顧客サービス価値誘導モデルの開発
産業技術大学院大学橋本研究室(東京都品川区,所長:橋本洋志,以下橋本研究室という)は2020年2月11日、サービス価値を誘導するモデルの一環として、「5つのサービスフレームワーク(以下、サービスモデルという)」を発表いたします。
【サービスモデルとは】
1:痩身
行動心理コントロールによる痩身サービス価値誘導モデルを提案します。
痩身は「今までの生活を変えなければならない(無理をしなければならない)」という自己制御力が必要であり、顧客に負担を与えるとともに、結果として負の効果(効果不十分、リバウンド等)に帰着する例が多く報告されています。本発表では行動心理学的な因子、特に競争心、協同性が送信サービス価値誘導に有効ではないかとの仮説を立て、ヒト試験結果および独自の解析方法により痩身サービス価値誘導モデル考案しました。
2:CS向上
ワークショップを通じて美容室における各美容師の実体験に基づいた知見を集め、個々のオリジナリティと掛け合わせることで、満足度を向上させ、リピート率(ロイヤリティ)向上に繋げます。
3:教育
学習効果(点数と学習継続性)によって、WEBサイトの機能と学習意欲の相関性を見つけることで、
既存のネット教育の問題点としての「継続性」「即時性」「相互促進」上の不足を改善し、「ゲーミフィケーション」を応用するサイトを制作します。
4:感性評価
2次元画像における形のデザインと色彩が、人の心理にどのように影響を与えるかについて、視覚心理実験を通して解明いたします。
5:技能伝承
技能伝承を支援する仕組みは、動画の分析やモーションキャプチャなど、たくさんの試みがなされており、これらのデータは必要以上に取得可能ですが、どのように活かすかが課題となっております。そこで、これらのデータを活かすサービス・手法を考案し、独立したサービスとして商用化すべく、その試験サービスを開始いたします。
【サービスモデル提案の経緯】
従来、企業は[B to Customers(Consumer/Business:一企業が顧客多数を一括して相手する)]で製品・サービスを提供するというビジネスモデルにより、成長を遂げてきました。一方、昨今のICT(Information and Communication Technology)の進展により、顧客行動データの“見える化”により、[B to Customer, またはB to Community(一企業が顧客多数を個別に相手する、または1コミュニティを相手にする)]なるビジネスモデルが生まれております。さらに、現在D2C[Direct to Consumer:流通業者などの他社を介さず、商品を製造する企業が自分たちで直接商品を売る業態]モデルの台頭もあり、顧客どうしでサービスを高めあうようにもなってきております。企業はこういった環境変化に対応することで、より大きな顧客価値を生み出すことができるため、既存の製品・サービスの見直しに迫られています。そこで、このような環境変化の下、顧客サービス価値改善のためには、価値誘導方法の確立(顧客サービス価値誘導モデルの構築)が必須であります。考慮すべき要素は、テーラーメイド性、ラビット性、確実性であると我々プロジェクトチームは考え、本モデルを提案することとなりました。
【産業技術大学院大学橋本研究室について】
橋本研究室は、技術のゲートウェイ(異なる分野を技術で結びつける)とし研究・活動を行っています。
・人間の知的で高度な活動を支援する技術の研究開発
・福祉介護機器やサービスの設計,創造力の発想支援,ヒューマンインタフェース設計,他
中小企業支援のための産業技術、機械、器具の研究開発,高精度ダイヤモンドバイト製作,超平面パネル蒸着,サービス設計、他
【本件に関するお問い合わせ先】
企業名:産業技術大学院大学橋本研究室
担当者名:石井 隆之
E-Mail:z14084ti@aiit.ac.jp
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企業情報
企業名 | 産業技術大学院大学橋本研究室 |
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代表者名 | 橋本 洋志 |
業種 | コンピュータ・通信機器 |