「ひまわり霧情報」の提供開始について

財団法人日本気象協会(本社:東京都豊島区、会長:松尾 道彦)は、気象衛星ひまわりの観測データから霧発生域を推定する「ひまわり霧情報」システムを、学校法人東海大学(東京都渋谷区、理事長:松前達郎)と共同開発しました。「ひまわり霧情報」は9月16日よりインターネットのホームページで提供を開始します。

 霧の発生は陸海空の交通機関や農業分野などに深刻な影響を与えますが、霧の発生状況を面的に把握する情報はこれまで存在しませんでした。
今回開発した「ひまわり霧情報」は、気象衛星ひまわりが観測している複数チャンネルのデータを利用し、霧や下層雲の赤外放射特性の違いや太陽光の反射特性を考慮して霧(または下層雲)の発生域を推定し、霧(または下層雲)の濃さに応じてランク分けをした情報です。気象衛星ひまわりの観測が行われるほぼ30分毎に、データを更新して提供いたします。
本情報は、交通機関の安全管理や運用の効率化、また農業分野の被害軽減などに役立てていただけるよう、インターネットのホームページで試験的に提供を行うほか、今後ファイル形式によるメッシュデータの提供も予定しています。
なお、ホームページの情報は平成21年3月末まで無料でご覧いただけますが、4月以降は有料でのご提供となります。この情報の利用については、下記問い合わせ先へご相談ください。
              
1.「ひまわり霧情報」の内容
「ひまわり霧情報」は、東海大学情報技術センター中島孝准教授のグループが進めている人工衛星からの雲観測の研究成果を活用したもので、下記のような特長をもったサービスです。

・霧が発生していると推定されるエリアを、霧の濃さに応じてランク別に表示
・情報の更新頻度はほぼ30分毎
・対象エリアは日本近海域(東経120度〜150度、北緯20度〜50度)
・メッシュデータの解像度は約4km×4km

  インターネットアドレス「http://micos-sb101.on.arena.ne.jp/fog-info/
※ 無料で閲覧するためには、あらかじめ http://www.jwa.or.jp/の問合せ先より申請していただき、ID&Password
をご入手ください。なお、申請いただきましてもご期待に添えない場合もございますので、その際はご容赦ください。
                     
2.問合せ先
財団法人 日本気象協会 営業統括本部 営業戦略部 営業開発課 広報担当:田中、寺谷
TEL:03-5958-8179, FAX:03-5958-8177, http://www.jwa.or.jp/の問合せ先

企業情報

企業名 財団法人 日本気象協会
代表者名 松尾 道彦
業種 未選択

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