン株式会社の
関連プレスリリース
-
クラリス・ジャパン、Claris FileMaker と iPad の導入事例を発表 パンプスのセミオーダーをデジタル化、業務のミスや無駄を減らして作業効率化
2020年5月27日 11時
-
クラリス・ジャパン、FileMaker 19 を発売 FileMaker 19 のクラウドサービス、FileMaker Cloud 東京リージョン開始
2020年5月21日 10時
-
Claris FileMaker が ITreview Grid Award 2020 Spring において3期連続3部門で<Leader>を受賞
2020年4月16日 11時
-
クラリス・ジャパン、FileMaker プラットフォームと iPad の導入事例を発表 ー 日本航空のパイロット訓練評価システム
2020年1月22日 10時
クラリス・ジャパン株式会社の
関連プレスリリースをもっと見る