インフォリーフ、鳥インフルエンザ対策システムの共同研究・開発パートナーを募集

農林水産

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インフォリーフ株式会社（本社・東京都品川区、代表取締役・古瀬幸広）は植物エッセンス・GSEを使うウイルス対策システム・MISTECT®を、鳥インフルエンザ対策に活用する研究開発のパートナーを募集します。 MISTECTはGSE（Grapefruit Seed Extract）を屋内の露出表面に自動コーティングする装置で、クリニックや音楽ホール、高齢者施設、保育園などでの稼働実績があります。共同研究の内容としては、鶏舎におけるMISTECTの有効性の確認、および設置ノウハウの獲得を予定しています。当社の問い合わせフォームからお申込みください。

GSEはグレープフルーツ種子から抽出した植物エッセンスで、天然の抗菌・抗ウイルス剤として食品や化粧品、点鼻薬、除菌剤などに活用されてきたものです。新型コロナウイルスや鳥インフルエンザウイルスをはじめとする、800種類の菌・真菌・ウイルス・寄生虫を抑制する効果が確認されています*1。

提案の背景

1983年にアメリカやメキシコで高病原性鳥インフルエンザの発生が確認されて以来、高病原性ウイルスの拡大と変異を防ぐために、関係者は殺処分を続けてきました。にもかかわらず、2010年頃には野鳥の死亡で、高病原性鳥インフルエンザウイルスが自然界にひろがりはじめていることが確認されていました。

そして2022年後半からH5N1型鳥インフルエンザが世界で同時発生。2023年に入り、哺乳類への感染が世界で観察されています。人への感染例も増えました。致死率53％ともいわれる高病原性ウイルスであるH5N1が、自然界でパンデミックを起こしていることが確定的な状況です。

国内でも今シーズンの殺処分数は全国で1500万羽を上回り、過去最高となっています。ここまで感染がひろがると、鶏舎の感染予防力を強化するしか対処法はありません。しかし現状、それがとても難しい。全体を除菌するには、鶏に健康被害を出さない薬剤を使う必要があるからです。

GSEは鳥インフルエンザウイルスを抑制することが確認されている植物フラボノイドです*2。かつ、ヒトにも安全性が高く、海外では小鳥のケージの清掃にも使われています。そして室内を濡らすことなく、露出表面全体にGSEを付着させるMISTECTは、鶏舎内の環境を悪化させることなく、鶏舎内に侵入した鳥インフルエンザウイルスを抑制する可能性が高いと考えられます。

それだけでなく、殺処分従事者が防護服を着脱する場面で利用すると、感染リスクを下げる効果も期待できるシステムです。

お申し込み方法

当社ウェブページのお問い合わせフォームからお申込みください。相談も受け付けます。

インフォリーフ株式会社お問い合わせフォーム

https://www.infoleaf.co.jp/inquiry/

参考記事

GSEと鳥インフルエンザウイルス、MISTECTについては、こちらの記事を参照してください。

「植物のチカラで新型コロナ／鳥インフル／菌と戦う」

https://furuse-yukihiro.info/2023covidcolumn14/

注記

*1 John P. Heggers, et al. 2004
The Effectiveness of Processed Grapefruit-Seed Extract as An Antibacterial Agent: II. Mechanism of Action and In Vitro Toxicity
https://www.liebertpub.com/doi/10.1089/10755530260128023

*2 Miyuki KOMURA, et al. 2019
Inhibitory effect of grapefruit seed extract (GSE) on avian pathogens
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6451896/

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