7月30日発刊 「和風住宅vol.23」~数寄屋建築の魅力を探る~
和風住宅vol.23 日本伝統の住宅建築の美しさを伝え続ける和風住宅。単に住宅というハード面だけでなく、伝統和風がつくり出してきた日本文化も含めて、その良さを紹介。 今回は「数寄屋」を特集。そもそも数寄屋とは何なのか、数寄屋の住宅の美しさはどこにあるのか、実際の建築を交えながら見ていく。
新刊「和風住宅vol.23」 2018年7月30日発刊
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「和風住宅vol.23」 特集「数寄屋の魅力を探る」(特集ページの扉より)
「数寄」とは「好き」が転じたものといわれている。風流を好み、何かにとりわけ自らの趣向をこらすことが「数寄」とされたようだ。茶人たちは、厳格な書院造りの決まりごとを省き、型にとらわれず、自由に材料を選んで軽妙洒脱な茶室をつくった。虚飾を除き、無駄を省き、内面を磨いて客をもてなす精神がそこには宿っている。質素ながら洗練された意匠がそこには見られる。
そうした姿勢をもった建築は茶室にとどまらず、「数寄屋造り」と呼ばれるようになった。しかし、本来は個性的で自由なデザインが特徴であるから、数寄屋には定まった用紙区がないことになる。
数寄屋の心を引き継いでいくことは、日本の文化を繋いでいくことにならないだろうか。
コンテンツ
特集「数寄屋の魅力を探る」
京都市・松雲荘 対談:吉村篤一×木原千利
ポスト数寄屋を考える 山本良介
数寄屋のつくりと特質 矢ヶ崎善太郎(京都工芸繊維大学)
時間を貯める 和の住まい(建築家和風住宅作品)
泉幸甫 川口通正 降幡廣信 大西憲司
数寄屋大工の仕事
近代数寄屋の三巨匠 堀口捨己 吉田五十八 村野藤吾
知っておきたい茶室の知識
和の魅力があふれる住まい(一流和風住宅作品)
和のある暮らし 南部鉄器 組子 曲げわっば
和風住宅の知識
名建築探訪 八勝館(堀口捨己)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――本体価格3,000円+税 A4変型 244頁
ISBN 978-4-86527-085-3
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