『雪下のマグマ 伯爵夫人の自叙伝』が発刊される
2023年1月、待望の『雪下のマグマ 伯爵夫人の自叙伝』(マリー・ダグー著 近藤 朱蔵訳)が発刊される。
青山ライフ出版(所在地:東京都港区芝5-13-11 401 代表取締役 高橋範夫)が発刊する『雪下のマグマ 伯爵夫人の自叙伝』(マリー・ダグー著 近藤 朱蔵訳 A5判、502ページ 4500円+税)の概要は次のとおりである。
■『雪下のマグマ 伯爵夫人の自叙伝』の詳細
本書は既刊『巡礼の年』(マリー・ダグー著 近藤 朱蔵訳 青山ライフ出版)の原著、Memoires, souvenirs et journaux de la comtesse d'Agoult の最初から446頁まで、つまり原著の中核部分を注釈、索引も含めて完訳したものである。
さらに翻訳者の訳注も豊富に付加されている。
19世紀フランスの貴族の生活、社交界の詳細を語った自叙伝。
マリー・ダグーが、自身の生まれ育った環境から、結婚、社交界、リストという愛人との失踪劇、その後の作家としての日々に至るまで、詳細に記録したもの。
原著の注釈に加えて、翻訳者の注釈が豊富にあるため、500ページもの大著となっている。
マリー・ダグーが著名なのは、作家としてというよりも、
伯爵夫人という恵まれた環境にありながら、
家庭を捨て、天才作曲家フランツ・リストと、今で言う駆け落ちをしたことにある。
伯爵夫人の逃避行
1805年、裕福な銀行家の家に生まれたマリー・ダグーは、1827年にダグー伯爵とパリで盛大な結婚式を行い、伯爵夫人となる。
伯爵との間に、ルイーズとクレールの2人の娘が生まれる。
理想の結婚、何不自由のない暮らしであったが……
1832年、伯爵夫人は、天才ピアニストで作曲家の若きフランツ・リストに出会い、恋に落ちる。
家庭を捨て、リストとの逃避行が始まる。
しかも、それは、長女を病で亡くしたばかりの時だった。
母としての悲しみと、恋の喜びを同時に体験していた。
マリーとリストは、バーゼル、ミラノ、 ヴェネチア、 フィレンツェ、ルガーノ、ジェノヴァ、ローマ、ピサなど各地を転々とする。
マリーはその間に、2人の子供を産む。1837年にコジマ、1839年にダニエルが誕生する。
その後、パリに戻り、家族と和解し、財政的な支援も受けられるようになり、サロンを開き、多くの小説家、音楽家、画家らと交流しながら、自身も作家としての活動を行った。
リストとの関係は1844年で終わった。
その後は文筆活動に専念するが、晩年はうつ病に苦しみ、1876年に亡くなった。
その回想録と自叙伝は、19世紀フランスの上流社会、社交界の貴重な記録と言える。
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