artless が手がけた4作品、香港デザインセンター主催の権威あるデザイン賞【 DFA Design for Asia Awards 2021 】を受賞

【 DFA Design for Asia Awards 2021 】
Gold Awardに松本十帖。由縁別邸、toggle hotel suidobashi、 hotel tou nishinotoin kyoto の3作品もMerit Awardをそれぞれ受賞。

 

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DFAアワード ( Design for Asia Awards) について  

DFAアワードは社会におけるデザイナーの役割を支え、アジアにおいて大きなインパクトをもたらした優れたリーダーシップやデザインおよびプロジェクトを称えるために、2003年に香港デザインセンターによって創設されました。
創設以来、アジア独特の視点で優れたデザインを評価し、卓越したデザインを称える賞として、優れた人材や企業のデザインプロジェクトを国際舞台に紹介する登竜門となっています。DFAアワードは「アパレル＆アクセサリーデザイン」、「コミュニケーションデザイン」、「環境デザイン」、「プロダクト＆工業デザイン」の4つの主要なデザイン分野に分かれて作品の公募が行われています。

【参考】DFAアワードについて(主催者ページ)
https://dfaawards.com/en/index/

【参考】2021年度 ​DFAアワード2021 プレスキット (主催者配信)
https://bit.ly/3oQMQbQ
 

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【GOLD Award 受賞】 松本十帖  

「松本十帖」は、株式会社自遊人がプロデュースする地域活性化プロジェクトです。長野県松本市・浅間温泉にある貞享3（1686年）創業の歴史を持つ老舗旅館「小柳」の再生を契機に、浅間温泉全体のエリアリノベーションを目指しています。敷地内には、元々の建物を改装した「松本本箱」と「小柳」という２つのホテルがあり、宿泊者以外も利用できるブックストア、ベーカリー、ショップ、レストラン、などを併設しています。また、敷地外にも空き家を活かした「おやきとコーヒー by artless craft tea & coffee」「哲学と甘いもの。」という２つのカフェを展開しています。

 

artless inc.は、「松本十帖」のロゴをはじめ、グラフィック、サイネージ、ユニホーム、レセプションカフェのコラボレーションなど包括的なブランドデザインを担当しました。

ロゴは、松をモチーフとした家紋をシンボルに、繊細でモダンな書体を組み合わせてデザインしています。家紋は、紋章上繪師の波戸場承龍氏とartlessで共作。全て曲線で構成するという手法で描かれています。古くからの歴史継承しつつ、新たな文化を生み出していく、そんな思いを込めてロゴデザインしました。サインやステーショナリーの中で使われている様々なデザインの形は、ロゴの中で使用している書体のディテールからインスパイアを受け、１つ１つ丁寧に作っています。また、各施設によってレイアウトや表現の仕方を少しずつ変え、全体の統一感を図りつつも、個性溢れるそれぞれの建築や空間のコンセプトに沿ってデザインしています。ブランドカラーには、松本の景観や、建築のマテリアルから連想される「利休鼠」「生成」「石版」「真鍮」など日本の伝統色を選定し、和の落ち着きと上質な佇まいを表現しました。

▼artless archive page ｜   松本十帖
http://www.artless.co.jp/alog/portfolio/matsumoto-jujo/

 

 

【Merit Award 受賞】 由縁別邸 代田  

「由縁別邸 代田」は、東京世田谷の閑静な住宅地に位置する「市中の山居」がコンセプトの温泉旅館です。世田谷代田の周辺は、古くから自然環境の心地よさと都市的な利便性が共存した場所であり、萩原朔太郎や斎藤茂吉など多くの文士たちが好んで暮らしていました。緑と風情のある土地柄を生かした屋敷風の建築には、温泉やサウナ、割烹・茶寮も併設されています。クリエイティブディレクション・建築インテリアデザインは、本旅館の運営も行うuds 株式会社が担当しています。

artless inc.はブランディング及びアートディレクション、V.I.、ロゴ、グラフィック、サイネージからアメニティ、グッズまで、包括したブランドデザインを担当しました。

ロゴデザインは、書家 武田双龍氏の書を用い、屋敷の格子からインスパイアを受けたグリッドで構成。そして「onsen ryokan 由縁シリーズ」で使用している家紋を彷彿とさせるロゴマークを横に添えています。ブランドカラーには、こけむした老木や庭石を想起させる日本の伝統色の苔色と、晒す前の自然の木綿の生地色を表現した生成りをベースの色に選定し、落ち着きと柔らかさを表現しました。また館内のサインには、ロゴのグリッドを継承したレイアウトを採用。濃い茶色（憲法色）とグレー（石板色）の色を用いることで、視認性を保ちながらも建築や空間に馴染むサインを実現しました。

 

▼artless archive page ｜  由縁別邸 代田
http://www.artless.co.jp/alog/portfolio/yuen-bettei-daita/

