アイキャッチ画像

人口減・過疎化・設備不足に直面する”へき地”医療の未来を、現役の臨床医が語る!オンライン診療のリアルな活用事例などがわかる公開講座を、三重県鍼灸会館で開催

講師は、”へき地”の神島(かみしま)で診療所の所長を務める、小泉 圭吾先生です。人口減少と高齢化が進むなか、へき地医療の課題は「医師を配置すること」から「どのように医療を届けるか」へと変わりつつあります。講座の参加費は無料で、医療資源としての鍼灸師(しんきゅうし)を活用するためのヒントも学べます。

一般社団法人三重県鍼灸師(しんきゅうし)会(事務所所在地:三重県津市、会長:岡田 賢)は2024年10月6日(日)に、「地域医療の現場について『神島とへき地医療のこれから』」と題した令和6年度第3回学術研修会・市民公開講座を、三重県鍼灸会館(三重県津市)にて無料開催いたします。

 

▼ 地域医療の現場について『神島とへき地医療のこれから』|案内ページ(三重県鍼灸師会公式ウェブサイト):https://harikyu.mie.jp/mie/7290/

 

 

■十分な医療設備がない環境における、診察や治療の実態を紹介

国際的に見てもトップレベルといわれる日本の医療。国民皆保険制度の整備も後押しして、世界有数の長寿国の実現に大きく貢献しています。その一方で、医師の配置状況には地域によって大きな差があり、あらゆる人に医療を届けるうえでの課題となっています。こうした医師の偏在が生じる要因の1つには、医師の多くが都市部での勤務を希望し、離島を含むへき地を避ける傾向にあることが指摘されています。

 

厚生労働省の定義によれば、へき地とは「交通条件及び自然的、経済的、社会的条件に恵まれない山間地、離島その他の地域のうち医療の確保が困難であって、『無医地区』及び『無医地区に準じる地区』の要件に該当する地域」を指します。人口減少や高齢化により、へき地医療を取り巻く問題は今後ますます深刻になると考えられます。そこで三重県鍼灸師会では、課題解決の糸口として、へき地医療の実態や医療資源である鍼灸師に着目しました。医療設備が十分とはいえない状況で、医師はどのように診察・治療を行っているのか、オンライン診療はどのような形で行われているのかを学ぶため、へき地医療に従事する医師を招いた研修会・講座を開催します。

 

 

■「医師を配置すること」から「どのように医療を届けるか」へのシフトチェンジが加速

講師は、鳥羽市立神島(かみしま)診療所の所長を務める小泉 圭吾先生です。神島は、鳥羽港から約14キロメートル北東にあり、へき地に指定されています。周囲わずか4キロメートルほどの小島ですが、三島由紀夫の小説『潮騒』の舞台として有名です。階段や坂道が多く高齢者には住みにくいと思われる環境ですが、住民の方々は島に愛着を持ち、元気に日々を送っています。小泉先生は、神島で人生を全うしたいという住民の希望に応えるため、神島での医療提供に尽力されています。

 

神島では若者の流出によって高齢化が進み、現在では人口のほぼ半数が65歳以上となっています。人口減少と高齢化はへき地医療に共通する背景。近年の医療政策では「医師を配置すること」から「どのように医療を届けるか」へ、方針の転換が始まり、オンライン診療をはじめとする新しい技術の活用が進んでいます。

 

十分な医療設備がない場所での医師の診断・鑑別方法や工夫を学ぶことは、鍼灸師の臨床の現場においても極めて有意義でしょう。また、へき地・過疎地など、慢性的に医療が届きにくい地域があるほか、自然災害によって避難生活を強いられ、一時的に医療のアクセスが困難になるケースも珍しくありません。そうした状況下で、鍼灸師は医療資源として大きな役割を果たすと考えられます。講座では、これからの医療を考えるとともに、今後の鍼灸師のあり方についてのヒントも紹介。講座の後は、フリートークができる茶話会も予定しています。へき地医療に関心のある鍼灸師や医療関係者の方々に、ぜひ参加していただきたい講座です。

 

 

■地域医療の現場について『神島とへき地医療のこれから』|開催概要

<日時>2024年10月6日(日)13時00分〜16時00分(現地参加のみ)

<会場>三重県鍼灸会館(三重県津市栄町2丁目325番地)

<講師>小泉 圭吾先生

鳥羽市立神島診療所 所長・三重県医療保健部 へき地医療総括監・三重県地域医療研修センター(METCH)センター長

<会費>無料

<単位>日本鍼灸師会の会員は「(公財)東洋療法研修試験財団生涯研修制度」の「4単位」を取得できます。

<申込先>

・Peatix:https://r6-3th.peatix.com

・電話:059-227-3345(三重県鍼灸師会事務所)

・メール:harikyu_mie@vesta.ocn.ne.jp(三重県鍼灸師会事務所)

<申込期限>2024年10月4日(金)16時

<問い合わせ先>一般社団法人 三重県鍼灸師会

・電話:059-227-3345

・メール:harikyu_mie@vesta.ocn.ne.jp

 

 

【一般社団法人三重県鍼灸師会について】

事務所所在地:〒514-0004 三重県津市栄町2丁目325番地

代表者:会長 岡田 賢

設立:2013年4月(創設:1935年4月)

電話番号:059-227-3345

メール:harikyu_mie@vesta.ocn.ne.jp

URL:https://harikyu.mie.jp/

事業内容:

鍼灸学術の医学的研究及び振作高揚に関する事業

鍼灸業務の振興に関する事業

鍼灸師の資質向上及び養成に関する事業

その他会員の相互扶助に関する事業その他これに関連する事業



ログインするとメディアの方限定で公開されている
お問い合わせ先や情報がご覧いただけます

添付画像・資料

添付画像をまとめてダウンロード

企業情報

企業名 公益社団法人 日本鍼灸師会
代表者名 中村 聡
業種 医療・健康

コラム

    公益社団法人 日本鍼灸師会の
    関連プレスリリース

    公益社団法人 日本鍼灸師会の
    関連プレスリリースをもっと見る

    • クリックして、タイトル・URLをコピーします
    • facebook
    • line
    • このエントリーをはてなブックマークに追加

    プレスリリース詳細検索

    キーワード

    配信日(期間)

    年  月  日 〜 年  月 

    カテゴリ

    業界(ジャンル)

    地域