障がい者の描いたアート作品の商品化をワンストップサービスに

障がい者の支援事業を行う一般社団法人障がい者アート協会（所在地：埼玉県入間市、代表理事：熊本豊敏、以下「障がい者アート協会」）は、2016年11月14日、障がい者アート（障がい者の描いた絵など）作品を商品化したい企業へ、素材の提供から企画提案・商品デザイン・製造（一部商品）まで一括して行うワンストップサービスを開始した。

●デザイン会社との提携によりアートから商品へ

障がい者アート協会では500点を超える障がい者アートを掲載するギャラリーサイト アートの輪（ http://artnowa.org/ ）を運営している。ここで掲載されている障がい者アート作品は、今までにもノベルティグッズへのプリントや絵画そのもののレンタル等に利用することが出来たが、絵画作品という性質上、作品をそのまま素材として使うことが難しく、商品化したいという企業の声があっても実現がむずかしいケースが多かった。

そのような問題を解決すべく、障がい者アート協会は同じ埼玉県に所在するデザインの専門会社 株式会社MOGU（ http://www.mogumogu.co.jp/ ）と業務提携をおこない、障がい者アートを色合いやサイズの調整、一部加工やトリミングなど作者の許諾の範囲内で、作品の持ち味を損なうこと無くリデザインし商品化を容易にすることが出来るようになった。

※実際の商品化例（ブックカバー　https://goo.gl/q3TueR　）

このことにより社内にデザインや製作の部署を持たない中小企業でも、自社のノベルティグッズや自社商品にアートを施した、より付加価値の高い商品を生み出すことが可能になる。

また、どの商品にどんなアート作品がマッチするのかわからないという場合でも、ヒアリングから提案までサポートするので依頼する企業側の負担もすくない。

既にブックカバーやポストカード、トートバッグやマグカップなど商品化され販売されている商品もあり、今後は更に様々な商品に幅を広げる。

●商品化の収益は作者である障がい者アーティストへ

アート作品を商品化した企業から得た収益は必要経費を差し引いた利益から、アート作品の作者に還元される仕組みになっている。

これまでの商品化は、作品単体としての力に依存する部分が大きく、実際に商品化される作品は限定される傾向にあった。

今後、デザイン会社のノウハウでモチーフの切り出しやレイアウト、色の調整等によって商品化の対象となる作品の幅、そして商品ラインアップの幅が拡大される。

一点でも多くの作品が一人でも多くの人の目に留まり、購入される。そしてその収益の一部が創作活動の対価として作者に還元される。

そのような事業モデル構築に向けて一歩踏み出した。

同団体では今後、コーズブランドを立ち上げたい企業などへの提案も行っていく。

◆一般社団法人障がい者アート協会

http://www.borderlessart.or.jp/

◆アートの輪

http://artnowa.org/

◆一般社団法人障がい者アート協会（facebookページ）

https://www.facebook.com/borderlessart.japan/?fref=nf

【一般社団法人障がい者アート協会】

所在地：埼玉県入間市東藤沢2-8-30

代表者：熊本豊敏

お問合せ：info@borderlessart.or.jp