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使用する地元・桑名海苔は1月27日御祈祷式 桑名海苔を味わう恵方巻の販売について ~地元産業を見つめ直す機会を~

 明治10年創業で38店舗を展開するうどん店 株式会社歌行燈(本社:三重県桑名市、代表取締役:横井健祐、以下「歌行燈」)は、2022年1月から老舗ローカルチェーンならではの在り方を模索する取り組みをスタート。第二弾として、のりのふくい(株式会社福井 代表取締役:福井慶則)とコラボレーションし、良質な海苔産地として知られる桑名の海苔を味わう恵方巻きを販売致します。   昨今の収穫量の減少に伴い、加工・販売業者も減少傾向にある日本の「海苔」。海苔の魅力に触れ、地域の産業を見つめなおす機会の創出を狙います。つきましては、海苔の厄除開運の祈祷式を1月27日に執り行います。

■背景①:良質な海苔産地として知られる三重県桑名市

 三重県桑名市は、木曽三川から供給される栄養に恵まれた好漁場で、良質な海苔産地として知られています。


 

■背景②:海苔の収穫量と取り扱い業者の減少

 近年の海洋環境の変化や担い手の高齢化などにより、海苔養殖業を取り巻く状況は厳しさを増しています。桑名市内の海苔問屋も10軒あった最盛期から、現在は2軒となっています。

 また水産庁によると、昨今
の海水温の上昇などの海洋環境の変化によって海苔の収穫量が減少。それに伴い海苔の生産・加工・販売に携わる企業や従事者も減少傾向にあり、2009年には34万tを超えていた養殖海苔の生産量が、2019年には25万tまで減少。生産枚数も1998年には100億枚以上あったものが、2009年には80億枚、今年は60億枚ほどになる可能性があるといわれています。

※引用文献:「食品データ館」HPより https://urahyoji.com/nori-yoshoku/

 

■背景③:「百年先にのりをつなげる」をミッションに掲げる「のりもも」

 海苔はかつて年間100億枚生産されるうち7%前後は贈答品として消費されていました。しかし、バブル崩壊前の1985年(昭和61年)をピークに市場は縮小、減少の一途を辿っています。また現在、海苔の生産量のうち、約72%は業務用として流通し、その半分がコンビニ向けとなっています。※2。さまざまな品質がある海苔ですが、贈答品の需要の減少など「のりの味を楽しむ」という機会や感覚(文化)が日本から減っています。

 2021年7月、海苔に纏わる現状を課題視し「百年先にのりをつなげる」をミッションに掲げて新ブランド「のりもも」を立ち上げた株式会社福井。そのコンセプトに共鳴した歌行燈は、飲食店側として桑名の海苔に関心を持ってもらうきっかけ創りを行うことで、海苔を未来へ繋げていく力添えを出来ればと考えています。株式会社福井では、桑名海苔の普及と市内の子供たちの健康を祈願して、桑名市海苔問屋協同組合を通じて、市内の幼稚園・小学校に桑名漁連から寄付された海苔を加工した板海苔を寄贈する活動を30年以上行っていいます(昨年度7200枚)。※1 全国海苔貝類漁業協同組合連合会参照 ※2 食品新聞推計

 

■背景④:恵方巻を普及する足掛かりを創った海苔問屋

 今や節分の日には当たり前のように食べられるようになった恵方巻。起源は所説あるものの、江戸時代から食べられているという古い説もあり、近代の恵方巻が始まったのは戦後に大阪で寿司店の組合や海苔問屋の組合が閑散期の販促として始めたものが、昭和~平成にかけて全国的に一般化したと言われています。

 

■城南神社について

 今回海苔のご祈祷をいただく城南神社(桑名市安永816)は、太陽神である天照大御神に加え、豊宇気毘売神(とようけびめのかみ)と保食神(うけもちのかみ)という食物の神様が祀られており、神社のある安永という土地も天武天皇のお言葉から成り立ったと言われている大変縁起の良い場所です。

 1月27日AM11::00より、グループ全店で販売する全ての恵方巻に使用する海苔をこちらの神社でご祈祷をいただきます。

 

■恵方巻きについて

販売日    2月3日木曜日

販売方法   各店舗へ引き取り

予約締め切り 2月2日水曜日

販売内容   店舗により異なる 詳細はHPまで www.utaandon.jp/shop.php

       (例:歌行燈桑名市内店舗 本店・桑名駅前店・大山田店 下記写真  

          下段:海鮮太巻き1,620円 上段右:海老天太巻き1,296円 

          上段左:節分恵方巻1,080円 全て税込み)

お問い合わせ・ご注文は各店舗まで

 

■今後の展開 地元産業との取り組み 桑名は蛤だけじゃない!

 今後も飲食店として地域産業の活性・持続化を目指した連携を強め、活性化に尽力していく次第です。

生産地連携として第一弾で1月18日より行っている、未利用・低利用魚を活用した商品展開も継続して行います。未利用・低利用魚の活用のみならず、各方面の産地での課題に向き合って、生産者と連携したキャンペーンを展開していきます。また、産地見学・体験ツアーや産地直送商品の販売なども視野にいれ、継続して地域貢献活動を行っていきます。

 

■株式会社福井について

代表取締役:福井慶則 創業:昭和37年 所在地:三重県桑名市安永1560-1

入札・仕入から自社で一貫して行い、海苔の製造販売だけでなく、あおさ・海老・昆布などシーフードを使った食品を全国の外食産業に向けて販売を行っている。

「百年先までのりをつなげる」を想いとした新ブランド「のりもも」(株式会社百福 https://www.norimomo.com/)を立ち上げた。三重県多気町のリゾート商業施設VISONにショップを開設し、海苔の美味しさや海苔を食べる楽しさを伝える活動を行っている。https://nori-fukui.co.jp/

 

■株式会社歌行燈について

代表取締役社長:横井健祐  創業:明治10年(1877年) 本社所在地:三重県桑名市末広町40番地

明治10年創業のうどん・そば料理店。本店・本社を三重県桑名市に置き、愛知岐阜三重と関東に国内で38店舗を展開。明治の文豪・泉鏡花の名作「歌行燈」の作中に登場するうどん屋が古き日の「志満や」であり、その後「歌行燈」へ店名を変えた。現在は「歌行燈」のみならず「やじろべえ」「歌行燈ゑべっさん」「四代目横井製麺所」などを運営している。http://www.utaandon.jp/ 


 



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企業情報

企業名 株式会社歌行燈
代表者名 横井健祐
業種 外食・フードサービス

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