ダイニチ工業 家庭用石油ファンヒーター「FW-SGXタイプ」「FZタイプ」が2018年度グッドデザイン賞を受賞しました
ダイニチ工業(株)[ 新潟市南区:社長 吉井久夫] は、2018年10月3日、家庭用石油ファンヒーター「FW-SGX タイプ」と「FZ タイプ」で2018年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。 ダイニチ工業がグッドデザイン賞を受賞するのは、1992年の業務用石油ストーブ「FM-811」以来26年ぶりです。また、開放式石油ファンヒーターとしては、2002年以来16年ぶりの受賞です。
ダイニチ工業(株)[ 新潟市南区:社長 吉井久夫] は、2018年10月3日、家庭用石油ファンヒーター「FW-SGX タイプ」と「FZ タイプ」で2018 年度グッドデザイン賞(主催: 公益財団法人日本デザイン振興会) を受賞しました。
ダイニチ工業がグッドデザイン賞を受賞するのは、1992 年の業務用石油ストーブ「FM-811」以来26年ぶりです。また、開放式石油ファンヒーターとしては、2002 年以来16 年ぶりの受賞です。
【受賞製品について】
■受賞製品名称:FW-SGXタイプ
■デザイナー:株式会社プレーン 渡辺弘明 川﨑孝典 柴田詠一
■グッドデザイン賞ウェブサイトでの紹介ページ:http://www.g-mark.org/award/describe/47307?token=NWvZ19ZIfu
■製品リリース:https://www.dainichi-net.co.jp/news/6410/
■受賞製品名称:FZタイプ
■デザイナー:ダイニチ工業株式会社 デザイン室
■グッドデザイン賞ウェブサイトでの紹介ページ:http://www.g-mark.org/award/describe/47308?token=XUP0t5BjoM
■製品リリース:https://www.dainichi-net.co.jp/news/6401/
ダイニチ工業本社の展示コーナーに製品を展示しております。ご来社前にご連絡をいただければご説明をさせていただきますので、お気軽にご連絡ください。
【グッドデザイン賞とは】
1957 年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。受賞のシンボルである「G マーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。
(出典:グッドデザイン賞公式webサイト http://www.g-mark.org/)
■FW-SGXタイプについて
【製品概要】
SGX タイプはダイニチ石油ファンヒーターの新たなフラッグシップモデルとして石油暖房の快適性を追求した商品です。従来は一定角度に固定されていた温風吹出口フラップを回転可動採用により、火力に応じた温風特性の向上を図ります。運転停止時、可動フラップはフラットになり、すっきりした佇まいも重視しました。従来機種より運転開始から温風吹き出しまでの時間を11 ~ 12.5%短縮、更にターボ運転機能により、快適温度までの到達時間を短縮しました。
寒冷地で長い冬を過ごし、寒さから一刻も速く解放されたい人の為に、石油暖房の快適な風をデザインした商品で、企画・開発・設計・金型・プレス・塗装・組立・検査の全工程新潟産です。
【デザインが生まれた理由/背景】
現在石油ファンヒーターを生産しているメーカーは当社を含め4社のみ(開放式石油暖房機カテゴリにおいて) であり、燃焼機器という特長から性能面や使用材料等で厳格なJIS 規格があり、各社がその中で製品化を進めています。
灯油を燃焼させることで、その熱量がすべて室内に放出される開放式において燃焼効率は100%となりますが、室内温度分布のムラが、灯油を無駄に消費させる原因となっていました。
また、近年の高齢化社会を鑑み、少しでも快適で健康に冬を過ごせること、お年寄りには重労働の給油作業を1シーズンで1回でも減少させてあげたいという思いから、満遍なく室内を暖められれば、無駄な燃焼を減らすことができ給油作業減少と快適性の向上に繋がると考え、可動式フラップ機種作製が必要であると判断し製品化に至りました。
【デザイナーの思い】
寒冷地で寒さを乗り切る道具として欠かせない速暖性石油ファンヒーターにおいて、快適温度確保はもとよりすっきりコンパクトな見え方に注力しました。フロントベゼルは広くゆったりした操作パネルで人感センサーまで樹脂で一体にするため、金属ボディーに大きく穴を開ける必要がありました。可動フラップ構造部限界の幅まで正面視を絞り稜線R を小さくし、操作パネル周囲はカットした面をプレス限界の縁取りで確保、ボディー剛性を落とすことなく金属プレス成型で実現させました。2トーンボディーと合わせ、灯油タンクを内蔵するが故のボリュームを小さく見せる配慮にも繋がりました。
より低い位置への温風吹下ろしと部屋の隅へ送風を無駄なく行うため、可動フラップはボディー前面ギリギリにレイアウト、未使用時にはボディーとほぼ同面になります。トップシェアメーカーとして業界牽引と市場活性化を促し、お客様に心地よく過ごしていただける商品を今後も模索します。
【審査委員の評価】
