【映画が映す内戦・テロと震災・津波】シンポジウム・上映会「喪失の中の祈りと覚悟」(2018年5月18日、混成アジア映画研究会+国際交流基金アジアセンター)
内戦・テロや自然災害などによってもたらされる大きな喪失を経験した社会は、その喪失をどのように受け止めてきたか。バリ島爆弾テロ事件を題材にした『天国への長い道』(2006年)、インドネシアから独立した東ティモールの舞台とした『ベアトリスの戦争』(2013年)、そしてスマトラの津波からの復興過程にあるアチェを舞台とする『海を駆ける』(2018年5月公開予定)をもとに、災いを経験した人々が喪失をどのように受け止め、再び立ち上がっていこうとしているのかを考えます。
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「喪失の中の祈りと覚悟―映画が映す東南アジアの内戦・テロと津波・震災」
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●日時:2018年5月18日(金)13:45~20:30
●会場:国際交流基金 ホール[さくら](東京都新宿区四谷4-4-1)
●概要:
内戦・テロや自然災害などがもたらす喪失を経験した社会は、その喪失をどのように受け止めてきたでしょうか。のように受け止めてきたでしょうか。本シンポジウムでは、バリ島爆弾テロ事件を題材にした『天国への長い道』、インドネシアから独立した東ティモールの舞台とした『ベアトリスの戦争』、そしてスマトラの津波からの復興過程にあるアチェを舞台とする『海を駆ける』という3つの東南アジア映画をもとに、参考上映会と地域研究者によるシンポジウムを通じて、災いを経験した人々が喪失をどのように受け止め、再び立ち上がっていこうとしているのかを考えます。『海を駆ける』の深田晃司監督も特別ゲストとしてディスカッションに参加します。
●プログラム:
13:45 開会
14:00~16:00 参考上映(1) 映画『天国への長い道』
16:15 シンポジウム
報告1「語り得ぬ痛みを分かち合う:テロの語りへの挑戦」西芳実(京都大学)
報告2「紛争はいかに語り継がれるのか:女たちの経験」亀山恵理子(奈良県立大学)
特別ゲスト:深田晃司(映画監督)
モデレーター:山本博之(京都大学)
18:40~20:30 参考上映(2) 映画『ベアトリスの戦争』
●参考上映作品情報
■『天国への長い道』(インドネシア、2006年、115分、DVD)
監督:エニソン・シナロ、言語:インドネシア語・英語(日本語・英語字幕)
世界最大のイスラム教徒人口を抱えるインドネシアはイスラムの名によるテロをどう受け止めたのか。9.11以降に「テロとの戦争」が世界化する中で発生したバリ島爆弾テロ事件を、テロの企画者、実行犯、地元の人々、報道の4つの視点から描くことで恨みの連鎖を避ける道を探る。
■『ベアトリスの戦争』(東ティモール、2013年、101分、DVD)
監督:ルイギ・アキスト、ベティ・レイス、言語:テトゥン語・インドネシア語(日本語・英語字幕)
インドネシア軍による全面侵攻以降、東ティモールにおいて占領が女たちにどのような影響をもたらしたのか。ベアトリスの夫は虐殺を逃れたものの行方不明になるが、16年後に村に帰ってくる。だが、ベアトリスはその男性が夫であることに確信がもてない。
●参考作品(※本シンポジウムでの上映はありません)
■『海を駆ける』(日本・インドネシア・フランス、2018年、107分)
監督:深田晃司、言語:インドネシア語・アチェ語・日本語・英語
インドネシアのバンダ・アチェの海岸で倒れている謎の男が発見される。災害復興の仕事をしている貴子はその謎の男にラウ(インドネシア語で「海」)と名付けて預かることになる。貴子と息子のタカシたちの周辺で、謎の男ラウはさまざまな奇跡と事件を巻き起こしていく。2011年の東日本大震災を経て、深田監督のたっての希望で、2004年の津波被害の傷跡を今も残すアチェ州で約1か月のオールロケを敢行。2018年5月26日より劇場公開。
●主催:混成アジア映画研究会、国際交流基金アジアセンター
●協力:京都大学東南アジア地域研究研究所
●詳細情報
http://personal.cseas.kyoto-u.ac.jp/~yama/film/event/20180518laut.html
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企業情報
企業名 | 混成アジア映画研究会 |
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代表者名 | 山本博之 |
業種 | その他サービス |
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