ビジネス成功の鉄則は「応援力」【書籍発売『「売れない」が「売れる」に変わる魔法の「応援力」』】
株式会社コスミック出版は『「売れない」が「売れる」に変わる魔法の「応援力」』 』(武下浩紹 著)を5月18日に発売しました。本書は、独立採算でイチゴ農家を営み年商1億円を達成した著者の紆余曲折と、成功の秘訣となった「応援力」について取り上げた本です。
◆JAを卒業し年収1億円に
著者は26歳で実家のトマト農家に就職。3年後にイチゴに転換、当初はJA(農業協同組合)に所属していましたが自由な価格設定ができないことから共同出荷を卒業し、独立の道を選びました。そこで1箱1万円の高級イチゴの販売を始めますが、苦労の連続であったそうです。その内容は出荷品質に満たないイチゴを大量に廃棄、1週間に2度もイチゴ泥棒に遭うなど散々です。それでも苦労を乗り越え現在は年商1億円を達成。そのサクセスストーリーが描かれています。
◆情報力よりも応援力?
商品を売るために必要なものは応援力であると著者は述べます。著者はボランティアやコンサルティングを通じて他業種の人々の積極的に関わってきました。そこで自分中心ではなく他者を考える「利他」を意識することにより、成功へ至ったそうです。さらにお客さんは商品を買っているのではなく「人を通してモノを買う」体験を求めていると気づきます。
◆クレーマーは感謝の手紙?
著者の業者は100%返金保証をうたっているだけあり、多くのクレームを受け取ってきました。商品を9割食べて「おいしくない」と返してきたユーザーはブラックリスト行きですが、建設的なアドバイスや批判を届けてくる相手には感謝の手紙を送ってきたそうです。こうした多くの経験を通し著者はお客さんを知っていったと言えるでしょう。
◆どん底経験も披露
著者は自身のどん底の体験も隠すこと無く記しています。29歳でイチゴ農家を始めるも、設備投資をしても単価を上げられないジレンマからJAを卒業。最初は苦労の連続でしたが「年商1億円」という高い目標を掲げることで、応援してくれる人が次々と現れたそうです。「負けを認めると応援者がどんどん現れる」という著者の言葉はリアリティのあるものでしょう。ただ、応援してもらうだけではありません。そこから「応援した人を巻き込んで、もう一度はい上がる」姿勢こそ重要であると著者は述べます。
◆応援力は応用可能?
著者が述べる応援力は著者自身の例(イチゴ農家)だけに当てはまるものではありません。ほかの事例も本書では取り上げられています。
・飲食店の未来チケット(クーポンとは異なり、純粋にお店を応援する気持ちが生きる)
・東日本大震災被災地のサバ缶メーカー(被災を免れた大量のサバ缶を、「希望の缶詰」として販売、復興への思いが人を動かす)
・アイドル業界は応援ビジネス(ファンとの濃密なコミュニケーションが売り)
やはり根本にあるのはこの人と商品を支えたいという「応援力」だとわかりますね。著者は「商品は人によって磨かれる」「人は人によってのみ磨かれる」と述べます。商品を作るのではなく、どう売るか、そして誰が売るかが重要だとわかるでしょう。
◆失敗から学ぶ
著者の武下浩紹(たけしたひろつぐ)さんは、福岡でイチゴの産直ファームを経営する楽農ファームたけした代表を務める人物です。多くの人の応援をもとに新たな課題に挑戦し続けることで成功を得ました。「チャレンジには成功か成長しかない」という著者の前向きな言葉は力強く響いてくるものがあります。
【書籍情報】
『「売れない」が「売れる」に変わる魔法の「応援力」』(2022年5月18日発売)
¥1540(税込)
Amazonページ短縮URL: http://urx.red/UnYp
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企業情報
企業名 | 株式会社天才工場 |
---|---|
代表者名 | 吉田浩 |
業種 | 新聞・出版・放送 |
コラム
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