間違ったアンチエイジングに注意【書籍発売『その常識、あなたの老化を早めます』】

◆インナービューティーこそ重要

本書ではいくつかのキーワードが提示されていますが、もっとも大きなものはインナービューティーです。日本語だと内側からのケアといった意味になります。本書では「身体全体を健康に整えること」として紹介されています。著者は「体の機能が整えば、自然な美しさと治癒力はもれなくついてきます」と述べます。外見だけをキレイに整えるのは間違いなのです。

◆お肌のNG事項は？

お肌のケアは日常的に行うものですが、多くの間違いがあります。本書では「肌のよくあるNG」が事例で解説されています。「ふきとりシートの多用は肌を傷つける」「毛穴の黒ずみは絶対に縮まらない。冷温ケアで代謝を上げることこそ重要」「目の下のクマ取りは様々な原因がある。むしろ体全体のケアに目を向けるべき」といったものです。ちょっとした日常生活でも重要なポイントは多くあるとわかるでしょう。このほか本書では飲み物や食べ物に関してもNG事例の解説がされています。

◆ストレス対策はどうすればいい？

日常生活で健康や美容の大敵と言えばストレスです。こちらの対策はどのようなものがあるでしょうか。

・乾燥が気になるのでスチーマーを付けて眠る（メンテナンス不足だと部屋中にカビが出ることも。絞った濡れタオルをかけるだけで翌朝まで持つ）

・寝付きが悪いのでサプリを使用（まずはスマホを手放すべき。アロマも効果的）

・健康のために週4でジム通い（50代以上ならば週2以上はかえって負担に）

・毎日1万歩ウォーキングをしている（歩数よりも歩く時の姿勢が重要）

やはりポイントを抑えたストレス対策が重要だとわかりますね。本書では「自宅でできるセルフケア」の方法も多く紹介されていますから、まずは正しい手法でできることから試してみることが重要でしょう。

◆表裏一体の美と健康を極める

著者の佐藤忍（さとうしのぶ）さんは、子供の頃は体が弱く大病も患った経験もあるそうです。やがて、20歳の時に、身体全体を一つの繋がりと捉えるイギリスの「ホリスティック医療」に出会います。その後、ベルギーでアロマセラピー、フランスメディカルハーブを学び、独自の「ハーブ免疫療法」を生み出し、大阪で「サロン・ド・ノーブル」を開き、これまで4万2千人に支持されてきました。「美と健康は表裏一体」という著者の言葉は多くの事例と経験に裏打ちされたものだと言えるでしょう。

【書籍情報】　　

『その常識、あなたの老化を早めます』(2022年4月28日発売）

¥1650(税込)

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