回転可動式の温風吹出口を持ち、高い機能性を備えた石油ファンヒーターである。機能に対してコンパクトな印象を受けるが、前面パネルの造形処理や2トーンボディーの巧みなデザインに依るところも大きい。前面パネルは金属プレス成型で作られているが、大きな穴が空いているにも関わらず高いボディー剛性が保たれているところに、技術とデザインが一体となって製品開発が行われたことが伺われる。
部屋を速く暖める工夫や、給油回数を少しでも減らす工夫など、寒冷地に暮らす人々への暖かな配慮が感じられるデザインである。
■FZタイプについて
【製品概要】
暖房機器の主力商品である家庭用石油ファンヒーターで、このような広い空間を暖めるためには、複数台数設置したり、大型の業務用石油ストーブを使用することにより、広い設置面積を必要としていました。ご使用者のこの悩みを解消するため、家庭用石油ファンヒーターには従来はなかった高暖房出力を備えた本商品を開発しました。高暖房出力を実現するために必然的に本体サイズは大型化し、設置した際には圧迫感が感じられますが、これを解消するための工夫を凝らしたデザインとしました。
このデザインにより、住宅のみならず、事務所、店舗や集会所など、多くの人が集まる場所で使用され、使い心地の良さを実感していただけるものと考えています。
【デザインが生まれた理由/背景】
住環境の変化で、より高暖房出力の暖房機が求められるニーズに対して、温風を360°方向へ吹き出す業務用石油ストーブが使用されていましたが、住宅ではストーブ周囲の安全な距離を確保することが難しく、結果的に室内の中央に設置せざるを得ませんでした。また、業務用石油ストーブは、本体と灯油タンクが一体化しているため、給油時には灯油を満たした重い灯油ポリタンクをストーブまで運ぶ必要があり、住宅においては灯油の飛び散りによる汚れやポリタンクの汚れが床面に付着する、灯油の入ったポリタンクをストーブ付近に放置してしまう危険性につながる問題点もありました。
本商品は、石油ファンヒーターと同様に室内の壁面に近い場所に設置することができ、またカートリッジ式の灯油タンクを搭載することで給油時の不満を解消しました。また、冬季以外でも本体を室内に設置したままでも住環境に圧迫感を与え難いデザインとしました。
【デザイナーの思い】
開発陣のみならず設計や製造部門の協力を得られて実現することができたこと、また、商品を世に出すことによって、安全で快適な冬を過ごすことができるご使用者が増えることを考え、大きな喜びを感じています。本商品の使用場所は住宅を想定していますが、これまでにない暖房出力であることおよび外観デザインであることにより、幅広い場所で使用されることを願っています。日本は今、観光立国を目指した施策により海外からの観光客が増加しています。公共施設の広空間、旅館の玄関やロビーなどで海外の方の目に触れるようになることも夢です。
室内で燃焼し室内に排気する石油ファンヒーターには高い技術力と安全性を求められており、このような暖房機器は世界でも類を見ません。設計、金型製造、プレス加工、塗装、電装基板そして完成品の製造のすべてを新潟で行い、それが日本全国に広がり、世界中の方より注目していただけることの願いを込めた一品です。
【審査委員の評価】
高暖房出力を備えつつも、デザインの工夫によって実際よりも小さく感じられ圧迫感がないことが評価された。また安全性や作業のしやすさも従来品から改善されており、石油ファンヒーターとしての機能を最大化しつつも親しみやすい製品となっている。また、圧迫感をなくすための台形シルエットは、同時に安定性を考慮して設計されていることが伝わり安心感にも繋がっている。
【グッドデザイン賞受賞展「GOOD DESIHN EXHIBITION 2018」に出展】
本年10月31日(水) から5 日間にわたり、東京ミッドタウンで開催される、最新のグッドデザイン全件が集まる受賞展「GOOD DESIGN EXHIBITION 2018」において、「FW-SGX タイプ」と「FZ タイプ」が紹介されます。
会期:10月31日(水)~11月4日(日)
会場:東京ミッドタウン(東京都港区六本木)
http://www.g-mark.org/gde2018/
【ダイニチ工業株式会社について】
本社:〒950-1295 新潟県新潟市南区北田中780-6
代表者:代表取締役 吉井久夫
URL:http://www.dainichi-net.co.jp/
石油ファンヒーター最大手のメーカー。石油燃焼機器の専門メーカーとして培ってきた技術を活かし、2003年度より加湿器の販売を開始いたしました。ダイニチは製品の設計から組立、検査にいたるまで、徹底した品質
管理のもと、新潟の工場で行なっています。
より質の高い安定した製品をお届けするために、ダイニチのものづくりはこれからも日本製です。
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企業情報
企業名 | ダイニチ工業株式会社 |
---|---|
代表者名 | 吉井 唯 |
業種 | その他製造業 |
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