 

 

【Merit Award 受賞】 toggle hotel suidobashi  

「toggle hotel suidobashi（トグルホテル水道橋）」は、JR中央線、首都高速5号線、そして神田川が交差する特異な角地に建つホテルです。その時の気分や気持ちの“切り替え“をトグルスイッチに例え、気持ち=MODE の切り替えが自由にできる居心地のいい空間を提供したい、という想いから “toggle” と名付けられました。建築デザイン監修及びインテリアデザインはkda（クライン ダイサム アーキテクツ）が担当し、「on/off, your style」をコンセプトに、外観や全84室あるゲストルームが全てバイカラーでデザインされており、多彩な過ごし方を提案しています。

artless inc.として、v.i. を中心としたブランドデザイン（ロゴ、v.i、グラフィック、サイネージ、ウェブ、グッズ、アメニティ、カフェメニュー、フードディレクション）を担当しています。
ロゴデザインやオリジナル書体など、Logram inc.の阿南圭吾氏とのコラボレーションによるアートディレクションおよびデザインを行っています。

ロゴデザインは、ホテル名「toggle」のコンセプトである上下や左右に動かすことによってオン・オフを切り替えられる、トグルスイッチから着想。on/off を表現する為に、文字の上下半分に見えない部分をつくることで動きの出るレイアウトにし、トグルスイッチの要素である円と長円形のみで文字を設計しています。また、バイカラーで構成されるホテル全体のインテリアに合わせ、ルームナンバーや階数表記のためのオリジナル書体を設計し、遊び心や個性が感じられるデザインを図っています。

 

▼artless archive page ｜  toggle hotel suidobashi
http://www.artless.co.jp/alog/portfolio/toggle-hotel-suidobashi/

 

 

【Merit Award 受賞】hotel tou nishinotoin kyoto  

京都の世界文化遺産である「西本願寺」と重要文化財である「東本願寺」の間、駅前の喧騒から離れた閑静な西洞院通沿いに位置する「hotel tou nishinotoin kyoto」。ホテルコンセプトは「奥」。「光と影」や「間合い」を丁寧にデザインすることで、京都という土地で悠久の時を経て築き上げられた伝統や文化の奥深さを体現した空間になっています。クリエイティブディレクション・建築インテリアデザインは、は谷尻 誠氏と吉田 愛氏が率いるSUPPOSE DESIGN OFFICE（サポーズ デザイン オフィス）が手がけています。

artless inc.はブランドネーミングやブランドコンセプト構築をはじめとする B.I. (brand identity)の部分から参画し、そして、ロゴタイプや書体などV.I.（visual identity）の構築、グラフィック、サイネージ、ステーショナリーなど、ヴィジュアル・ブランディングを手がけました。

ブランドカラーには銅をベースとした色を選定し、文字の濃淡で陰影を表現したステーショナリーを展開。また、実際に銅で作られたサイネージは京都の碁盤の目を想起させるレイアウトにより、インテリアとの融合を図っています。奥行きを感じさせる日本らしい抽象的な表現で、曖昧さと心地よく寄り添うブランド・コミュニケーションを構築しました。

 

▼artless archive page ｜  hotel tou nishinotoin kyoto
http://www.artless.co.jp/alog/portfolio/hotel-tou-nishinotoin-kyoto/
 

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artless inc.  
artless inc.は、 東京を拠点に、大阪、京都、軽井沢とブランチおよびサテライトオフィスを構え、日本、中国、アジア、ヨーロッパ、アメリカ、オセアニアと、国内外問わず活動するグローバル・ブランディング・エージェンシーです。

グローバルとローカルというバイリンガルな視点を軸に、ブランディングの上流工程であるビジネス戦略、ビジョン構築、社会課題設定など、ビジネス・ストラテジーや B.I.（ブランドアイデンティティ）のフェーズから、ロゴや V.I. （ヴィジュアル・アイデンティティ）の構築、タイポグラフィ、グラフィック、サイネージ、そして、建築、インテリア、ランドスケープ などのフィジカルなデザインからウェブや UI などのデジタルコミュニケーションまで、すべてのデザイン領域における包括的なデザインコンサルティングおよびアートディレクションを行います。

URL：http://www.artless.co.jp/


about  shun kawakami  
artless inc. ceo ＆ creative director
川上 シュン

グローバル・ブランディング・エージェンシー artless Inc. 代表。日本と海外を行き来しながら、独学でデザイン、アート、ビジネスを学び、グローバルとローカルの融合的視点を軸としたブランドストラテジーからアートディレクション、デザイン、そして、建築やインテリア、ランドスケープまで包括的なデザインコンサルティングを行う。

NY ADCなど国内外のデザインアワードを多数受賞している。artless business consulting ltd. の ceo として、ビジネス戦略、新規事業開発、事業運営、ファイナンスなど包括的なビジネスコンサルティングも行っている。

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