Ｊアラート伝達手段の多重化＝スマホや校内へ音声自動転送

ＳＫＹ－ＮＥＴＷＯＲＫ株式会社（静岡市）は、総務省消防庁が、全国瞬時警報システム「Ｊアラート」による緊急情報を住民へ確実に届けるために二つ以上の情報伝達手段を講じる「多重化」を２月中に地方自治体へ要請することを受け、自治体が受発信するＪアラートをスマートフォンや学校・病院などの公共施設、商業施設、オフィスビルの構内放送設備に自動転送放送する「ＪアラートＷｅｂ放送中継システム」を全国の自治体に向けて展開を強化する。

消防庁が検討中の要請事項（一例）は概ね以下のような内容。

・Ｊアラートと連携する情報伝達手段が１手段のみの団体は、速やかに新たな手段を整備しＪアラートと連携すること。

・情報伝達手段を有しているがＪアラートと連携していない場合は、その連携を進めること。

ＪアラートＷｅｂ放送中継システムは、Ｊアラートの中継放送にとどまらず、Ｊアラート受信機、防災行政無線放送設備（パンザマスト含む）、防災メール（登録制メール）配信システム、ＦＭ防災放送設備などの放送機器や情報配信サービスが想定外の機能不全に陥った場合でも、自治体職員のスマートフォンから住民のスマートフォンや施設の放送設備に一斉放送を可能にするバックアップ放送機能（モバイル告知放送機能）を標準搭載していることが特徴。

有事の際に情報を寸断させないよう、またミサイルや自然災害情報を住民がどこにいても受けられるよう、情報難民をゼロに近づけるための情報伝達手段として効果が期待される。

ＳＫＹ－ＮＥＴＷＯＲＫ株式会社

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