遺伝子組み換え食品は悪者じゃないのです【書籍発売『もしもがんを予防できる野菜があったら』】
株式会社幻冬舎は『もしもがんを予防できる野菜があったら』(山根精一郎 著)を2月24日に発売しました。本書は遺伝子組み換え食品に関するトピックが網羅された本です。また、本書は紀伊國屋横浜店、大手町ビル店、玉川高島屋店で週刊ランキング1位を獲得しています。
◆遺伝子組み換え食品は体に良くないって本当?
遺伝子組み換え食品には「何となく怖い」「体に良くない」「大企業が支配」といったネガティブなイメージを持つ人が少なくありません。しかし著者は、長年に渡って遺伝子組み換えの事業に携わってきた経験から、食糧問題や地球温暖化問題の解決に貢献するテクノロジーであり、日本の農業を救う可能性を秘めていると主張しています。当然私たちの健康や生活にも深く関わります。本書はそんな遺伝子組み換え食品に対する誤解を解き明かし、メリットをていねいに説明した本です。
◆遺伝子組み換え食品でガンが予防できる?
遺伝子組み換え食品のメリットは多くあります。消費者にとっては栄養価がアップした食品が食べられるようになり、生産者である農家にとっては収穫量の増加、農薬散布量の減少をもたらします。大量生産と安定供給が可能となることで生ずる食糧問題への貢献、温室効果ガス削減による地球温暖化問題への貢献、さらに、医療分野では、iPS細胞の開発やコロナワクチンを含む治療薬の大量生産を可能とするなど、多くのメリットがあります。毎年多くの日本人を悩ませる花粉症も、遺伝子組み換え食品を使った治療法が現在注目されていますし、がんを予防する食品の研究開発も行われています。
これだけメリットのある遺伝子組み換え食品がなぜ普及しないのか。そこには、ネガティブな先入観があるからにほかなりません。本書ではその疑問を細かく取り上げます。例えば「遺伝子組み換え食品を食べるとがんになる?」といった疑問に著者はデータを用いて鮮やかに否定して行きます。「子供や孫への影響がある?」という疑問には「遺伝子組み換え技術で生み出されるタンパク質は消化管で分解され蓄積されない」と科学的に否定しています。
◆先入観にとらわれず、科学者の心を持つことの大切さ
著者は科学的なものの見方をすることの重要性を本書の中で繰り返し述べます。それはどのようなものなのでしょうか。
・根拠に乏しい情報を鵜呑みにして自分の考えにしない
・最先端の科学者の主張に耳を傾ける
・「絶対に安全な食品」「絶対に食べてはいけない食品」と白黒の二項対立を作らない(そもそも安全性が100%確認されている食品は存在しない)
・情報に対しては常に批判的、客観的な態度を持つ
専門的な知識を身に着けなくとも、ちょっとした心がけでフェイクニュースに操られないようになります。
◆遺伝子組み換え作物の第一人者が説く真実
著者の山根精一郎(やまね せいいちろう)さんは、農業に関する事業を幅広く手がける株式会社アグリシーズの代表取締役社長を務める人物です。東京大学大学院を修了後、大手バイオ化学メーカーの日本法人である日本モンサント株式会社に約40年に渡り勤務、後半は日本法人の代表取締役も務めました。25年以上にわたって遺伝子組み換え作物に携わってきた人物であり、いわば遺伝子組み換え食品のプロと言えます。あいまいなイメージの次元にとどまらず、客観的かつ科学的な立場に立ったプロの言葉に触れてみてはいかがでしょうか。遺伝子組み換え食品に対する先入観がなくなるはずです。
【書籍情報】
『もしもがんを予防できる野菜があったら』(2022年2月24日発売)
¥1650税込)
Amazonページ短縮URL: http://ur2.link/YpAW
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企業情報
企業名 | 株式会社天才工場 |
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代表者名 | 吉田浩 |
業種 | 新聞・出版・放送 |
コラム
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