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リアリズム彫刻家・上路市剛氏の初期作品から最新作までを収録した初作品集『受肉|INCARNATION』の刊行にあわせ、作品集刊行記念展を6月7日(水)から開催

上路市剛氏の最新作「ダビデ」をはじめとするリアリズム彫刻シリーズや、人間の日焼け跡から着想を得た抽象画の平面シリーズ「Border」など、多数の作品を発表。個展開催期間中の6月17日(土)からは、東京・銀座の会場Gallery MUMONにおいて作品集の先行販売も実施します。

アート専門出版社の合同会社アートダイバー(本社:横浜市神奈川区、代表社員:細川 英一)は、彫刻家・上路市剛(かみじ いちたか)氏による初の彫刻作品集『受肉|INCARNATION』を2023年6月下旬に刊行します。また、これらの通常版に加え、上路氏による“オリジナル義眼”の作品&本をセットにした特装版も、部数限定(20部)で同時に販売を開始します。これにあわせて、6月7日(水)から24日(土)までの期間(*注)、東京都中央区銀座のGallery MUMONにおいて作品集刊行記念展を開催し、17日(土)からは会場内で作品集の先行販売も行ってまいります。
(*注)情勢により、変更の可能性もございます。URLなどで、随時ご確認ください。

 

▼ 『受肉|INCARNATION』(通常版):https://artdiver.tokyo/product/incarnation

▼ 『受肉|INCARNATION』(特装版)https://artdiver.tokyo/product/incarnation_sp

▼ 上路市剛作品集刊行記念展「受肉/Incarnation」(Gallery MUMON):https://mumon.artcafe.co.jp/exhibition/


■美術史上の名品から「同性愛的美意識」を発掘する試みも


<上路市剛氏について>
上路市剛氏は、歴史上の人物や美術史上の名作に登場する人物をモチーフとして、緻密で写実的な立体作品を制作する彫刻家です。その対象が実際に存在することを想定して、対象の骨格や肌の質感、頭髪などについて解剖学的な検証を行い、着衣を含む装飾物は時代背景などから考証し、その結果をもとに、高度な造形技術で徹底したリアルを追求します。制作過程では、それらを継承してきた人々の思いや社会情勢など、対象が歴史に残った理由や、“不朽の名作“といわれる作品の「作り手の情念や動機」などに迫っていきます。


■上路市剛氏からのメッセージ
今回の展示タイトルは「受肉」です。これは「神が人の形をとって現れること」という意味のキリスト教の用語です。私はこの現象を「神」を「美意識」と、「人」を「作品」と置き換えて、展示のタイトルとしました。

私の制作スタイルを表面的に説明すると「過去の名作をリアリズム彫刻に変換すること」となります。この表現は間違いではないのですが、その対象の定義が不正確です。私がリアリティを与えたいのは、表面上の「写実性」ではなく、人物表現を通じて巨匠たちが表現したかったであろう「美意識」の方です。

美術作品というのは、ただ単に技術的に優れているという理由だけでは、不朽の名作として世界的な評価を受けることはないでしょう。その奥には常人離れした強烈な執着や欲望が詰め込まれているはずです。その秘められたエネルギーを抽出し、私自身のエネルギーをも付加して作られるのが、私の彫刻作品です。神のごとく神格化された名作に込められた作り手の衝動を炙り出し、私というフィルターを通して固定化する。それこそが私が受肉させる彫刻の正体です。
(上路市剛)


■東京・銀座の個展会場で6月17日(土)より作品集を先行販売

東京都中央区銀座のGallery MUMONにおいて、作品展を開催するとともに、6月17日(土)からは作品集の先行販売も行います。今回の個展は、上路市剛氏の初となる作品集『受肉/INCARNATION』の発売を記念して開催されるものです。

 

個展名:上路市剛 作品集刊行記念展「受肉/Incarnation」
会期:2023年6月7日(水)〜6月24日(土)(*注)
営業日時:11:00~19:00(火曜〜土曜)
休廊日:日曜・月曜
会場:Gallery MUMON
所在地:〒104-0061 東京都中央区銀座4-13-3
電話番号:03-6226-2555
(*注)情勢により、変更の可能性もございます。URLなどで、随時ご確認ください。
▼ 「Gallery MUMON」URL:https://mumon.artcafe.co.jp/


■多様な社会における彫刻表現を提示
彫刻家・上路 市剛氏は、本物の人間と見紛うほどのリアルな彫刻を成立させるのは、その根底に対象への「同性愛的美意識」があるからだと語っています。美術史の裏側に隠されたこうした「美意識」を、現代を生きる作家のフィルターで強調することによって、美術史に新たなリアリティを与えるとともに、LGBTQ+が認められる多様な社会における彫刻表現を提示する作品集であるともいえます。


■書籍について(概要)
書名:『受肉|INCARNATION』
著者:上路市剛
寄稿:冨澤治子(熊本市現代美術館)、 菅原康志(自治医科大学形成外科客員教授、造形医学研究所所長)
ページ:92ページ(カラー60ページ)
製本:コデックス装
サイズ:B5変型
デザイン:小林すみれ
ISBN:978-4-908122-22-4
一般発売:2023年6月下旬より全国主要書店およびWEB書店で販売
※先行発売:2023年6月17日(土)より(合同会社アートダイバーWEBサイト、個展会場などで販売)


【合同会社アートダイバーについて】
所在地:〒221-0065 神奈川県横浜市神奈川区白楽121
代表者:代表社員 細川英一
設立:2014年7月
電話番号:045-281-3081
URL:https://artdiver.tokyo/
事業内容:出版、編集



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企業情報

企業名 合同会社アートダイバー
代表者名 細川 英一
業種 新聞・出版・放送

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