巻き爪の放置は全身の健康にも悪影響？【書籍発売『巻き爪は切るな!』】

◆10人に一人が悩んでいる？

巻き爪は日本では10人に1人、1200人が悩んでいると言われています。さらに、年齢層も関係なく未就学児から高齢者、老若男女関係なく幅広い人が巻き爪を患っているそうです。その症状は軽度のものから重度のものまでさまざまで、中には自分で巻き爪に気付いていない人もおり、予備軍まで含めれば2000万人近くに達するそうです。そんな国民病と言える巻き爪に向き合ったものが本書です。

◆チェックリストも用意

本書では自分が巻き爪に該当するかどうかのチェックリストがあります。「ハイヒールを良く履く」「外反母趾」など該当する項目から原因をていねいに解き明かしています。肩凝りや頭痛の原因が巻き爪といったこともあるそうです。巻き爪は爪だけではなく足、さらには全身の健康へ繋がる問題だとわかるでしょう。図解や写真などもふんだんに使われていますので、読むだけじゃなく見た目からのチェックも可能です。

◆自分でできる改善と予防のセルフケア

巻き爪は重度の場合は治療が必要ですが、自分でできる改善や予防のためのセルフケアも重要であり、本書はその方法も紹介されています。

・フィットプリント（足跡）から、足の状態の把握（巻き爪になりやすいかをチェック）

・理想的な靴を履く（本当のサイズや、遊び分のゆとりである「捨て寸」を意識）

・靴紐の結び方も意識（正しい靴紐の結び方を図付きで解説）

・ヤスリによる爪ケアを効果的に活用（タイミングは3〜4週間に一度、V字カットはNG）

・歩き方も意識（かかとからの着地が理想的）

・タオルギャザリングも効果的（床のタオルを足の指で引き寄せる）

・栄養素も重要（爪は健康のバロメーター、意識すべきはカルシウムよりもタンパク質）

すぐにでも始められるトピックが網羅されています。さらに、巻き爪の痛みが出てしまった場合などの応急措置の方法も取り上げられています。

◆巻き爪治療のスペシャリストが教える実用書

著者の寺建文博（てらだてふみひろ）さんは全国29店舗の巻き爪専門院を展開するグループ会社を統括する株式会社アステラ代表取締役を務める人物です。仙台巻き爪矯正院仙台駅前通り院院長のほか、巻き爪技療士師範、足靴アドバイザーなど多くの肩書を持つ。いわば巻き爪のスペシャリストであると言えるでしょう。本書では「こんな治療は受けてはいけない」といった情報も取り上げられていますので、実用的な本です。巻き爪に悩む人だけでなく、自分の足で一生歩ける健康を目指す皆におすすめの一冊です。

【書籍情報】　　

『巻き爪は切るな!』 (2022年7月23日発売)

¥1540(税込)

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